NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN BRAVE 2012

日時: 2012年5月1日(火) 17:30開場　18:30開始
会場: 大分・大分イベントホール
観衆: 1,050人（満員）

第1試合 20分1本勝負

高橋広夢
タマ・トンガ

井上亘
KUSHIDA

境界線

10分00秒　ミッドナイトエクスプレス→片エビ固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　先発したのは高橋とKUSHIDA。KUSHIDAがヘッドロックで絞り上げ、ショルダータックルでなぎ倒す。
　井上対トンガの場面。チョップの打ち合いから、井上が水車落とし。そして、高橋とのダブルショルダータックルに繋げる。だが、トンガが高橋にバックブリーカーを見舞い、スイッチしたKUSHIDAが側転からの低空ドロップキックで追撃。
　ここからKUSHIDAたちに捕まり、長時間の苦戦を強いられた高橋だったが、カウンタードロップキックでトンガに逆襲。勝負を託された井上は、逆水平チョップ連射、キチンシンク、串刺しジャンピングエルボー、スタガリンブローでトンガに追い討ち。
　しかし、トンガが串刺し攻撃をかわして自爆を誘い、KUSHIDAがエプロンから延髄斬りをお見舞い。すかさずトンガが串刺しジャンピングボディアタック、サイドバスターで逆襲した。
　高橋対KUSHIDAの場面。高橋が、KUSHIDAにランニングエルボーを叩き込み、乱入したトンガをドロップキックで吹き飛ばす。そして、KUSHIDAには、串刺しジャンピングエルボー、ミサイルキック、ショルダースルーで追い討ち。
　さらに高橋は、バックドロップを後方に着地し、逆片エビ固め。しかし、井上を振り切ったトンガがカットに入る。それを見た井上がリングインすると、トンガはコーナー最上段に飛び乗ってトルニージョをお見舞い。
　それでも高橋は、トレイン攻撃を脱出し、KUSHIDAとトンガへエルボーを打ち込む。だが、KUSHIDA、トンガが連続リープフロッグで高橋の突進をかわし、さらにトンガが後ろ向きのリープフロッグから空手チョップ。
　その直後、KUSHIDAがその場飛びムーンサルトプレスで高橋に追撃。しかし、井上がスピアーでKUSHIDAとトンガをまとめてなぎ倒す。このチャンスに高橋はエルボーを打って行くが、KUSHIDAが張り手で報復。
　しかし高橋は、バズソーキックをかわしてスクールボーイでお返し。だが、KUSHIDAがカウンターローリングエルボー、延髄斬りで逆襲。最後は、ミッドナイトエクスプレスで勝負を決めた。

COMMENT

トンガ「（※トンガ語で喜びを表現し）クシ・トンガ、Ｔ（タマ）・Ｋ（KUSHIDA）・Ｏ（アウトレイジ)！」
KUSHIDA「今シリーズ、タマ・トンガと組むことが多くて、控室でコミュニケーション取ってると、海外にいた頃のハングリーな自分を思い出しますね。決して忘れたわけじゃないけど。コミュニケーション取ってるうちに、言葉じゃないアイコンタクトだったり、そういうものを取ってるうちに、やりやすいですね、『こんなに楽しいもんか』って。ありがとうございました」
　
井上「今日、ホント悔しいけど、結果は負けたけど、試合後に一番誰が拍手を集めたかって言ったら、俺は高橋だと思う。高橋が退場するときに、『高橋、次こそ勝ってくれ！』って、みんなが言ってたし、拍手もしてたし、これで期待してる。みんな期待してる。あとちょっとだと思います」

高橋「俺はいつも、そのお客さんの期待に応えられないんだ。何回も応援されて、何回も負けて。みっともない。もうすぐ2年経つのに、誰からも勝てねぇんだ。しかも『BEST OF THE SUPER Jr.』に出るKUSHIDAに負けたのが一番悔しいんだ。田口、KUSHIDA、アイツら2人に負けるのが、今一番悔しんだ。でも絶対いつか、この悔しさを他のヤツらにも味わわせてやるよ！」