NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN GLORY 2012

日時: 2012年3月10日(土) 17:00開場　18:00開始
会場: 愛知・名古屋国際会議場・イベントホール
観衆: 2,500人（超満員）

第1試合 20分1本勝負

渡辺高章
石井智宏

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　大会開始前、今年2月26日に急逝した右近克敏トレーナーの追悼セレモニーが行なわれた。
　
　また、東日本大震災復興支援のチャリティー握手会が行なわれ、大勢のファンが募金に参加した。
　
　その後、開始された第1試合は、渡辺と石井の一騎打ち。
　ロープ際で石井がチョップを放つと、渡辺がかわして反対にチョップを見舞う。
　しかし、石井はショルダータックルと強烈なチョップ連射でやり返し、渡辺を圧倒。さらに石井は、渡辺が仕掛けたブレーンバスターを踏ん張り、反対に投げ捨てる。すると、渡辺はエルボー連打で巻き返し、今度こそボディスラム。
　だが、石井は強烈な張り手1発であっさりと流れを変え、ボディスラムをお返し。そして、逆片エビ固めを極めるものの、渡辺は辛うじてロープへ逃れる。
　それでも石井の攻勢は続き、強烈なチョップとエルボー、エルボー＆逆水平チョップ連射、ヘッドバット連射などで圧倒。一方的な試合展開となる。
　苦しい渡辺は、串刺し攻撃を狙う石井をフロントハイキックで迎撃し、ランニングエルボーでダウンさせる。そして、串刺しドロップキック、ダブルアームスープレックスで追い討ちをかけると、ボディスラムから逆エビ固め。
　しかし、石井は脚力でこれを跳ね除け、ブレーンバスターから逆エビ固め。これはガッチリ極まっていたが、渡辺はなんとかロープエスケープ。そして、再び逆エビ固めを狙う石井を、首固めで丸め込む。
　さらに渡辺は、ショートレンジドロップキックを発射するが、石井がかわして逆エビ固め。だが、渡辺はこれもロープへ逃れる。そして、ランニングエルボーで反撃すると、ラリアットをかわしてショートレンジドロップキックをお見舞い。さらにランニングエルボーからフォールに行くが、カウントは2。
　続いて渡辺はエルボーを連打して行くが、石井が左右のエルボー連打でやり返し、ランニングエルボー。最後は、ラリアットでトドメを刺した。

COMMENT

石井「また始まったな、『ヤングライオン育成講座』。今はアイツら、100%俺には勝てないんだ。な？わかんだろ?! だったらよ、俺を怒らせるような1発でも見舞ってこいよ。俺を怒らせてみろよ。そしたらよ、ちょっとだけ認めてやる。それぐらい、ねぇんだよ、今のヤングライオンはねぇんだよ。気迫が足りねぇんだな。このあと何回かあるんだろ？ビシバシ教えてやるよ」
　
※渡辺はノーコメント