NJPW 40th anniversary Tour WORLD TAG LEAGUE 2012

日時: 2012年11月20日(火) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・TOKYO DOME CITY HALL
観衆: 1,900人

第8試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2012』Bブロック公式戦

小島聡
デイビーボーイ・スミスJr.

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　10月8日両国、11月11日大阪のIWGPタッグ戦で激闘を展開したテンコジとK・E・Sが、Bブロック公式戦で激突。
　
　テンコジの奇襲で試合開始。アーチャーを場外へ追いやると、スミスを捕まえて波状攻撃を開始する。
　しかし、アーチャーが天山の死角を突いてタッチを行ない、合体ラリアット、ジャンピングボディプレス＆ギロチンドロップを敢行。
　これで今度はアーチャー組が天山を捕まえ、集中攻撃を開始。ローンバトルを強いられた天山は、スミスのフロントスープレックス、アーチャーのラリアットなどを食らい続け、完全に沈黙してしまう。
　しかし天山は、スミスが仕掛けたブレーンバスターを踏ん張り、反対に投げ飛ばす。そして、マウンテンボムで追い討ちをかけると、ようやく小島とスイッチ。
　その小島は、逆水平チョップ乱射、串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー！」からのダイビングエルボードロップでスミスに追撃。だが、スミスはパワースラムで逆襲。
　小島対アーチャーの場面。アーチャーが、滞空式ブレーンバスターで叩きつけ、串刺し攻撃を狙う。しかし、小島がかわしてコーナーへ激突させ、コジコジカッターで逆襲。
　天山対アーチャーとなり、天山がフライングショルダータックル、串刺しラリアット、カーフブランディング、アナコンダバイスと得意技を連発。しかし、スミスが乱入して天山をサイドバスターの体勢で捕らえ、アーチャーのギロチンドロップと同時にマットへ落とす。さらに、アーチャーがリバースDDTで追い討ちをかけ、キラーボムを予告。
　だが、天山が両脚キックでスミスを後退させ、小島がラリアットで場外へ蹴散らす。しかし、テンコジカッターを食らっても持ちこたえたアーチャーが、両腕ラリアットで天山と小島をまとめて吹き飛ばす。そして、天山をチョークスラムで叩きつけ、コーナー最上段からムーンサルトプレスを繰り出すが、かわされて自爆してしまう。
　すると、小島がスミスの腕にラリアットを食らわせ、DDTで排除。そして、アーチャーにラリアットをヒットさせると、セコンドのTAKAもラリアットで蹴散らす。そして最後は、天山がムーンサルトプレスでアーチャーにトドメを刺した。
　
　試合後、天山が「オッケー！よっしゃ！ 1勝やぞ、これで。まず1勝！この1勝おっきいぞ、オイ！この『TAG LEAGUE』、こっから行くぞ！一気に行くぞ、コジ！な？」とマイクアピール。すると小島も「俺たちが！世界で一番有名で、世界で一番カッコいいタッグチーム、天山・小島、略してテンコジだバカヤロー!!」と呼応し、自信満々で退場した。

COMMENT

天山「よっしゃー！　ありがとうコジ！」
※握手して
天山「まずは1勝！　こんなにうれしい１勝はないね？　このタッグリーグ。この前の試合でアイツらに何回もやられて。この前の大阪、その前の両国、アイツらには痛い思いさせられたからね。でも、今日はキッチリとリベンジできた。まずは1勝。この1年、俺ら、タッグをひっぱってきたものとしてな、テンコジが最後の最後にキッチリと締めないとアカンて。なぁ、コジ？」
小島「オッケー！　俺たちが、再結成したのが、ちょうど去年の今頃だ。な？　しかも去年のタッグリーグ終わってからなんだよ。つまりこの1年間ずーっとテンコジやってきたんだ。だから、今回は絶対に優勝しなくちゃいけない！　そのためにやってきたようなモンだ。俺たちは、たしかに新鮮味なんか何もねーよ。ただ、20年間やってきたものがある。20年だぞ？　この重み、おまえたち外国人二人にはこれっぽっちもわからねー。その歴史をこのタッグリーグでガッチリ見せてやる！」
天山「オッケー！　優勝や、おまえら見とけ！」
　　
スミス「クソ！　今日は敗れてしまった。だが、俺たちはまだIWGPタッグチャンピオンなんだ。このタッグリーグは必ず、俺たちが優勝する。そして、テンザン、コジには必ずリベンジしてやるからな！」
アーチャー「イエス。このベルトを見ろ、俺たちがタッグチャンピオンなんだ！　俺たちがイチバンなんだ。俺たちこそ、もっともデンジャラスで、誰もが恐れる存在……K.E.Sなんだ！　前に立ちはだかるもの、すべてを殺ってやる！」