NJPW 40th anniversary Tour BEST OF THE SUPER Jr. XIX 〜The door to the glory〜

日時: 2012年6月6日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,900人（満員）

第4試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Aブロック公式戦

境界線

（3勝3敗＝6点）
（3勝2敗＝6点）

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　開幕3連敗を喫し、苦しい闘いを続けるライガーが、新鋭のBUSHIと激突。
　
　BUSHIが、ヘッドシザースホイップとドロップキックでライガーを場外へ追いやり、三角飛びトルニージョ。
　さらにBUSHIは、トップロープとセカンドロープのあいだをすり抜けてエプロンへ飛び出し、トップロープを支点にしたダブルキックで追い討ち。さらに、ミサイルキックからヘッドスピンで立ちあがると、低空ドロップキックをヒットさせる。
　ここでBUSHIはコーナー最上段にのぼるが、ライガーが追いかけ、トップロープ上から雪崩式ブレーンバスター。そして、串刺し掌底、サンダーライガーボムと大技を連発する。
　続いてライガーは、ブレーンバスターを仕掛けるが、BUSHIが脱出して前方回転エビ固め。そして、その体勢からウニベルサルを繰り出す。
　さらにBUSHIは、低空ドロップキックで追い討ちをかけ、コーナー最上段からファイヤーバードスプラッシュを敢行。しかし、ライガーがかわして自爆を誘い、再びブレーンバスターを仕掛ける。だが、BUSHIがDDTに切り返した。
　すると、ライガーは掌底を放つが、BUSHIにかわされて空中胴締め落としへ移行。しかし、BUSHIが前方回転エビ固めに切り返す。それでもライガーが掌底を放つと、BUSHIがかわして回転十字固め。
　だが、ライガーはカウンター掌底でBUSHIを吹き飛ばし、今度こそ垂直落下式ブレーンバスターをさく裂させ、3カウントを奪取した。

COMMENT

ライガー「あ〜。いや、切り返しが……怖いな！ああいうのは、ちょっと緊張するよ。あんだけ切り返しがうまい選手は。回転エビ固めをあんなふうに、横回転させるなんてね。ただ、返し技に頼っているよな？それと一発の空中弾。ただ、それだけじゃあ、新日本プロレスのジュニアのトップはとれない。彼は、全日本プロレスから新日本プロレスに1年間の留学っていうかたちをとってるみたいだけど、そこで学んでいくでしょうし。そこを身につけることができれば、全日本に帰ったって、どこの世界だって通用する選手になると思います。……ま、自分のことに関していえば、これで、4勝3敗ですか？勝ち星が先行して、あとはデヴィット？ほかの選手の星がどうだろうと、俺には関係ない。テメーでどれだけできるか？それにかかっている。レジェンドという言葉もあるけど、いまのトップにどれだけ食いついていけるか？俺はチャレンジャーなんだ。レジェンドという言葉に甘えたくない。この後楽園の準決勝、決勝に残れるようにキッチリやります！」
　　
BUSHI「終わった！終わっちゃった！夢の時間が、終わってしまった。本当に、マスクマンとして、小さい頃から憧れてた獣神サンダー・ライガー、あの男とシングルマッチ闘えたことに、凄く感激です。全日本から新日本にやってきて、新日本のジュニアの一員としてやるからには、同じマスクマン、タイガーマスク、獣神サンダー・ライガー、あのレジェンド2人を越えなければ、俺はこの新日本のマスクマンとして、生き残ることは出来ない。必ずあの2人を越えて、新日本のマスクマンはBUSHIだってことを証明したい。いつか、必ず。それまで、諦めないよ」
　