カードファイト!! ヴァンガード PRESENTS NJPW 40th anniversary Tour G1 CLIMAX 22 〜The One And Only〜

日時: 2012年8月8日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 神奈川・横浜文化体育館
観衆: 5,300人（満員）

第3試合 30分1本勝負
G1 CLIMAX 22 Bブロック公式戦

天山広吉
ルーシュ

境界線

（2勝2敗＝4点）
（3勝2敗＝6点）

09分30秒　ムーンサルトプレス→片エビ固め

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　前日の仙台大会で後藤を下し、のぼり調子に乗っている天山が、ルーシュと対決。
　
　ルーシュがリープフロッグで天山を惑わせ、ドロップキックで場外に落とす。ここからの空中技は天山が回避したものの、ルーシュはエプロンで助走をつけ、ミサイルキックをお見舞い。
　しかし天山は、鉄柵攻撃で巻き返し、リングに戻ってストンピング連射、踏みつけ攻撃。さらに、モンゴリアンチョップ連射、カウンターニールキック、スリーパーホールド、顔面攻撃、ヘッドドロップ、串刺しラリアット、カーフブランディング、ブレーンバスターと一気に畳み掛ける。
　防戦一方のルーシュだったが、カウンタートラースキックで逆襲。そして、パワースラム、背中への低空ドロップキックに繋ぎ、ルーシュドライバーを狙う。これは天山が阻止したものの、ルーシュはノーザンライトスープレックスホールドに移行。
　ルーシュの攻撃は続き、バックブリーカー、フットスタンプ。そして、コーナー最上段からダイビングセントーンを敢行するも、天山にかわされて自爆。
　すると、天山が素早くコーナー最上段にのぼり、ダイビングヘッドバットをお見舞い。そして、アナコンダバイス、アナコンダバスターで追い討ちをかけると、最後はムーンサルトプレスで完勝を収めた。

COMMENT

天山「オッケー！ヨッシャー！来たぞ来たぞ！オラ！折り返し！ちょっとルーシュってね、今回この『G1』来るまで、なんの知識もなかったんで、ルーシュだけはどんなもんか、自分の中でも、正直怖い部分ありました。若いし、勢いもあるし、攻めてきて、スパニッシュの血が流れてるというか、凶暴な、カッとなったら、何するかわからんっていう、そういう怖さもチラっと見えたしね。でもなんか来たら、俺はいつでも『コノヤロー！』って、ねじ伏せてやるから。その気持ちで、いつもリング上がってますから。相手の呪縛、一瞬の隙でいったけども、俺の“殺人フルコース”決まれば、返せへんと思うしね。この『G1』の中で、今自分が、決めたい決めれるその流れをしっかりと、邪魔しないでやりたいね。これでやっと3勝。1、2、3勝ときましたけど、『これ以上負けたらアカン』っていう気持ちは常に、リング上がって、持ってるから。『負けたくない！』っていう気持ちを持ってね、1戦1戦。ルーシュ面白かったですけど、最後耳がなんか、思いっきり顔面入ったかもしれんけど。ま、こんなもん、また明日明後日まだこのまま『G1』続くし、次の相手に向かってしっかりと。次の相手、MVP、彼はね、ホンマに日本のレスリング、特に新日本、昔のnWo、チーム2000をリスペクトしてくれてるっていうね。去年の『G1』で、ちょうどこの横浜文体でやった、彼と初めてやって、WWEのスーパスターだやしね、凄いもの持ってましたよ。次の新潟、あの時の借りを返してね、リベンジしないとアカンし。MVP獲りにいきますよ。ガッチリと。この調子で行きたいですね、『G1』」

——先程の試合での手応えは？

天山「アナコンダでガッチリ決まって、もう相手も弱ってたしね。あれで1発決めれば、万事休すやと思ったし。ダメ出しですよ。連日自分の描いてるイメージ通りに、ムーンサルトが決まってね。自分自身、1個1個が自信になってるし、この積み重ね大事にして最後まで突っ走っていきたいですね。“天山プレス”にしといてくださいよ。あのムーンサルト(笑)」

——連日のムーンサルトは体調がいい印ですか？

天山「そうですね。よく、ムーンサルトやる人は膝にダメージがくるっていうけど、ピンピンですよ。問題ないですよ。上から落ちても、屁でもないですよ。あんまり使いすぎもよくないですけど、決める時はビシッと天山プレスで決めたいですね。マスコミの人もお客さんも、期待してください。やる時はやりますからね」

※ルーシュはスペイン語で悔しさを滲ませた。