NJPW 40th anniversary Tour WORLD TAG LEAGUE 2012

日時: 2012年11月20日(火) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・TOKYO DOME CITY HALL
観衆: 1,900人

第3試合 30分1本勝負
『WORLD TAG LEAGUE 2012』Bブロック公式戦

シェルトン・X・ベンジャミン
高橋裕二郎

MVP
田中将斗

境界線

10分08秒　ぶっこ抜きジャーマン

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　MVPとベンジャミンが、6月16日大阪以来にタッグを結成。対するは、初代NEVER無差別級王王者となった田中と、高橋（裕）のコンプリートプレイヤーズ。
　
　先発したのはベンジャミンと田中。ベンジャミンがヘッドスプリングとリープフロッグで抜群のバネを見せつけ、いきなりペイダート。これを田中が回避すると、アームホイップで投げ捨てた。
　MVP対高橋の場面。MVPが高橋をコーナーに振り、串刺しフロントハイキック。ところが、控えの田中がエプロンを走ってラリアットを食らわせ、場外戦が勃発。竹刀攻撃を受けたMVPの動きが止まってしまう。
　これで田中組のペースとなり、高橋がラリアット、顔面かきむしり、田中が串刺しジャンピングエルボーなどでいたぶり続ける。だが、MVPは田中の突進をかわしてロープへ激突させ、ようやく脱出に成功。替わったベンジャミンが、ラリアット、串刺しボディアタック、前方回転エビ固めからのアンクルホールドで田中に追い討ちをかけた。
　MVP対高橋の場面。トレイン攻撃からMVPがラリアット、連続串刺しラリアット、ボーリンエルボーとラッシュ。しかし高橋は、フィッシャーマンズスープレックスをフィッシャーマンバスターに切り返す。
　ここで田中が加勢に入り、MVPにジャンピングエルボーアタック。すかさず高橋が、ラリアットで続く。すると、MVPがカウンターフロントハイキックで高橋に反撃するが、田中がラリアットで吹き飛ばす。その直後、ベンジャミンが田中に飛びかかり、同体で場外へ転落。
　リング上のMVPは、高橋にエルボー連打、エルボースマッシュ、ショートレンジラリアット。次にプレイメーカーの体勢に入るが、高橋がタイガー服部レフェリーにしがみついて抵抗。
　そして高橋は、服部レフェリーを転倒させ、MVPの急所にキック。最後は、ぶっこ抜きジャーマンで勝負を決めた。
　
　試合後は、高橋がマイクでMVPを挑発した。

COMMENT

MVP「コンプリート・プレイヤーズと闘うのはこれが初めてではない。今までも同じようなことがあった。俺のタ○を蹴るような、あんな勝ち方して、一体何になるんだ?! 俺達はクリーンだ。俺達は世界でもグレートなタッグチーム“ブラックダイナマイト”だ。今夜はコンプリート・プレイヤーズにやられたが、次はユウジロウ・タカハシ、マサト・タナカ、オマエらを叩きのめしてやる！」

ベンジャミン「タナカ、オマエはまるでコンプリート・クソ野郎だ！」

MVP「コンプリート・プレイヤーズは、コンプリート・クソ野郎だ！」

田中「今年のドームで、同じカードで、ちょっと時間かかったかもしれんけど、リベンジ、それ以上のものを返したったから。そいでアイツらなんて言うとった？ゴチャゴチャと。汚い手でも勝てば点数入るやろ？そういうプロレス、ずっとやってきたんちゃうんか？WWEってよ、ああいうなんでもアリっていうことろで、やってきたんやろ？その人間が『汚い手』？ふざけんなオマエ！」

高橋「こっちも大変だ！あんなスモールナッツにキックをするんだぜ?! 狙うの大変だよ、ちっちゃくて」

田中「でも、オモロイヤツもおるしな。ベンジャミン、運動神経ええっていうのは認めるよ。あの跳躍力？それは確かにスゲーもんあるな。それだけは認めたるわ。でも、汚い手やろうが、なんやろうが、勝ちゃあいいんだよ。勝たなアカンねん、リーグ戦は。勝ったら点数入んねん。負けたら0点や。ほざくなっつうんだボケ！」

高橋「俺達は、コンプリート・プレイヤーズだよ。な？リングの上も、ベットの上も、俺のプレイはコンプリートだよ。これマジ!!」