シリーズ最終戦7月22日山形で行なわれるIWGPタッグ王座決定戦・天山＆小島vs矢野＆飯塚、IWGP Jr.タッグ選手権試合・ライガー＆タイガーvsロメロ＆コズロフのダブル前哨戦。
　
　矢野組が奇襲を仕掛け、混乱の中で試合がスタート。だが、天山と小島がすぐに巻き返し、飯塚をリングから排除。そのまま矢野を捕まえると、得意の連携プレーで大ダメージを負わせた。
　天山対矢野となり、天山が逆水平チョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディングと畳み掛ける。すると、矢野がぎこちないモンゴリアンチョップを繰り出すが、天山がボディへのヘッドバットから“本家”モンゴリアンチョップで報復した。
　タイガー対コズロフの場面。防戦一方となったコズロフが「ダイジョウブ！ トモダチ！」などと言って握手を求め、不意打ちを狙う。しかし、それを読んでいたタイガーが足払いで倒し、スワンダイブボディアタックを下からのドロップキックで迎撃。これでコズロフが場外に落ちると、フィンタで場内を沸かせた。
　ライガー対ロメロの場面。場外でタイガーがロメロを羽交い絞めにし、ライガーがスライディングキック。だが、控えの矢野がロープワークを妨害し、その隙を突いてロメロが逆襲。すかさず飯塚が、場外でライガーを痛めつけた。
　リングに戻ったライガーは、ロメロのマスク剥ぎ、コズロフのコサックダンスキック、飯塚のチョーク攻撃などを浴び続け、苦しい展開を強いられる。しかし、ロメロの連続串刺しラリアットを途中で妨害し、ようやく脱出に成功。
　タイガー対ロメロの場面。タイガーがコーナー最上段からのフライングボディアタック、ローリングソバット、ハイキック、タイガードライバーと畳み掛ける。そしてタイガーは、ロメロをコーナー最上段に乗せるが、コズロフが羽交い絞めで妨害。
　すると、タイガーが後ろ向きに動いてコズロフをコーナーへ激突させ、その衝撃でバランスを崩したロメロが急所を痛打。すかさず、タイガーがカンガルーキックでコズロフを蹴散らす。しかし、ロメロはアッパーカット、スライスブレッドで逆襲。
　小島対飯塚の場面。小島がコーナーで逆水平チョップを乱射し、乱入した矢野にも同じように逆水平チョップを見舞う。そして、飯塚には串刺しジャンピングエルボー、「いっちゃうぞバカヤロー！」からのダイビングエルボードロップ、エルボー連打、ローリングエルボーで追い討ちをかけた。
　続いて小島がロープへ走るが、控えの矢野が背中を蹴って妨害。その直後、飯塚がロープへ走るが、今度は天山が妨害。そして、小島と天山はテンコジカッターで飯塚に追撃。
　ここでタイガーがトペスイシーダでコズロフ、ライガーがプランチャでロメロを分断。一方、リング上では小島が飯塚にラリアットをさく裂させてフォール。ところが、矢野がマーティー浅見レフェリーにストンピングを入れてカウントを妨害。
　さらに、矢野がパイプイスで天山と小島を殴打すると、浅見レフェリーが試合終了のゴングを要請した。
　
　試合後、タイガーとコズロフが会場の奥で番外戦を開始。一方、ロメロがマイクを掴み、「ヤマガタ！ シバクゾ！」などと日本語を交えてアピール。そして、「俺たちがチャンピオンだ!! フォーエバーー!! フォーエバーー!!……」と絶叫した。
　これに対してライガーは、「山形で必ずベルトを防衛するから、応援よろしく！」と、八雲町のファンに要請した。

天山「今日はな、いつもと違うぞ。コジがビシッと決めた。でもな、邪魔なもんは、邪魔なんや。矢野・飯塚。クソッタレが！ 明日、明後日、函館、そして札幌。シングルあるけども、山形ガッチリいくから。絶対にアイツらの腐りかけたベルト、取り戻すからね」
小島「スゲー悔しい。俺、この八雲町にはスゲー思い入れがあって、先月プロモーションで、いろんなことさせてもらって、本当に俺のこと、地元の人間みたいに、ファンの人が、今日、扱ってくれて、なんとしても応えたかった。ラリアットまで入れる事が出来たのは、いつもとちょっと違う進歩だったんだけど、その当たりはまだ、足りなかった。スゲー悔しい。ただ、この進歩、ちっちゃい進歩だけど、確実に山形に向けて繋がったと思ってるんで。あと残りの北海道での大会で、山形へブッチギリたいと思います。ありがとうございました」
※ライガー、タイガーはノーコメント

ロメロ「ライガー、タイガー、俺達にはまだベルトは必要ない。それはすでに俺達のものだ」
コズロフ「それは俺達のものだ！ すでにここ（腰）にある」
ロメロ「なんてキレイなんだ！ もっとキレイになる」
コズロフ「山形では、タイガー、ライガーを、イチ・ニ・サンでシバクゾ！」
ロメロ「シバクゾ！」
コズロフ「俺達が新しいチャンピオンだ！」
ロメロ「新日本プロレスのファン！ 俺達が新しいチャンピオンだ！」
コズロフ「フォーエバーフーリガンズが永遠のチャンピオンだ！」
ロメロ「フォーエバー！ フォーエバー！」
※矢野、飯塚はノーコメント