11月11日大阪で行なわれるIWGPヘビー戦・棚橋vs高橋、IWGP IC戦・中邑vsアンダーソン、IWGPヘビー挑戦権利証争奪戦・オカダvs後藤のトリプル前哨戦。
　棚橋の入場の際には、ブロンコスチアリーダーズが登場し、場内のムードを盛り上げた。
　
　そんな中、棚橋と高橋の先発で試合が始まり、高橋が髪の毛攻撃、噛みつき攻撃、顔面攻撃でペースを握る。しかし棚橋は、カウンターバックエルボー、フライングボディアタックで報復した。
　アンダーソン対中邑の場面。アンダーソンがドロップダウン＆リープフロッグでフェイントをかけ、アームホイップ。そして、中邑の反撃を受けても怯まず、ゼロ戦キック、セントーンに繋げる。
　しかし中邑は、カウンターキチンシンクでアンダーソンの動きを止める。そして、コーナー最上段に固定し、ガラ空きのボディにランニングニーアタックをお見舞い。
　これをきっかけに両軍入り乱れての場外戦となり、高橋組が棚橋組を圧倒。YOSHI-HASHIの串刺しラリアット、高橋フロントスープレックスなどを浴び続け、アンダーソンにとって苦しい時間が続く。
　しかしアンダーソンは、中邑の串刺し攻撃をかわしてコーナーに激突させ、ジャンピングフロントハイキックで逆転に成功。ようやく出番となった真壁は、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで中邑に追撃。
　すると、中邑がハンマースルーを切り返し、膝蹴り、フェイント式ニールキックで逆襲。これでオカダがタッチを受けるが、真壁がパワースラムで叩きつけた。
　後藤対オカダの場面。後藤が、乱入したYOSHI-HASHIを串刺しラリアットで蹴散らし、オカダには追走式ラリアット、串刺しニールキック、バックドロップで追撃。対するオカダは、ショートレンジフロントハイキックで流れを変え、リバースネックブリーカー、ダイビングエルボードロップで反撃に出る。しかし、次のレインメーカーを後藤がかわし、牛殺しで逆転した。
　棚橋対高橋の場面。エルボー合戦のあと、棚橋がフライングフォーアーム、ボディスラム、ダイビングサンセットフリップ。しかし、高橋がカウンターフロントスープレックスで巻き返し、インカレスラムで逆転。だが、棚橋はカウンタースリングブレイドでお返し。
　棚橋対YOSHI-HASHIの場面。YOSHI-HASHIが中邑＆オカダと共に合体パワーボム。さらに、ネックブリーカーで追撃し、コーナー最上段にのぼる。しかし、アンダーソンが攻撃を妨害。
　その直後、中邑がアンダーソンにジャンピングカラテキック、後藤が中邑にラリアット、真壁が高橋とオカダに両腕ラリアット。これでリング上は棚橋と高橋だけになり、棚橋がスリングブレイドからのハイフライフローで勝負を決めた。
　
　試合後、棚橋が「新日本プロレスが!! 埼玉にー!! 帰って来たぜーー!!」とマイクで絶叫。さらに、「今日はバスケットチーム・埼玉ブロンコスとの合同興行なんで、昼はプロレス、夜はバスケットと、1日中クライマックスで盛り上がりましょう！ 皆さん、ありがとうございました！」とファンに挨拶。
　これで場内が「棚橋」コールに包まれ、棚橋が3回のエアギターを敢行。最後は、バスケットボールのシュートをするアクションでギターを観客席へ投げ入れ、「埼玉の皆さーん!! 愛してまーーす!!」の叫びで締めくくった。