ヘビー級のトップ戦線で活躍するライバルたちが顔を揃えた注目の6人タッグマッチ。『G1 CLIMAX 22』準優勝者のアンダーソンは、優勝者のオカダへ再三に渡ってリターンマッチを要求しており、中邑と後藤はIWGPインターコンチネンタル王座をめぐって対立中。そして内藤と高橋は、NO LIMIT時代の元パートナーである。
　
　試合開始前、高橋がマイクアピールを開始。「内藤、後藤、カール・アンダーソン。アイツらよ、マシンガンとか荒武者とか、カッコいいニックネームがあるんだけどよ、俺なんてアイツらのニックネーム、ぜんぶ兼ね備えちゃってるからね〜！ 荒武者のように暴れ回る俺のマシンガンは、まさにベッドの上のジーニアスだ！ 回数はNO LIMIT（キッパリ）。これマジ！」と、自由奔放に言いまくり、場内を盛り上げた。
 
　そんな中、先発したのはアンダーソンとオカダ。アンダーソンがいきなりガンスタンを仕掛けると、オカダがかわしてレインメーカーに行く。しかし、今度はアンダーソンがかわして一歩も譲らず。
　後藤対中邑の場面。中邑が後藤の首に脚をかけてバク宙で舞い、ボディに膝蹴り。だが、後藤がショルダータックルで逆襲し、アームホイップで投げ捨てた。
　内藤対高橋の場面。高橋がフィッシャーマンバスターの形から前に落とし、内藤の膝をマットに打ちつける。途端に内藤の動きが止まってしまい、ローンバトルを強いられる展開が続く。
　オカダは内藤の膝裏に低空ランニングフロントキックを見舞い、中邑は膝めがけてジャンピングニードロップを投下する。その後も苦しい時間が続いた内藤だったが、高橋に蹴り脚を取らせて延髄斬りを見舞い、乱入したオカダをコーナー最上段からのヘッドシザースホイップで吹き飛ばす。そして、カウンター浴びせ蹴りで高橋に追撃し、ようやく自軍コーナーへ帰還。
　アンダーソン対高橋の場面。アンダーソンが、ジャンピングフロントハイキック、逆水平チョップ＆エルボースマッシュ連打、「ゴメンナサーイ！」と叫んでのセントーンで高橋に追撃。しかし高橋は、カウンターフロントスープレックスで逆襲。
　アンダーソン対中邑となり、中邑が、ミドルキック連射、頭部への膝蹴り、カウンターキチンシンク、フェイント式ニールキック。しかしアンダーソンは、ジャンピングフロントハイキック、ランニングパワーボムでお返し。
　さらにアンダーソンは、スピニングガンスタンを狙うが、中邑が脱出してバッククラッカーからリバースパワースラムで逆襲。そして、ボマイェを発射するものの、内藤がミサイルキックで妨害し、高橋にはスイングネックブリーカーを食らわせた。
　後藤対オカダの場面。後藤がラリアットで先制し、ミドルキック、串刺しニールキック、バックドロップ。対するオカダは、ショートレンジフロントハイキックで流れを変え、クロス式ネックブリーカー、ボディスラム、ダイビングエルボードロップで逆襲。
　ここでオカダはレインメーカーを仕掛けるが、後藤が回避してバックに回り、豪快なジャーマンスープレックスホイップ。だが、次の串刺し攻撃をかわしたオカダが、リバースネックブリーカーで反撃。さらに、2段助走式ラリアットを回避すると、カウンタードロップキックをヒットさせた。
　続いてオカダはレインメーカーに行くが、後藤がかわしてローリングラリアットを放つ。すると、今度はオカダがかわしてもう1度レインメーカーを狙うが、またもや後藤がかわして牛殺し。しかし、オカダはこれも回避。
　その直後、アンダーソンが乱入して後藤を救出。そこに中邑も入ってパンチを打つが、後藤がヘッドバットで迎撃。そして後藤が、昇天・改でオカダに引導を渡した。
　
　快勝を収めた後藤＆内藤＆アンダーソンのトリオだったが、特設花道上で高橋が内藤を襲撃。痛めている膝を攻撃したため、内藤は自力で歩くことができず、後藤たちの肩を借りて退場した。