全日本でGET WILDを結成している大森と征矢が、“ジャパニーズワイルド”後藤、“アメリカンワイルド”アンダーソンと合体。対するは、“世界一性格の悪い男”鈴木が率いる鈴木軍。
　
　「ワイルド」コールを受けた征矢が、鈴木にチョップ連射。だが、鈴木が膝蹴り連射で反撃し、フロントネックロック。さらに征矢は、スイッチしたアーチャーにボディスラムで叩きつけられてしまった。
　アンダーソン対アーチャーの場面。アーチャーがネックハンギング式モンキーフリップ。対するアンダーソンはジャンピングフロントハイキックで報復。
　大森対タイチの場面。タイチが握手の手を差し出すと、背後からTAKAが急襲。タイチと一緒になって大森に襲い掛かる。だが、大森がすぐに巻き返し、タイチにパイルドライバーをお見舞い。
　続いて大森はロープへ走るが、控えのアーチャーが妨害。これで両軍入り乱れての場外乱闘となり、イス攻撃を受けた大森が完全に孤立してしまう。
　鈴木のキックやチョップ、アーチャーの串刺しラリアットなどで苦しんだ大森だったが、トラースキック、ニールキックでアーチャーに逆襲。タッチを受けた後藤は、追走式ラリアットでアーチャーに追撃。さらに、ニールキックで控えの鈴木を場外に落とす。
　すると、タイチとTAKAが乱入するが、征矢が両腕ラリアットで排除し、後藤と握手。これで後藤が、ニールキック、バックドロップでアーチャーに追い討ち。そして、昇天を狙うものの、アーチャーが反対にブレーンバスターで投げ捨てた。
　アンダーソン対鈴木の場面。鈴木の張り手に対し、アンダーソンが逆水平チョップ連射、セントーンで報復。しかし鈴木は、フロントハイキック、ランニングローキックでやり返し、アンダーソンの懐に潜り込んでスリーパーホールドに行く。これをアンダーソンがすり抜けてガンスタンの体勢に入るが、鈴木が受け止めて今度こそスリーパーホールドを極めた。
　アンダーソン対タイチの場面。鈴木軍がトレイン攻撃を敢行し、アーチャーのF’n Slamからタイチがフォールに行くも、カウントは2。
　すると、タイチはショートタイツ姿に変身してキックを発射。これをかわされると、急所キックからタイチ式外道クラッチを繰り出す。
　これを後藤がカットすると、征矢が鈴木をスピアーで排除。さらに、大森がアーチャーを場外へ追いやる。一方、タイチは「アックスボンバー！」と叫び、アックスボンバー2連発。これでもアンダーソンが倒れないと、3発目を狙ってロープへ走る。
　しかし、そこに大森が飛び込んでアックスボンバーをお見舞い。すかさずアンダーソンがガンスタンで叩きつけ、3カウントを奪った。
　
　試合後、快勝を収めたアンダーソンがマシンガンアピール。すると、征矢が見えないマシンガンを受け取るが、不発に終わってしまう。しかし、気を取り直した4人は、お互いの健闘を称えあった。

後藤「ま、ワイルドタッグ、今日はじめて。序盤は、息が合っていなかったかもしれないけど、全日本、新日本、団体は違っても、俺が一番上に行ってやるって気持ちは持ってたと思うし、俺はこれからもガムシャラに一番上を目指していきます。それがワイルドってことだろ!?」
アンダーソン「スズキグンは、いつも4人まとめて来るから、やっかいだよね。でも、今年は、これから自分のチームというものを作っていきたい。そして、なんといっても自分の目標はなんといっても今年の『G1』で優勝すること。そこにフォーカスしていきたいね」
征矢「ま、新日本、全日本、意地の張り合いを見せなきゃいけないから。最初に、昨日の借りもあるから、鈴木みのるに行った。ただ、今日は後藤選手、カール・アンダーソン選手、彼らはワイルドだ。試合の途中、後藤選手のワイルドを感じて、それで！彼のサポートに回った。それが俺の返事だ。彼も充分ワイルド。でも、俺たちのほうが！ワイルドだ。後藤さんとの試合、いいよ。新日本プロレスにもワイルドな男がいるならやってやる。いつでもいい。今日は新しい刺激を求めてきたけど、こういうのはね、気持ちがいいですよ。ねぇ、大森さん？」
大森「ま、俺らもね！次のシリーズ、世界タッグを狙ってくるヤツがいるんで。そいつらを一人一人やっつけなきゃいけない。ただ、今日は後藤選手、アンダーソン選手と組んで、逆に彼らからもワイルドをもらったよな？まだまだ先、ワイルドってのは先が長いけどさ。まだまだ中継点というか給水所っていうか。ワイルドをもらっったんじゃねーかな。これからも、俺らがやっていくものがすべて歴史になり、道ができていくのか、わからないけど。一日、一日、精一杯がんばって、毎日をワイルドに生きていく。それしか俺には頭にないね。……まだまだ！ワイルドに行くから俺たちよ、目を離すんじゃねーぞ！」
征矢「ワイルドに行こうぜぇ！」
大森「ワイルドに行こうぜ！」
　
——40周年記念の大会で、敗北ということになりましたが？
鈴木「あ？別に記念日なんて、テメーらの都合じゃねぇか。俺にいちいち聞くんじゃねぇよ。だから、なんだよ?!」
——ご感想は？
鈴木「なんだよソレ？負けた感想言うのか？『悔しくて、悔しくて、しかたありません。また明日から一生懸命がんばります』、あと何を聞きたい？それとも、オイ、テレビ朝日、オマエもこんな風になりてぇのか！（と言って、タイチに引きづられて来た渡辺の腹に膝蹴りを入れ、顔面を拳で殴る）、オマエ、俺に何言った?! オマエ、俺に何言った?! （と言って、寺川アナの頬をピシャピシャと叩き、控室へ）
アーチャー「うせろ！（と言って控室へ）」
——タイチ選手、アックスボンバーファイトも最後になりましたが？
タイチ「どうでしたか？俺のアックスボンバーは！（と言って、寺川アナのマイクを口元に押しつける）」
TAKA「誰のアックスボンバーが、一番だか言ってみろ！」
タイチ「誰のアックスボンバーが一番か、言ってみろオラ！誰だ?!」
——今日に関しては
タイチ「マキとヨシダ？わかってんじゃねぇかオマエ！そういうことだ」
TAKA「俺もそう思う（と言って控室へ）」