カードファイト!! ヴァンガード PRESENTS NJPW 40th anniversary Tour G1 CLIMAX 22 〜The One And Only〜

日時: 2012年8月8日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 神奈川・横浜文化体育館
観衆: 5,300人（満員）

第7試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX 22 Bブロック公式戦

真壁刀義
中邑真輔

境界線

（1勝3敗＝2点）
(3勝2敗＝6点)

14分12秒　キングコングニードロップ→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　真壁と中邑が激突する好カードが『G1』公式戦で実現。2人のシングル対戦は、2011年『NEW JAPAN CUP』準決勝（※中邑が勝利）以来となる。
　
　真壁がストンピングとローキックを連続でかわし、ボディスラム、ショルダータックル。ここから場外戦になるが、中邑が真壁を鉄柵へぶつけ、背後からランニングニーアタックをお見舞い。そして、真壁の頭部をエプロンから外に出し、ランニングニーアタックを食らわせる。
　リングに戻った中邑は、トーキック、エルボー、膝蹴り、ミドルキック、カウンターキチンシンクなどで攻め立てる。しかし、真壁はパワースラムで逆襲し、串刺しラリアット2連発、頭部へのッパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドと畳み掛ける。中邑がフロントハイキックで反撃すると、真壁はラリアットを発射。それを中邑がかわすと、即座に左のラリアットでダウンさせた。
　続いて真壁は串刺し攻撃を狙うが、中邑がフロントキックで妨害し、強烈な飛び蹴りをヒットさせる。そして、コーナーに押し込んで膝蹴りを連射すると、真壁をコーナー最上段に乗せ、ボディにランニングニーアタックをお見舞い。
　中邑の攻勢は続き、グラウンドでの膝蹴り連射、スリーパーホールド、バッククラッカー、リバースパワースラムと畳み掛ける。さらに、ボマイェをかわした真壁にパンチを叩き込み、コーナー2段目からジャンピングボマイェを敢行。しかし、真壁が受け止め、その体勢からキングコングデスバレーボムで逆転。
　さらに真壁は、パワーボムでフォールに行くが、中邑はキックアウト。すると真壁は、後頭部への串刺しラリアット、スパイダージャーマンで追い討ちをかけ、コーナー最上段からキングコングニードロップを投下。だが、中邑が回避して自爆を誘い、後頭部にボマイェを食らわせる。
　エルボー合戦を挟み、中邑がパンチ。しかし、真壁がキックをキャッチし、袈裟斬りチョップで反撃。すると、中邑がフェイントからニールキックを放つが、真壁がかわしてキングコングハンマーで吹き飛ばす。
　さらに真壁は、変型アルゼンチンコースターで追い討ち。続いて、コーナー最上段へのぼると、追いかけてきた中邑を蹴散らす。そして、中邑の顔面にキングコングニーをさく裂させ、勝負を決めた。
　
寄付金贈呈：真壁刀義ファンクラブ刀義団（がん撲滅基金）
勝利者賞：背が高くなる靴株式会社伊勢崎町店（革靴券30万円/プレゼンター：三好英史さん）

COMMENT

真壁「いっちょ上がりだよコノヤロー！オイ、3連敗からの、2連勝だな？オイ、膝小僧さんよ！かつて俺とやりあってた時のよ、“冷たいオーラ”、出してこいよコノヤロー！ちょっと錆びちまったんじゃねぇか？冷たいオーラがよ?! それを出してくりゃあよ、わからねぇもんだ。今日はその分だな。ま、後はよ、残り誰だ？」

——ルーシュ、後藤、オカダです。

真壁「メヒコのイケメンと、荒武者と、“細長ーいアマガッパ様”か？オイ、やってやるよコノヤロー！雨ガッパ様よ、くだらねぇこと吐いてねぇで、テメーの感情出させてやるよ。テメーの感情出した時がよ、本物だ。ま、出させる前に俺がよ、全部へし折ってやるから、覚悟しとけコノヤロー！俺、なんべんも言ったよな？窮地に立たされれば、立たされるほど、本領発揮するんだよ。それがこの俺様だよ！全部ひっくり返してやる！残りのアマガッパ様よ、覚悟しとけ！」

——レインメーカーは『これが本物だ』といつも言いますが？

真壁「本物？俺様差し置いて、『本物』なんてよく言えるな?! 俺様が出りゃあよ、どこの会場でもよ、どこの偏屈ヤローどもでも、興奮せざるをえねぇんだ。その状態にテメーも追い込んでやるよ！覚悟しておけコノヤロー！俺がいつも言ってんだろ？追い込まれれば、追い込まれるほど、本領発揮する、それがプロレスラーだ。甘ったれるなよ、小僧どもよ！それだけだ」

——今日は地元の大会ということですが？

真壁「地元？関係ねぇよ！応援団は関係あるかもしんねぇ。だけどよ、俺にとっては関係ねぇんだ。アイツらには、俺の闘う姿、それさえ見せりゃあ、それでいいんだよ。勝とうが負けようがよ。俺、前に言ったろ？テメーのレスリングはよ、メッセージだって。そのままだ。だから残りあと3つか？せいぜい首洗って待ってろって。それだけだ」

——膝の調子は？

真壁「ヤバイね。これ、マジでヤバイね！痛み止め、スゲー強ぇの飲んだから、どうにか動けてるけど。ま、しょうがねぇよ。みんな同じスパンで、同じ条件で闘ってるから。言っとくぞ、これがテメーらへのハンデだ。カッコイイな俺！」

中邑「アーッ！アーッ！なんだ?! リズム？コンディション？運？なんでもいい！ここで、負けたことだ。痛すぎる1敗。それだけだ。事実だよ。いろいろとな、証明しなきゃいけないことがある。闘う上で、自分自身を、刻みつける必要がある。でもな、トーナメントにおいて、この1敗はデケーな」