THE NEW BEGINNING
- 日時
- 2012年2月12日(日) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,200人(超満員札止め)
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第7試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
グラウンドの攻防のあと、中邑が内藤の頭を何度も叩いて挑発。すると、怒った内藤が、左右の張り手を連射し、中邑の頭を踏みつける。
だが、中邑は強烈な打撃で倍返し。さらに、内藤を特設ステージ上に連れて行くと、「どうした、終わりか!?」と挑発して頭を踏む。
そこから中邑がリングへ戻ろうとすると、内藤が走って追いかけ、特設花道の段差を利用したミサイルキックをお見舞い。
一旦両者がリングに戻ったあと、再び場外戦となり、中邑が鉄柵攻撃、背中へのジャンピングニーアタックで逆襲。さらに、内藤の頭をエプロンから外に出し、ランニングニーリフトを食らわせる。
リングに戻った中邑は、膝蹴り、ジャンピングニードロップ、ローキック、スリーパーホールドなどで内藤に追撃。試合の流れを完全に支配する。
しかし内藤は、中邑の蹴り脚を掴むと、頭部への膝蹴りを読んでパワーボムで叩きつける。そこからスイングネックブリーカードロップ、ランニングサンセットフリップ、低空ドロップキック、ミサイルキックと畳み掛ける。
すると中邑は、ハンマースルーを切り返し、膝蹴り、後ろ回し蹴り、ミドルキック、ジャンピングフロントハイキックで逆襲。そして、ボマイェを発射するものの、内藤にかわされてコーナーに激突してしまう。だが、ショルダースルーの形で内藤をコーナー最上段へ追いやり、ランニングニーアタックを食らわせる。
中邑の攻撃は続き、ブレーンバスタースラム、スリーパーホールド。そして、リバースパワースラムを繰り出すが、内藤がバク宙で着地して、ジャンピングエルボーアタックで反撃。
そこからエルボー合戦になり、内藤が張り手。すると、中邑が膝蹴りで応戦するが、内藤が中邑に蹴り脚を取らせ、スピンキックを連発。さらに、ジャーマンスープレックスホールド、エボルシオンに繋ぎ、コーナー最上段からスターダストプレスを敢行するが、中邑がかわして自爆を誘い、後頭部へボマイェを見舞う。
さらに中邑は、リバースパワースラムからもう1度ボマイェを放つ。しかし、内藤が飛びつき前方回転エビ固めで反撃。そして、ミドルキックをかわすと、変型スクールボーイで丸め込む。
続いて内藤は、ボマイェをかわして背後に回りこみ、バックドロップ。さらに、グロリアで叩きつけると、最後はスターダストプレスで中邑を押し潰し、3カウントを奪った。
COMMENT
——3度目で勝ったという意味合いは?
内藤「ま、12月にリベンジって言って失敗してるんでね。俺のワガママなのはわかってますよ。ま、俺も1回勝ったくらいで、中邑を超えたなんで思ってないんで。俺は何回でもやるし、とりあえず、でも、中邑が何かを言ってこない限りは、俺の中では一区切りというか。中邑真輔っていう……俺は認めないよ?俺は認めないけど、新日本のツートップと言ったら、中邑と棚橋なんで、世間の目は。なので、その一角の中邑に勝ったからには、俺は、次、IWGP戦線に行きたい。できたら今日、棚橋に防衛してもらって、棚橋とシングルマッチをやりたい」
——29歳の戴冠にはこだわる?
内藤「漠然とした目標ではあるけど、29歳……俺の中でスゲー意識してますよ?次、俺、IWGP行きますからね。もし、これがダメでも次、NEW JAPAN CUP優勝すればいいじゃん?とかそんなことは考えてない。もう次がラストチャンスの気持ちでタイトルマッチに行きたいなと」
——中邑に勝ったことで、いままでの自分とは違う?
内藤「やっぱ、中邑は異質ですからね。その中邑とずっと闘ってきて、俺がいままで感じたことのないレスリングする選手ですね。新しい自分が見えたというか。プロレスの幅が広がったんじゃないかと自分の中では、思ってます。ま、負けないっすよ。負けない。ただ、あとはどうお客さんを納得させるか?棚橋を引きずり下ろすのは俺の役目なんで。キッチリ防衛してもらって、俺が名乗りを上げたいと思います」
中邑「内藤のヤロー、勝ちやがったな、俺様に。遊びすぎたぜ」
——『普通以下』と言っていた内藤選手でしたが、闘ってみていかがでしたか?
中邑「どうだろうね。普通以下でなかろうが、普通以上だろうが、俺はノレねぇんだ、アイツだと。『ガンバッテマス!応援してください!』、痛てぇ!可哀想でしょ。誰が応援してやるか!」
——中邑選手自身の今後については?
中邑「そうだねぇ。『消化試合にもなんねぇ』と思ってた試合に、まさかの敗北だからな。標的増えたんじゃない?楽しませてもうらうよ、楽しませて」