前日、邪道&外道を一蹴した桜庭&柴田が、ライガー&KUSHIDAと対決。KUSHIDAにとって桜庭は、高田道場時代のコーチでもある。
ゴングを待たずにKUSHIDAが桜庭へドロップキック。同時にライガーが柴田に襲い掛かり、混乱の中で試合がスタート。
すると桜庭が、張り手連打、膝蹴り、ハイキックでKUSHIDAを倒し、脇腹にローキックを浴びせる。そして、仰向けになったKUSHIDAの脚にローキックを入れると、大ジャンプで体を飛び越え、顔面にストンピングを投下。
KUSHIDA対柴田の場面。柴田が張り手で挑発すると、KUSHIDAが片脚タックルでテイクダウンを狙う。だが、柴田がこれを切り、スリーパーホールドを極める。
さらに柴田は、フライングメイヤーから背中にローキック。そして、逆片エビ固めを極めるものの、ライガーがカットする。
苦しくなったKUSHIDAは、ハンドスプリング式ニールキックで控えの桜庭を場外へ追いやり、自分を押さえつけている柴田を振り切り、ライガーの掌底を呼び込む。さらにライガーが、桜庭に串刺し掌底を食らわせ、場外の柴田にはエプロンからのミサイルキックをお見舞い。
ここでKUSHIDAは、桜庭をその場飛びムーンサルトプレスで押し潰し、すぐさまチキンウィングアームロックを狙う。しかし、桜庭が三角絞めに切り返し、場外では柴田がライガーをスリーパーホールドで分断。たまらずKUSHIDAが力尽きた。
試合終了直後、真壁が乱入して柴田と番外戦を開始。それをセコンド、ライガー、桜庭がなんとか引き離した。
すると、真壁が置き去りにしたチェーンを桜庭が拾い、柴田の首にかける。これで柴田がなおも真壁を挑発するが、それ以上の乱闘は回避された。
——昨日KUSHIDA選手が、レスリングの師匠として桜庭選手の名前を挙げていました。今日の試合は、特別な気持ちで臨んだようですが?
桜庭「師匠?師匠を踏んずけましたよね?足の裏で踏んずけやがったよ。僕はそんな“教え”はしてません。昔、何年前だろう?10年前くらい前かな?一緒に練習してた時から比べると、勢いはついてますね。ただ昨日もそうだったんですけど、俺ら襲われてばっかりだよね?!」
柴田「そうですね」
桜庭「正々堂々とやりましょうよ!」
柴田「ちゃんとゴング鳴ってから、始めるってどうですか?」
桜庭「入場を逆にしてください。そしたら、俺らが奇襲しますんで」
——KUSHIDA選手に“気後れ”みたいなものは感じましたか?
桜庭「いや、全然。タイミングでタックルとかも入ってきてたんで、そこはちょっと僕、読めたんで潰しましたけど」
——これまでの試合に比べると、楽しんだ部分はあった?
桜庭「僕はライガーさんと、もうちょっとやりたかった。でも、奇襲きたから、イラッときちゃった」
——柴田さんは?
桜庭「柴田くんは、ライガーさんとも真壁さんとも、モメるねぇ〜」
柴田「モメますね」
桜庭「それが柴田くんのいいとこなんで」
——それだけ意識している?
柴田「僕が?そうでしょうね。こっちは別に意識してないんで」
——東京ドームの試合に関しては?
柴田「ゴリラちゃん!やるならやるで、出てくんのはいいけど、やらないじゃん、いつも。ね?意味がわかんねぇ。口だけの、プロレスってのは、はよくないですよ!言うだけ言って。と、思いますね。出てきて、若手に抑えられるっていう。昨日もそうじゃないですか?要するにやらないんだから。やるなら、ドームでしっかりやるよ」
——「そこまで待ってくれ」と?
柴田「待つもなにもないですよ。やるならやるでいいし。特にもう、なにも話すことないですね」
桜庭「ありがとうございました!」
柴田「ありがとうございました!」
ライガー「俺はどこも痛んでないぞ!柴田がなんだ!桜庭がなんだ!総合でどうだったか関係あるか!俺達はずっとプロレスを守ってるんだ!新日本プロレスを守ってるんだ!その俺達にあの二人が関係あるか!どこも痛んでないぞ。どこも痛んでないよ。五体満足ピンピンしてるわな!KUSHIDAだって、桜庭とどういう関係だっから知れねぇよ。知らねぇけども、向こうはアイツを狙ってきた。なんで俺を狙わねぇんだ?! 俺がヤツをブチ殺すからだ。それをわかってるからだろうが?真壁がどうのこうのじゃねぇよ!こうなったらよ!ドームのカード変えろよ!クソボケ!!俺は新日本プロレスをずっと、このプロレスのリングを守ってきたんだ!出たり入ったり、テメーらの好きなようにさせるか!ボケコラ!!『プロレスが一番スゲー!』って、シンスケも言ってるだろうが!レスラーみんなそう思ってるわ!ここ(腕)が違うわ!」
※KUSHIDAはノーコメント