NJPW 40th anniversary Tour BEST OF THE SUPER Jr. XIX 〜The door to the glory〜

日時: 2012年5月27日(日) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,950人（超満員）

第8試合 30分1本勝負
「BEST OF THE SUPER Jr.XIX」Bブロック公式戦

田口隆祐
ロウ・キー

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　現IWGP Jr.ヘビー級王者・ロウ・キーが、優勝候補の一角・田口と公式リーグ戦で激突。
　
　グラウンドの攻防からロウ・キーが強烈な逆水平チョップ。これに対して田口は、モンキーフリップでロウ・キーを大きく投げ飛ばし、ショルダースルーで場外に落とす。そして、得意の腰振りトペフェイントで場内を沸かせた。
　すると、ロウ・キーがエプロンから逆水平チョップで反撃し、トップロープ越しのブレーンバスターを仕掛ける。だが、これは田口が反対に投げ飛ばし、フロントネックチャンスリーで追撃。
　田口の攻撃は続き、首4の字固め、逆水平チョップ連射。だが、ロウ・キーは田口の肩に背後から飛び乗り、脳天にエルボースタンプを投下。そして、ブレーンバスタースラムで田口のボディをトップロープへ叩きつけると、場外ボディスラムで追撃。
　リングに戻ったロウ・キーは、コブラツイスト、卍固め、モンゴリアンチョップ、ミドルキック、逆水平チョップ、ヘッドバットと畳み掛ける。
　追い込まれた田口は、串刺し攻撃をかわしてロウ・キーをコーナーへ激突させ、ショートレンジラリアットで逆転。さらに、ロウ・キーをコーナーへ2度叩きつけると、低空ドロップキックで追撃。
　ここから田口は、スリーアミーゴに行くが、ロウ・キーが3回目のブレーンバスターを頭部への膝蹴りで脱出。そしてロウ・キーは、自分がブレーンバスターに行くが、今度は田口が同じムーブで脱出し、前落としに繋ぐ。
　続いて田口はどどんの体勢に入るものの、ロウ・キーがカウンター浴びせ蹴りで逆襲。そして、タイダルクラッシュで追い討ちをかけると、ダイビングフットスタンプで田口を仕留めた。

COMMENT

ロウ・キー「今ので1勝だ。昨日（前日会見で）も言った通り、俺を倒すものはいない。田口がその1人目の犠牲者となった。2012年の『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝は俺だ。俺は練習も一番積んでいる。そして、なにより、俺の心、血、情熱、競争心は一番だと思っている。『BEST OF THE SUPER Jr.』と共に、俺はIWGPジュニアのチャンピオンであり、このタイトルも守っていく。IWGPのチャンピオンだと言うことは、世界一であることと示すものだ。IWGPジュニアのチャンピオンと、『BEST OF THE SUPER Jr.』の優勝で、二冠を達成してみせる。それが俺には出来ると思う。ドウシテ？　セカイノセンシデスカラ（日本語で）」
　　
田口「う〜ん。……ま、明日、あさっては休めますから。問題ないでしょう、これぐらい。大丈夫ですよ。ただ！ロウ・キーの一発、一発、重さはこの試合でわかりましたから。ロウ・キーの攻撃は、効きました。でも、今日やってわかりました。決勝で、向かい側に立っているのはロウ・キー。彼は負けることはないでしょう、必ず決勝に上がってくるはず。僕は、その向かい側で向かいうちます」
——重要な一戦を落としたことに関しては？
田口「……いや！これぐらいのダメージで終われたことは、次に繋がるんで。試合中はアバラが折れたかなと思ったんですけど。最後のフットスタンプはキツかったんでね。もうちょっといけたかもしれない……。こう言う言い方はよくないかもしれないけど、優勝するために、ここは潔く負けを認めました。決勝では必ずぶつかるはず。そのときに、借りを返す。……すべてはDOMINIONで、ベルトを巻くためにね。こんなもんじゃない……」　