NJPW 40th anniversary Tour KIZUNA ROAD

日時: 2012年7月22日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 山形・山形市総合スポーツセンター
観衆: 3,500人（超満員）

第7試合 60分1本勝負
ダブルメインイベントI　IWGPインターコンチネンタル選手権試合

（第3代王者）
（挑戦者）

後藤洋央紀
中邑真輔

境界線

16分50秒　ボマイェ→片エビ固め

※中邑が第4代IWGPIC王者となる

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　2002年入門の同期のライバルが、IWGP IC王座を懸けて激突。
　
　序盤、後藤が中邑のストンピングをかわし、ラリアットでなぎ倒す。そして、コーナーに追い込んで踏みつけると、串刺しラリアットで追撃。
　さらに後藤は、コーナー最上段にのぼり、ダイビングエルボードロップを発射。しかし、中邑がかわして自爆を誘い、ジャンピングキックで場外へ蹴落とす。
　場外戦となり、中邑が後藤を前から鉄柵にぶつけ、後ろからランニングニーアタックをお見舞い。さらに、鉄柱攻撃で追い討ちをかけると、後藤の首をエプロンから外に出し、ランニングニーアタック。そして、エプロンへ乗り、後頭部へニードロップを投下した。
　リングに戻っても中邑の攻勢は続き、キックや膝蹴りで攻め込む。しかし後藤は、中邑のスリーパーホールドを切り返し、バックドロップで叩きつける。そして、カウンターラリアット、ミドルキック連射、串刺しニールキック、PK、牛殺しと畳み掛けた。
　劣勢の中邑は、ハンマースルーを切り返して膝蹴りで反撃し、フェイントからのニールキック。すると、次のボマイェを後藤がかわし、コーナー最上段へのぼる。ところが、中邑がハイキックで動きを止め、ガラ空きのボディへランニングニーアタックを食らわせた。
　中邑の攻撃は続き、スリーパーホールド、バッククラッカー、リバースパワースラム。そして、ボマイェを発射するが、後藤が前転でかわし、蹴り脚をキャッチしてエルボースタンプ。
　さらに後藤は、ショートレンジラリアットを放つが、中邑が飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。これを後藤が逃れようとすると、三角絞めに移行してさらに絞り上げる。しかし後藤は、中邑を持ち上げてやや強引に脱出。
　すると中邑は、カウンターの膝蹴りで巻き返し、コーナー2段目からジャンピングキックを食らわせる。だが、後藤も負けずにカウンターラリアットで逆転。
　ここでエルボー合戦となり、後藤が左右の張り手で中邑をダウンさせ、地獄車、後頭部への串刺しラリアットで追撃。そして、コーナー2段目から雪崩式牛殺しの荒技を敢行する。
　後藤の攻勢は続き、顔面へのヘッドバット、ショートレンジラリアット、裏昇天。そして、昇天の体勢に入るものの、中邑が脱出してフロントネックロックで反撃。それでも後藤は中邑を持ち上げるが、中邑が着地してスリーパーホールド。しかし、後藤がフライングメイヤーで振り解く。
　その後、両者のラリアットは2度相打ちになり、中邑が顔面パンチ、顔面へのヘッドバット。そして、そこから間髪入れずに後藤の顔面へその場飛びボマイェを見舞い、最期はダメ押しのボマイェで激勝を収めた。

COMMENT

中邑「オイオイ、石のようだぜ、後藤の一発一発は。マスコミのアンちゃんでもいるよな？『後藤は変わらない』とか言うヤツが。こちとらさ、毎日、肌を合わせてるんだ！ほんの少しの変化でも、気付くってもんだぜ。たしかにアイツは変わった!! 変わったアイツとやったことで、新しい刺激が、入ってきたな!! 感じるだろ？それとなんだコレは？（インターコンチのベルトを見て）。きったねーなぁ。10円玉かオイ？デザインしたヤツ、出てこいよ？こんなデザインは、IWGPの権威を落とすぜ？みんな期待してんのか？このベルトを……封印？言ったよな？　WANNA BE START SOMETHINGだ。新しいことをやらせろオイ!! インターコンチネンタル、いまもう一つあるだろ？IWGP、それよりも上だ、上の価値まで持っていく!! ダメだ、こんなきたねー10円玉みたいのじゃあ。100円硬貨もらったほうがマシだぜ。作り直せ、オイ、新日本!! （ベルトを下に落として）。価値を上げろって言ってんだよ！わかったな？テレ朝でもどっからでもいいぞ？ちゃんと伝えておけ？調印式もねーんだ。ナメてんのはオメーらのほうだ!!」
　
後藤「また、この夢も打ち砕かれた。だが見てろ、また必ず、あの舞台に立ってやる。俺はまだ、死んでないぜ。あのベルトは、俺のベルトだ。それまで、中邑真輔、俺のインターコンチのベルトは、頼んだぜ！以上」