NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN ISM 2012
- 日時
- 2012年2月5日(日) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 岐阜・岐阜産業会館
- 観衆
- 1,700人(満員)
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第7試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
試合開始前、地元・岐阜県大垣市出身の棚橋に対し、岐阜市柳ケ瀬商店街のマスコットキャラクター“やなな”たちが、激励の花束が贈呈した。
また、岐阜市議会議員の石川宗一郎氏も棚橋へ花束を贈呈。石川氏は、棚橋の立命館大学時代の先輩でもある。
そんな中、試合は棚橋とオカダの先発でスタート。オカダがショルダータックルで棚橋を倒して両手を広げるが、場内からはブーイングが飛ぶ。その直後、棚橋が串刺し攻撃をバックエルボーで阻止し、コーナー2段目からのフライングボディアタックでやり返した。
内藤対中邑の場面。内藤がミドルキックをキャッチし、ランニングサンセットフリップを繰り出す。これは中邑がかわしたものの、内藤はすぐにドロップキックをお見舞い。そこから2人は額を突き合わせ、乱闘寸前で睨み合った。
本間対高橋の場面。本間が持ち前の打たれ強さを見せて攻め込むものの、田中が介入して場外から竹刀攻撃。たちまち両軍入り乱れての場外乱闘となり、オカダが棚橋を襲撃。そして、本間は深手を負い、完全に動きが止まってしまう。
中邑がコーナー最上段の本間へランニングニーアタックを食らわせると、オカダはドロップキックで追撃。さらに、田中がジャンピングエルボー、ラリアットで続く。そこからトレイン攻撃となり、高橋の串刺しフロントハイキック、中邑の串刺しジャンピングニー、オカダの串刺しバックエルボー、田中の串刺しラリアットが連続で本間へ炸裂。
しかし本間は、驚異的な粘りでフォールをキックアウト。そして、ブレーンバスターを仕掛けた田中を反対に投げ飛ばし、ようやく脱出に成功。
替わった後藤は、田中に串刺しニールキック、バックドロップ、PK、ジャーマンスープレックスホールドで追撃。しかし、続いての昇天は田中が回避。すると、中邑がリングへ乱入するものの、内藤がジャンピングエルボーアタックで迎撃。その直後、後藤と田中のラリアットが3回相打ちになり、後藤がカウンターニールキックをお見舞い。そして、再び昇天の体勢に入るものの、田中がブレーンバスターに切り返した。
棚橋対オカダの場面。棚橋のフライングフォーアームに対し、オカダはフロントハイキックで報復。続いて場外へ落とされそうになった棚橋だったが、逆上がりで帰還してスリングブレイドに行く。しかし、オカダがかわしてリバースネックブリーカー。
15分が経過し、オカダがダイビングエルボードロップで棚橋に追い討ちをかけ、レインメーカーを狙う。だが、今度は棚橋がかわし、スリングブレイドでオカダをダウンさせた。
棚橋対高橋の場面。高橋がインカレスラム、ブッコ抜きジャーマンスープレックスホールドで猛攻。そして、東京ピンプスを仕掛けるものの、後藤がラリアットで妨害。ここで両軍の選手が次々とリングに入る混戦となり、そこから棚橋が高橋へダルマ式ジャーマンスープレックスホールド。
すると、本間がコーナー最上段からのこけしで高橋に追い討ちをかけ、最後は棚橋のハイフライフローが炸裂。2・12大阪の前哨戦で、ついに初勝利をあげた。
試合後、棚橋はオカダを追い払い、仲間たちと一緒にファンの大歓声に応える。そして、「岐阜にーーー!! キターーーッ!!」と絶叫し、「皆さん、ただいま」と地元のファンに挨拶。さらに「チャンピオンとして帰ってこれて、そして(試合に)勝てて、スゲェうれしいです。ありがとうございました。まあ、当然ですけど、次の岐阜大会もチャンピオンとして帰って来ます! 約束します!」と力強く言い切った。
続いて棚橋は、久々に3回のエアギターを敢行。2回目の演奏でギターを壊し、3回目の演奏の際にはリングサイドのファンからギターを(エアで)受け取っていた。
そして最後は「岐阜の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」という叫びで、凱旋興行を締めくくった。
COMMENT
後藤「今日も最高の勝利だな! ここ岐阜は俺のデビュー戦の地でもある。俺の原点の地だ。原点に戻って、12日大阪、必ず(IWGPインターコンチネンタル)チャンピオンになる! 俺の新しい、そこからが始まりだ。本間さん、ありがとうございました(と言って本間と握手)」
本間「ありがとうございました。昨日、裕二郎、俺になんて言った? 『下品な顔して、よく恥ずかしくないな』!? オイ! 俺のお父さんとお母さんに失礼だろ、コノヤロー! オマエ、イケメンかもしんねぇけど、本当のイケメンってよ、棚橋、内藤、そして後藤! こういう男のことを言うんだよ! 『NEVER.8』(2/10大阪)のシングルマッチで、オマエのイケメン、ブッ潰してやっかんな!」
後藤「本間さん、顔のことなんか、気にしなくていいッスよ。一番大事なのは、全部ここですよ(と胸を指差す)。ここが良ければ全てはオッケーですよ、本間さん」
本間「大阪! 田中から勝つのはこの男だ!」
後藤「絶対勝ちますから、本間さん、見ててくださいよ。本間さんの気持ちを背負って闘いますからね!」
本間「でも、俺の心はいまだに揺れてるよ。洋央紀には絶対勝ってもらいたいし、勝ってもらわなきゃ困る。でも、田中からベルト獲るのは俺だと思ってるから」
棚橋「ヨシ! 今日から反撃! 今日から反撃開始して、あと1試合。富山、前哨戦振り切って、全部この勢いを取り戻して、気持ち的には五分以上。もう言ったら『レインメーカー?! 知らねぇな』。俺の眼中にあるのは、もっと先の未来だからな。とにかく、岐阜のこの地で勝ててホントよかったです。ありがとうございました。本当に嬉しいッスね、岐阜で勝ててね」
※内藤はノーコメント
田中「俺の前で1回勝ったからって、なにえばってんねん、オマエ! オマエが決めるわけじゃねぇんだろうが! いつまでカッコつけとるんじゃ、ボケ!」
オカダ「棚橋、よかったな! オマエの地元でな、最後のチャンピオン姿見せれて。これが最後だ。俺も燃えてきたぞ! まだまだこれからだ、タイトルマッチ! 俺の腰にベルトがくることは決まってるんだ。楽しくなってきたな! オイ、棚橋」
外道「こうじゃねぇと面白くねぇよな! 一歩くらい譲ってやるよ! 本番ではよ、テメーの勝利はまずねぇぞ! 大阪に、カネの雨が降るぞ、オイ!」
中邑「オイオイオイ! 暗いよ。いた? また、またいねぇかと思ったぞ、内藤! 顔見りゃ『かまってくれ、かまってくれ』。オイオイオイオイ、相手してやってんだろ?! 試合も組まれてる。燃えさせろよ! いつも同じことばっかしやがって。足りねぇんじゃねぇのか?」
※高橋はノーコメント