NJPW 40th anniversary Tour Road to DESTRUCTION
- 日時
- 2012年9月15日(土) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 三重・さんぎんアリーナ(松阪市総合体育館)
- 観衆
- 1,500人(満員)
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第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
その後藤が先発し、ライバルの中邑とマッチアップ。そして、後藤が腕を取ると、中邑がバク宙で脱出して膝蹴り。そして、ローキックとストンピングを放つも、いずれもかわした後藤が、アームホイップで投げ飛ばした。
棚橋対高橋の場面。高橋のパワースラムが崩れ、棚橋が頭から落下。しかし棚橋は、串刺し攻撃を狙う高橋をカウンターバックエルボーで迎え撃ち、コーナー2段目からフライングボディアタックを見舞った。
トンガ対高橋の場面。トンガと棚橋がダブルアームホイップ。さらに、トンガが空手チョップで追撃するものの、反撃に遭って孤立。オカダの低空ランニングフロントキック、高橋のフィッシャーマンバスターなどを浴び続け、大ピンチに陥ってしまう。
しかしトンガは、高橋のラリアットを回避し、バックドロップで逆襲。ようやく自軍コーナーへ帰還する。ここでタッチを受けた棚橋は、フライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップで高橋に追撃。しかし高橋は、カウンターフロントスープレックスでやり返した。
棚橋対オカダとなり、棚橋がエルボー&太陽ブロー&エルボースマッシュ。すると、オカダはショートレンジフロントハイキックで反撃するが、棚橋もすぐにカウンター低空ドロップキックで巻き返した。
アンダーソン対オカダとなり、アンダーソンがカウンタージャンピングフロントハイキック、エルボースマッシュ連打、「ゴメンナサーイ!」と叫んでのセントーン。そこからコーナー最上段にのぼるが、オカダが追いかけてリバースネックブリーカーで反撃。
続いてオカダは、ボディスラムからダイビングエルボードロップ。さらにレインメーカーを狙うも、アンダーソンが脱出してカウンターゼロ戦キックで逆転した。
後藤対中邑の場面。後藤がエルボー連打で先制すると、中邑がフェイント式ニールキック。そして、ボマイェを発射するも、後藤がかわしてコーナーに激突させ、串刺しニールキック、追走式ラリアット。さらに、昇天の体勢に入るが、中邑が頭頂部に膝蹴りを浴びせて回避。そして、カウンターキチンシンクで後藤の動きを止めると、コーナー最上段に固定してランニングニーアタックを見舞った。
後藤対YOSHI-HASHIの場面。YOSHI-HASHIがヘッドハンター、ブレーンバスター、チャクラムと畳み掛ける。そして、中邑とオカダのアシストを受けて合体パワーボムで後藤を叩きつけ、スワントーンボムを狙ってコーナー最上段にのぼる。
これをアンダーソンが妨害すると、オカダがドロップキックをお見舞い。そのオカダに棚橋がスリングブレイド、棚橋に高橋が変型フェースクラッシャー、高橋に後藤がラリアットを見舞い、リング上は後藤とYOSHI-HASHIの一騎打ちになる。
そして後藤が、YOSHI-HASHIに牛殺しを食らわせ、最後は昇天・改で引導を渡した。
試合後、快勝を収めた棚橋組の4人が、四方のコーナーにのぼってファンにアピール。そして後藤が、「討ち取ったりーー!! 今シリーズも! 今シリーズも! 完全燃焼!! 応援よろしくお願いします!!」とマイクで絶叫。さらに、「あ〜、(場内が)暑い!! しかし暑い! (※ファンに)暑いよね? 暑いよね? でも、ここで言っておく。これからの新日本プロレス、さらに熱くなります!! ご来場ありがとうございました!!」と続け、大会を締めくくった。
……と思いきや、一旦は退場した棚橋がゲートをくぐって再登場。そして、「棚橋」コールを浴びながらリングへ舞い戻ると、「よし! こっからはボーナストラック! メキシコから帰って来て、せっかく三重に来たんで」と前置きした上で、「三重の皆さーん!! 愛してまーーす!!」とマイクアピール。最後は、特設ステージ上で1回だけエアギターをかき鳴らし、退場した。
COMMENT
アンダーソン「オカダvsカール・アンダーソン、もう1回だ。2012年『G1 CLIMAX』の優勝決定戦、メインイベント、オカダは俺に勝った。でも、それはほんの紙一重の差だ。2012年の『G1』チャンピオンと、紙一重の差でしかない。もう1回だ! レインメーカー対マシンガン! オマエの挑戦者として俺はナンバーワンだ。外道の持ってるブリーフケースの中身(1/4東京ドームでIWGPヘビー級王座に挑戦できる権利の証明証)が欲しい! オカダから勝ち星が欲しい! そしてオカダから勝ったら、IWGPヘビーのチャンピオンシップが欲しい。マシンガンvsレインメーカー、もう1回だ!」
トンガ「またこのチームが組めた。このチームがベストだ。ファンがサポートしてくれているから、闘い続けていられる。生きている限り、俺は闘い続ける」
後藤「熱いなぁ。今の新日本を象徴している熱さだな。さっきも言った通り、これからの新日本、さらに熱くなる。楽しみでしょうがねぇよ!」
棚橋「ありがてぇな! 喜んでくれてる手応えがある。メキシコでも、もちろん充実感あったけど、嬉しいよね、この反応は。だから、この日本全国、今日の三重のお客さん、その期待を裏切るわけにはいかないから。プロレスって、いろんな要素が詰まって“プロレス”だから。一義的じゃないからね。あらゆる要素が詰まってるからこそ、面白いんであって、興奮するんであって、笑えて泣けて。俺の信じてるプロレスの正義があるからね」
中邑「オラ! これが、インターコンチネンタルだ、後藤。オマエ、このベルト使って、何かやりたいって言ってたな? 悪りぃな、俺の仕事だ!」
オカダ「マシンガン、まだ決まってねぇんだからな。ただ、今シリーズ、俺から獲るなんてことは一つも言わねぇよ。俺を本気にさせてくれ! そのかわり、オマエも本気の100倍で来い! 1000倍か? 俺はそんなレベルだ」
外道「オメー、うるせぇな、コノヤロー! 毎回毎回、うるせぇな、コノヤロー! オイ! 軽くよ、黙らせてやってもいいけどな! まだな、まだ足んねぇな?」
オカダ「足んないッス」
外道「足んねぇ、コノヤロー! レベルが違う上に、アピールが足んねぇんだ、コノヤロー! 欲しかったらよ、本気で来い、コノヤロー!」
※高橋、YOSHI-HASHIはノーコメント