NJPW 40th anniversary Tour Road to POWER STRUGGLE

日時: 2012年10月25日(木) 17:00開場　18:00開始
会場: 愛知・豊橋市総合体育館・第2競技場
観衆: 1,350人（超満員札止め）

第3試合 20分1本勝負

BUSHI
邪道

ネグロ・カサス
ブライアン・ケンドリック

獣神サンダー・ライガー
ロウ・キー

境界線

13分06秒　ゲットースタンプ→エビ固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　BUSHI対邪道で試合開始。邪道が逆水平チョップを放つたびに「Wooo！」と叫び、ドロップキックをかわしてもう1度「Wooo！」と叫ぶ。すると、BUSHIが前方回転エビ固めからウニベルサルを繰り出し、フラフラになった邪道は、タッチできずにダウンしてしまった。
　ライガー対ケンドリックの場面。ライガーが変型ロメロスペシャルを極めると、ケンドリックが手を噛んで脱出。
　カサス対ロウ・キーの場面。バックの取り合い、腕の取り合いからカサスが脚を取ると、ロウ・キーが腕ひしぎ逆十字固めに切り返す。しかし、カサスが立ち上がって技を極めさせず。
　その後、ロウ・キーがトーキックと低空ドロップキックを繰り出すと、カサスはローリングソバットとローキックで報復。しかし、ロウ・キーがドロップキックで巻き返し、カサスを自軍コーナーへ連れ込む。
　スイッチした邪道が強烈な逆水平チョップを叩き込むと、ケンドリックがスリーパーホールドで追撃。しかしカサスは、カウンタートラースキック、ラリアットでケンドリックに逆襲。さらに、邪道とケンドリックの合体攻撃をかわすと、開脚式低空ドロップキックでまとめて蹴散らした。
　ライガー対ケンドリックとなり、ライガーが串刺し掌底で先制。さらに、乱入した邪道もろとも両腕ラリアットで吹き飛ばし、ロウ・キーを風車式バックブリーカーで叩きつける。
　続いてライガーはパワーボムを繰り出し、コーナー最上段にのぼる。しかし、邪道が攻撃を妨害し、ケンドリックがゼロ戦キックで逆転。
　BUSHI対ロウ・キーの場面。BUSHIが、ヘッドシザースホイップ、スピンキック、ミサイルキックと畳み掛け、ヘッドスピンで素早く立ち上がる。これでライガー組のトレイン攻撃となり、カサスのラリアット、ライガーの掌底、BUSHIのジャンピングエルボーがすべて串刺しで決まる。
　次に、ライガーとカサスがロウ・キーを押さえつけるが、ケンドリックがBUSHIを襲撃。さらに、邪道がライガーとカサスを蹴散らす。
　するとロウ・キーが、BUSHIに串刺し浴びせ蹴りを食らわせ、邪道の河津落とし＆ケンドリックのハイキックという合体攻撃がさく裂。
　それを見たカサスがプランチャでケンドリックを排除すると、ライガーも邪道にエプロンからのトペコンヒーロを見舞う。このチャンスにBUSHIは、ヘッドシザースホイップでロウ・キーの頭部をコーナーに激突させる。
　続いてBUSHIはコーナー最上段からファイヤーバードスプラッシュを繰り出すが、ロウ・キーがかわしてランニングドロップキックで逆転。そこからゲットースタンプをさく裂させ、BUSHIを仕留めた。

COMMENT

邪道「これ見てる貧乏人ども、よく聞いておけよ、オラ！今からよ、“世界の戦士”がオマエたちのために、ありがたいこと言ってくれっから、よく聞いとけ、オラ！」

ケンドリック「ロウ・キーは俺にとって、ベストなタッグパートナーだ」
ロウ・キー「みんなよく聞け！賢いヤツらの集合体であるCHAOSは、世界でベストで特別なユニットとして成功している。そして、今日また一つステップを上がった。俺を信じろ。今は俺の時代だ。俺は田口、KUSHIDA、飯伏（幸太）、デヴィット、誰が来ても、俺はこの山の頂上からオマエらを見下ろしている。ナゼダカワカルカ？セカイノ、センシデスカラ！」
　

BUSHI「いいか、ロウ・キー、俺はこのままじゃ終わらない。必ず、このIWGP Jr.タッグ、IWGP Jr.（シングル）、必ずいつか、挑戦まで辿り着いて、必ず爪痕を残す！」
カサス「（※スペイン語でコメントし、BUSHIと抱き合う）」
ライガー「今、カサスが言ってた。『BUSHIは根性がある。オマエは根性があるんだから、必ずアイツらに復讐しろ！』と言ったよ。チャンピオンのロウ・キー、アイツ、俺にどういう態度を取った？ベルトを俺に見せびらかして、『獲れるもんなら獲りに来い！』という態度を示した。アイツが、チャンピオンが『獲りに来い』というなら、獲りに行くよ。俺もしばらく、シングルのベルトに挑戦はしてないし。なぜ挑戦出来ないんだ?! みちのく（プロレス）の覆面ワールド（リーグ戦）、決勝まで行って、メキシコでもトップ、イギリスでもトップ、アメリカでもトップ。なのになぜ日本で俺がシングルに挑戦できないんだ？なぜなんだ？キャリアが有り過ぎるから？関係ないだろ？チャンピオンが俺を挑発してきた。タッグのベルトはタイガーと獲ると言ってある。シングルは、俺1人で獲るよ。なぜベテランが出てて悪い？ベテランになぜ挑戦権がない？俺は常々口にしてるよ。若いヤツが頑張るのは素晴らしいことだ。そういうリングじゃなきゃダメだ。だがベテランが、それを黙って見てるというのは、おかしな話だ。ヤツが、俺を挑発したんだ。俺は挑発に乗るよ。ベルトに挑戦させてくれよ。しばらくぶりに」