休憩時間前、女子プロレスラーの栗原あゆみ選手、AKAGIDANの小田川七穂さんが登場。棚橋とともにプレゼント抽選会を行ない、場内を盛り上げた。
　
　その後、休憩時間を挟んで行われた第5試合は、７月22日山形で行なわれるイリミネーションマッチの前哨戦となる8人タッグ戦。
　
　まずは、翌日の後楽園ホール大会で、NWA世界ヒストリック・ミドル戦を行なう王者・デヴィットと挑戦者・タイチが先発。タイチが不意打ちに出るものの、それを読んでいたデヴィットが強烈な逆水平チョップを食らわせた。
　真壁対鈴木の場面。真壁と永田が好連携を見せて鈴木とアーチャーを1度に蹴散らし、真壁が鈴木にブレーンバスターをお見舞い。
　田口対TAKAの場面。田口がTAKAとタイチを高速回転ヘッドシザースホイップで場外に落とし、ロープへ走る。しかし、タイチが足を引っ張って妨害し、両軍入り乱れての場外戦が勃発。鈴木軍が田口を孤立させ、集中攻撃を開始する。
　鈴木のキック攻撃、TAKAとタイチのトレイン攻撃、アーチャーのF’n Slamなどを浴び続け、田口はまったく反撃することができない。しかし、アーチャーの串刺し攻撃をかわして三角飛びミサイルキックをヒットさせ、ようやく真壁とタッチした。
　その真壁は、パンチ連射でアーチャーをコーナーへ押し込み、串刺しラリアット2連発、コーナーにのぼってのパンチ連射で追撃。これに対してアーチャーは、ラリアット、フロントハイキックでやり返すが、真壁も負けずにパワースラムで叩きつけた。
　永田対鈴木の場面。永田が、カウンターキチンシンク、フロントハイキック。すると鈴木は、ランニングローキック2連発、フェイントからのローキックで巻き返し、エクスプロイダーを切り返してフロントネックロックを極める。だが、永田はカウンターミドルキックから、今度こそエクスプロイダーを成功させた。
　デヴィット対鈴木の場面。TAKAとタイチが乱入すると、田口が救援に飛び込む。そして、デヴィットと田口は、TAKAとタイチの前方回転エビ固めをすり抜け、低空ドロップキックを同時発射。
　さらにデヴィットと田口は、鈴木に対して踏み台攻撃を連発。そして、田口が鈴木の両脚を押さえたところに、デヴィットがダイビングフットスタンプを投下。しかし、鈴木はスリーパーホールドで逆転。
　デヴィット対タイチとなり、鈴木軍がトレイン攻撃を開始。さらに、アーチャーがハイアングルサイドバスターで叩きつけると、タイチとTAKAがダブルキックで追撃。
　続いてタイチはショートタイツ姿に変身し、キックを発射。しかし、デヴィットがかわしてドリームキャストで逆転し、ブラディサンデーの体勢に入る。ところが、鈴木が乱入してスリーパーホールドからゴッチ式パイルドライバー。
　ここでタイチは、完全にダウンしたデヴィットに余裕をもって近づき、タイチ式外道クラッチで3カウントを奪った。
　
　試合後、タイチがヒストリック・ミドルベルトを勝手に持ち出し、デヴィットを激しく挑発した。

激励賞：（株）上州ミート

アーチャー「ドント・フ○ック・スズキグン！」
TAKA「オイ、ベルトどうしたよ？」
鈴木「オマエ（タイチ）、ベルトってなんだよ？」
タイチ「明日獲ります」
TAKA「さっき獲ったベルトどうしたよ？」
タイチ「明日獲るから、レフリーに『磨いとけ！』って、渡したんですよ」
鈴木「でもな、（ベルトを）振り回すのは、専売特許なんだよ」
タイチ「ちょっと、やっちゃいました」
鈴木「でもな、明日獲ったら、後楽園のリング上でやれよ。それならいいよ」
タイチ「ホントすか？やりたいッス！」
鈴木「なんでもいい、どんな方法でもいい。何（それぞれを指差して）使ったっていい！何使ったっていいんだよ！勝ちゃいいんだよ！（と言って控室へ）」
TAKA「マキ、明日はよ、正々堂々2対1じゃねぇぞ。2対1か、3対1か、4対1かもしんねぇな！勝ったも同然だな！」
タイチ「だってボスが、『何やったっていい』って言ったんだもん」
TAKA「4対1で、正々堂々ベルト取ってよ、後楽園でベルト振り回せよ！」　
タイチ「やってみてぇ！オイ、デヴィット、余裕だな。見たか？今日のタイチクラッチ。オマエ、完全にノビてたな、俺のタイチクラッチで。明日も、オメーは動けなくなる。テメーのデケー○ンタマ、20回蹴っ飛ばしてやるよ。覚悟しとけ。明日で最後だ。今日はせいぜい、1人で楽しんどけ」
　
デヴィット「鈴木軍……パイルドライバーが……（首を押さえて）痛い。明日、デヴィット対タイチのCMLLのベルトをかけたシングルマッチだ。タイチの半分はランス・アーチャー、半分はスズキ、半分はTAKAだ。俺はタイチとだけ試合するわけではないようだ。1対1ではなく、1対何になるんだかわからないけど、必ず俺が勝つ」
※真壁、永田、田口はノーコメント