6月16日大阪でシングル対決する真壁と鈴木が、同じ大阪で前哨戦を敢行。
　
　真壁対タイチで試合開始。しかし、タイチはロープから体を出し、まともに闘おうとしない。それを真壁が捕まえようとするが、控えのTAKAに押さえられてしまう。すかさず鈴木がリングに入り、ランニングローキック、ニーリフト連射、張り手を真壁に食らわせた。
　ここでTAKAが鈴木とスイッチするが、真壁は簡単にボディスラムで逆襲。そして、そのまま場外へ下り、鈴木と番外戦を繰り広げる。一方、リング上では永田がTAKAを攻め込み、永田のミドルキック連射＆井上の逆水平チョップ連射、ダブルショルダータックルという連携攻撃で追い討ち。
　さらに井上は、ブレーンバスター、串刺しジャンピングエルボーでTAKAに追撃。しかし、ロープワークを控えのタイチが妨害。たちまち場外戦となり、タイチが井上、鈴木が真壁、TAKAが永田を徹底的に痛めつける。
　これで鈴木軍が井上を捕まえ、タイチがイス攻撃をお見舞い。さらにタイチは、TAKAとのトレイン攻撃から井上の急所へニーを落とす。
　その後も井上の劣勢は覆らず、鈴木がフライングメイヤーからローキック。しかし井上は、カウンター水車落としで鈴木に逆襲し、ようやく自軍コーナーへ帰還。
　タッチを受けた真壁は、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射で鈴木に追撃。すると、ノーザンライトスープレックスを回避した鈴木が、フロントネックロックで逆襲。しかし、真壁がその体勢からブレーンバスターで切り返し、左のラリアット、アバランシュホールドに繋いだ。
　永田対TAKAの場面。TAKAが永田にサミングを食らわせ、大☆中西ジャーマン（第1段階）をバク宙で着地。しかし永田は、カウンターキチンシンク、ブレーンバスターで逆襲。そして、腕固めを極めるものの、鈴木がカットに入る。
　井上対TAKAの場面。トレイン攻撃からTAKAがジャンピングフロントハイキック。さらに、鈴木のフロントネックロックから、ジャストフェースロックで絞り上げる。しかし、永田がタイチを振り切ってカット。
　すると、TAKAはその場飛びニールキック、ランニングニーアタックで井上に追撃。そして、みちのくドライバーに行くが、永田が延髄斬りでカット。すかさず井上が、スピアー・オブ・ジャスティスで勝負を決めた。
　
　試合後、真壁と鈴木がなおも乱闘。それを永田と井上、さらには若手たちが必死で制止する。だが、収まりのつかない鈴木が、「オイオイオイオイ、真壁！ コノヤロー!! 来月（6/16）の大阪府立（体育会館）よ、テメーと勝負だよな？ 勝負って言わねぇんだよ。ゴメンね、これイジメだけどよ。動物愛護団体に怒られちゃうかもしんねぇけどよ。野猿イジメだ、野猿イジメ。な？ 大阪府立のど真ん中に、コイツの頭、ブッ刺してやる!!」とマイクアピール。
　それを聞いた真壁は「オイ！ “身のほど知らずのみのる”さんよ！ テメーに現実をわからしてやるよ。それだけだよ、ファ○クオン!!」とお返し。
　すると、さらに鈴木が「オイオイオイオイ、新日本！ これはな、俺と真壁のケンカだ！ 誰も手出すんじゃねぇぞ！ テメー1人で大阪来い！」とやり返した。

真壁「オイ！ 鈴木みのらずさんよ！ 俺はよ、謳ってる通り、テメーは実らせねぇ。いいか？ 覚悟しとけ！ テメーだけは実らせねぇ、コノヤロー！ テメーの心底によ、俺様の怖さを分からせてやる。それだけだ。覚悟しとけ」
永田「今日、朝、『エメリヤーエンコ・ヒョードルが、次の試合で引退』っていうニュースがきたから、絶対、東スポ（東京スポーツ）が聞きにくると思ったけど、来なかった。以上」
井上「見ての通り、鈴木軍に正義の槍を突き刺してやった！」
　
鈴木「オイ、真壁のヤロー、新聞（東京スポーツ）で読んだぞ。何がデスマッチだ？ バカじゃねぇの？ 俺のやるプロレスは、全てデスマッチだ。勝った者だけが生き残れるんだ。そうやって生きてるヤツにな、『髪の毛賭ける』とか、簡単に言ってんじゃねぇよ。オマエら、賭けるもんねぇもんな？ な？ ハゲ。いいか、通告するぞ。これは俺とアイツとのケンカだ。あの“敬礼ヤロー”とかよ、“デメキンヤロー”もよ、他のヤツらは出てくんな。別に区切りなんかいらないさ。大阪府立体育会館、すべてがリングだ。それで、真ん中によ、アイツの頭、ボーン！と刺してやるからよ。言っただろ？ これはプロレスなんかじゃねぇんだ、俺とアイツのケンカなんだ。殺すぞ」
TAKA「オイ、見たか？ ヘビー級相手によ、このチビッコの俺達、Jr.の2人が常に互角以上に渡り歩いてるんだよ。今日、負けた、勝った、そんなのどうでもいいんだよ。俺達はヘビー級とやりあってるんだよ。Jr.とやったって、たぶん相手になんねぇぞ」
タイチ「オイ、前の試合でよ、終わったあと、“ヅライガー”とよ、ネコみてぇなマスク被ったヤツ、オメーら『IWGP Jr.タッグ、絶対挑戦する』とか言ってたよな。オマエら、こないだ終わったろ？ 挑戦したんじゃねぇのか、もう？ オマエら、（5/3）福岡で終わったんだろ？ オマエらの順番はよ。いいか、決定戦とか、そんなもん関係ねぇんだよ。無条件で俺らによこせ。こないだ、木谷（高明会長）、キダニチャンにも言ったぞ」
TAKA「会長はオッケーしたぞ、だぶんな」
タイチ「会長、『考えとく』って。『決定する』って言っただろ？ どうなったんだよ？ 決定戦とかいらねぇぞ」
TAKA「次の大阪でよ、タイガー、ライガーと『次期IWGP Jr.タッグ王座決定戦』なんかいらねぇよ！ 俺達に、黙ってベルトよこせ。輝かせてやるよ！」
タイチ「あのオッサン2人によ、ベルト渡して、なにが楽しいんだよ？ “ヅライガー”、テメーのそのハゲた頭を下げるんだったら、考えてなくもねぇけどよ（笑）」
TAKA「俺達にベルトがきた暁にはよ、毎日ベルト、綺麗に磨いて、ピカピカにしてやるよ。防衛戦なんかしねぇでよ、ピカピカに一番光らせてやるからよ。いいから、黙って俺達にベルトをくれよ」
タイチ「オイ！ わかったか、菅林（直樹社長）！ 決めとけよ！ ガースー、テメー！ ガースー、どこだ？」
TAKA「ヤバいヤバい、社長の悪口やめろ」
タイチ「会長がダメならガースーだ」
TAKA「ヤメレ！ もらえるもんも、もらえなくなるからよ！」
タイチ「わかったか、ガースー」
TAKA「と言うことで、菅林社長、木谷会長、次期チャンピオンは、俺とマキだ」
タイチ「ヨシダとタイチだ」
TAKA「ヤメレ！」
タイチ「シタ！」