NJPW 40th anniversary POWER STRUGGLE
- 日時
- 2012年11月11日(日) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,600人(超満員札止め)
-
第1試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- (第33代王者組)
- (SJTT優勝組/挑戦者組)
※TIME SPLITTERSが王座奪取。レフェリー|佐藤健太
MATCH REPORT
試合開始前、コズロフの強硬なアピールにより、ロシア国歌の斉唱が行なわれることとなり、超満員のファンが半ば強制的に起立させられる。そして、コズロフが大声を張り上げてロシア国歌を歌い上げた途端、乱闘で試合がスタート。
これでロメロ組がKUSHIDAを捕まえ、2人がかりの攻撃で攻め立てる。そんな中、ロメロが低空ドロップキックから連続串刺しラリアットを敢行。しかし、その途中でKUSHIDAがカウンター低空ドロップキックで逆襲。
さらにKUSHIDAは、トップロープを支点にしたバク転キック、スワンダイブチョップ、アームホイップでロメロに追い討ち。すると、ロメロがバズソーキックをかわし、ハンドスプリングエルボーを受け止める。
だが、シェリーが加勢に入り、ロメロにミサイルキック、コズロフにトラースキック。さらにシェリーは、KUSHIDAと共にコズロフへダブル串刺しエルボーを食らわせ、KUSHIDAを踏み台にした串刺しジャンピングエルボーで追撃。
その後、KUSHIDAがロメロをカニばさみで倒し、シェリーが前方宙返りで飛び込んで上体を起こす。そして、KUSHIDAが側転からのドロップキックをお見舞い。さらに2人はI-94の体勢に入るが、コズロフがシェリーを急襲。それでもKUSHIDAがパワーボムを狙うと、ロメロが前方回転エビ固めに切り返す。
これをKUSHIDAが返すと、ロメロは逆さ押さえ込み、飛びつき前方回転エビ固めでなおも3カウントを狙う。そして、得意のフェイント式バックスピンキックを繰り出すが、KUSHIDAがかわして延髄斬りでお返し。
しかしロメロは、カウンターアッパーブローで巻き返し、コーナー最上段からのダブルニーアタック、暗闇脳天式パイルドライバーで逆襲。すると、シェリーがコズロフをトラースキックで吹き飛ばし、ロメロをスライスブレッドで叩きつける。
そして、KUSHIDAとシェリーはコズロフを分断し、ロメロに串刺しダブルニー&延髄斬りのサンドイッチ攻撃。そこからI-94をさく裂させ、KUSHIDAが勝利を収めた。
試合後、悲願のIWGP Jr.タッグタイトルを手にしたKUSHIDAとシェリーは、観客席に飛び込んでよろこびを爆発させた。
COMMENT
シェリー「サンキュー!! ユー、ファーストタイム!!」
※ ガッチリ抱き合って
KUSHIDA「う〜ん。ベルトがズッシリと重いですねぇ。……ま、彼らは、『フォーエバー』といってたけど、気づいてたのは、このベルトこそが“永遠”なんですよね? ボクらは、過去、現在、未来と高々と宣言してますんで。勝った試合、負けた試合……雨の日も晴れの日も、常にちゃんと次の一歩を意識してやってきたのが、今日に、繋がったから、ホントにうれしいっすね。ハイ!」
シェリー「このベルトはクールだよ! ……フォーエバー・フーリガンズは『フォーエバー』と言っていたけど、今日、ボクらTIME SPLITTERSが永遠などないと証明できた。このオーサカでそのときが終わったことを証明できてうれしい。それに、KUSHIDAははじめてのベルトでしょ?」
KUSHIDA「イエス。ファーストタイム(ニッコリ)」
——しかもIWGPの文字が入ったベルトですからね。
KUSHIDA「いや〜〜。ちょっと、なんか、なんだろ? 信じられないっすね? でも、ホントにボクらの持ち物になったわけで。これ持って、試合会場も、カバンに入れて移動しなくちゃいけないと思うと、重いけど、うれしいっすね」
——そして、ここからはチャンピオンとして闘っていくことになります。
KUSHIDA「そうすね。6年前、『ハッスル』でデビューして、そして7年前に、メキシコでデビューしたときは、こんなこと想像できなかったし。IWGPに届くとか、アレックス・シェリーと組めるなんてことは、想像ができなかったから。次、今日からの未来も、自分で、決められた未来をぶっ壊していく! それがボクら、TIME SPLITTERSです」
——次のチャレンジャー候補は?
KUSHIDA「ネクスト、チャレンジャー、誰だろ?」
シェリー「誰でもいいよ。邪道&外道、Apollo55、ライガー&タイガー……。リマッチも受けてやるし、ボクらがタッグのレボリューションを見せてやる!」
KUSHIDA「今日もね、世界生配信でしょ? こんなにTIME SPLITTERSが、世界に新日本プロレスが打って出るには、いいコンテンツでしょ? USETREAMで挑戦者を募集してもいいですよ。日本語、英語、スペイン語でもね」