NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN LIVE 2012
- 日時
- 2012年5月6日(日) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 岡山・岡山県卸センター・オレンジホール
- 観衆
- 1,450人(超満員札止め)
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第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
ゴング前、内藤がオカダと睨み合うと、棚橋が「下がれ」と言って内藤を押す。しかし、内藤が敵意をむき出しにして棚橋を押し返し、両者が小競り合いに。だが、アンダーソンと後藤が止めに入り、棚橋対オカダで試合がスタート。
オカダが、ヘッドロック、ショルダータックルで先制。これに対して棚橋は、ショルダータックルをお返しし、コーナー2段目からのフライングボディアタックで追撃。ところが、内藤が棚橋の背中を叩き、強引に交替した。
アンダーソン対中邑の場面。アンダーソンが繰り出したフライングメイヤーを、中邑が着地。しかしアンダーソンは、リープフロッグで中邑を翻ろうし、セントーンをお見舞い。そして、乱入した田中をパワースラムで排除するが、直後に中邑がカウンターニーリフトで逆襲。さらに、アンダーソンをコーナー最上段へ固定し、ボディへランニングニーアタックを食らわせた。
これを合図に両軍入り乱れての乱闘となり、田中がアンダーソンを竹刀で殴り、中邑がミドルキックと膝蹴りで追い討ち。アンダーソンは動きが完全に止まってしまい、長時間のローンバトルを強いられる。
アンダーソンは、オカダのエルボースタンプや低空ランニングフロントキックを浴び、田中の串刺しジャンピングエルボー、中邑のニードロップ、ミドルキック、頭部への膝蹴りなどで追撃される。それでもカウンターゼロ戦キックで中邑に反撃するが、タッチを妨害されてリバースパワースラムを食らい、なおも苦しい展開が続く。
しかしアンダーソンは、ボマイェで突っ込んで来た中邑にスピニングスパインバスターで逆襲し、ようやく自軍コーナーへ戻る。これで後藤対田中となり、エルボー合戦から後藤が追走式ラリアット、ミドル連射、串刺しニールキック、地獄車とラッシュ。だが、PKをキャッチした田中が、ブレーンバスターでやり返した。
後藤対オカダの場面。オカダが串刺しバックエルボーからフロントハイキック。これに対して後藤がバックドロップで逆襲すると、棚橋と内藤が同時にタッチを求める。ところが、内藤が棚橋を突き飛ばして場外へ落とし、自ら出陣。
内藤は、ヘッドシザースホイップでYOSHI-HASHIを吹き飛ばし、ドロップキックでオカダをなぎ倒す。だが、串刺し攻撃をかわしたオカダが、リバースネックブリーカーで流れを引き戻し、DID、ダイビングエルボードロップで追撃。そして、レインメーカーに行くものの、内藤がかわしてジャンピングエルボーアタックで逆転。
ここで内藤は叫び声をあげて気合を入れるが、控えの棚橋が背中を叩いて強引に交替。だが、棚橋はオカダのフラップジャックでダウンしてしまう。
棚橋対YOSHI-HASHIとなり、YOSHI-HASHIがラリアット、チャクラム。さらに、オカダと中邑のアシストを受け、ジャンピングパワーボムで棚橋を叩きつける。これを棚橋がクリアすると、YOSHI-HASHIはスイングネックブリーカーからスワントーンボムを敢行。しかし、棚橋がかわして自爆を誘い、スリングブレイドで逆転。
それを見て田中が乱入するが、後藤がローリングラリアットをお見舞い。その後藤に中邑が襲い掛かると、アンダーソンがジャンピングフロントハイキックで蹴散らす。すると、オカダがアンダーソンをドロップキックで吹き飛ばすものの、内藤のミサイルキックで沈黙。
このチャンスに、棚橋がTWELVE SIXからハイフライフローを決め、3カウントを奪取した。
試合後、石井が乱入して後藤を急襲。観客席に後藤を押し込んで痛めつける。しばらく動けなくなった後藤だが、立ち上がって石井に報復。両者はバックステージでも激しくやりやった。
一方、オカダはIWGPヘビー級ベルトを肩にかけ、不適な笑みを浮かべて棚橋を指差す。そして、セコンドの外道がマイクを掴み、「テメーが次のチャンピオンか!? 笑わすな、コノヤロー! レインメーカーはよ、相手、選ばねぇぞ! オメーだろうがよ、内藤だろうがよ、後藤だろうがよ、結果は一緒だよ。レベルが違うんだよ、コノヤロー、オイ! テメーらは永久に本物を越えることができねぇんだ。テメーを返り討ちにしてよ、新日本の中心から弾き出してやるからよ!」と、棚橋を挑発。オカダは自分から言葉を発さず、自信たっぷりにレインメーカーポーズ。これに対抗し、棚橋も両手を広げてアピールした。
オカダが退場すると、内藤がリングに入り、棚橋と至近距離で睨み合う。そして、「棚橋! 次の挑戦者はまだ決まんねぇんだよ。棚橋、オマエには譲らない。次の挑戦者は俺だ」と言い切り、花道を引き上げた。
それを見届けた棚橋は、いつもとは違う低くゆっくりとした口調でマイクアピールを開始。「真面目な話をしよう」と前置きした上で、「内藤がなんと言おうと、レインメーカーが本物であろうと、必ず俺が挑戦してベルトを取り戻します」と宣言した。
その直後、棚橋は「ありがとう、真面目な話は以上です」と言ってファンを笑わせ、「今日はどうもありがとうございました!」と挨拶。これで大「棚橋」コールが起きると、今度は「じゃあ、改めて」と前置きし、「岡山に新日本プロレスが帰って来たぜーー!!」と絶叫。さらに、「ゴールデンウィーク最終日、新日本プロレスを見に来てくれて、本当にありがとうございました! これからもっと頑張って、クソ盛り上げて行きますんで、これからもよろしくお願いします!」と続けた。
続いて棚橋は、ファンの要望に応え、3回のエアギターを敢行。最後はもちろん「岡山の皆さーん!愛してまーす!」の叫びで、ロングサーキットを締めくくった。