NJPW 40th anniversary Tour BEST OF THE SUPER Jr. XIX 〜The door to the glory〜

日時: 2012年6月9日(土) 16:00開場　17:00開始
会場: 愛知・名古屋国際会議場・イベントホール
観衆: 1,800人（満員）

第4試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦

田口隆祐
ブライアン・ケンドリック

境界線

09分59秒　どどん→エビ固め

※田口のBブロック2位通過が決定。

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　4勝3敗＝8点の田口と、5勝2敗＝10点のケンドリックがリーグ戦最終試合で激突。TAKA、タイガー、コズロフの敗退により、この一戦の勝者が準決勝進出となる。
　
　先に入場したケンドリックは、尾崎仁彦リングアナウンサーに手鏡を持たせ、自分の姿に酔いしれながらダンスを踊る。
　続いて、田口が入場し、試合がスタート。田口がケンドリックを場外に追いやり、ケンドリックの手鏡を拝借。マーティー浅見レフェリーに持たせて、セクシーに腰をグラインドさせた。
　それを見たケンドリックがリングに上がり、なぜか2人で向かい合っての腰振り対決が勃発。だが、ケンドリックが不意打ちで田口を場外戦に引き込み、試合の流れを掴む。
　リングに戻ったケンドリックは、ロープを悪用した反則攻撃、リバースフルネルソン、スリーパーホールド。そして、スライスブレッドを繰り出すものの、田口が回避してケンドリックをコーナーへ叩きつけ、低空ドロップキックから三角飛びプランチャ。
　さらに田口は、スワンダイブミサイルキックで追い討ちをかけるが、続いてのブレーンバスターはケンドリックが脱出。そして、ショルダースルーで田口をエプロンへ追い出し、ドロップキック。さらに、両脚をセカンドロープに引っ掛け、DDTを食らわせる。
　しかし田口は、串刺し攻撃をかわしてケンドリックをコーナーにぶつけ、三角飛びミサイルキック。そこからどどんの体勢に入るものの、ケンドリックが回避してアームホイップ。それでも田口は延髄斬りをヒットさせるが、ケンドリックが間髪入れずにニールキックで逆襲。
　しかし田口は、ジャーマンスープレックスホールド、前落としに繋げ、どどんの体勢に入る。だが、ケンドリックが前方回転エビ固めで阻止。
　しかし田口は、ジャーマンスープレックスで密着したままどどんに繋ぐ“ドイツ式どどん”でケンドリックを叩きつける。そして、ダメージが浅いと見るや、改めてどどんをさく裂させ、3カウントを奪取した。
　
　これでBブロックは田口、ケンドリック、コズロフの3人が10点で並んだが、直接対決で2人に勝利している田口が、Bブロック2位通過となった。

COMMENT

田口「自分が勝つ以外に、三つの条件、偶然が重なったら、それは必然。必然は運命。導かれてるよ、『BEST OF THE SUPER Jr.』優勝に。女神がいたよ、今日。女神が、僕の目にはしっかり見えました。明日も僕の目の前に現れてくれると思います。あとは、女神が現れてくれたら、僕は自分の力で、女神のもとへたどり着くだけ。自分の力で最後に優勝まで、頂点までたどり着きたいと思います」

——ロウ・キー選手と決勝戦で再戦する可能性がありますが？

田口「向こう（Aブロック）は、誰がどういう順番で勝ち抜けるかわからないですけど、あのロウ・キーも倒したいですけど、（理想は）優勝して、そのあとタイトルマッチで借りを返す。決勝で、Apollo55対決。Apollo55、新日本Jr.で最高の試合を、（6/6後楽園ホールの）PAC対デヴィちゃんの試合を越える試合を、最後に出来ればいいと思います。デヴィちゃんにぜひ、2位通過してもらって、Apollo55対決に臨みたいです。僕はあえて、個人戦ですけどね、Apollo55のコスチュームで行って、相手が誰かわかんないですけど、決勝でデヴィちゃんを待ちたいと思います。必ず、これは必然だから、自分の手で最後にたぐり寄せられるかどうか。たぐり寄せて、『新日Jr.、たまらん！』ってところを叫びたいと思います」
　
ケンドリック「セミファイナル（準決勝戦）に進むチャンスだった。でも、田口に負けた。田口はファンタスティックで、ファンキーでいい選手だった。機会があったら来年も出たいと思う。応援してくれたみんな、ありがとう」