NJPW 40th anniversary Tour NEW JAPAN ISM 2012

日時: 2012年1月25日(水) 18:00開場　19:00開始
会場: 福島・白河市中央体育館
観衆: 900人

第5試合 30分1本勝負

タマ・トンガ
石井智宏

永田裕志
中邑真輔

境界線

15分54秒　スターダストプレス→片エビ固め

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　１月29日後楽園で行なわれる永田vs矢野の前哨戦。
　
　内藤と中邑の先発で試合開始。中邑が腕を取って絞ると、内藤が前方に回転して切り返した。
　永田対矢野の場面。矢野の顔面攻撃をきっかけに、激しいエルボーの打ち合いになる。そこから永田が延髄斬りを発射するも、矢野があっさりとかわして勝ち誇った。
　トンガ対石井の場面。トンガがドロップキックで石井を倒し、前後の連続リープフロッグから空手チョップ。そして、串刺しジャンピングボディアタックで追撃すると、コーナー最上段にジャンプしてトルニージョを狙う。だが、控えの矢野にトップロープを揺らされ、転落してしまう。
　ここから中邑組がトンガを捕まえ、よってたかっていたぶる展開となる。中邑の打撃を浴び、矢野に金具がむき出しのコーナーへ叩きつけられたトンガは、なかなか反撃することができない。
　それでもトンガは、コーナー最上段に飛び乗り、トルニージョで矢野に逆襲。そして、矢野と石井の合体攻撃をジャンプでかわし、ドロップキックでまとめてなぎ倒した。
　ようやくタッチを受けた永田は、ミドルキック連射、串刺しフロントハイキックで矢野に追撃。そして、フェイントを入れて今度こそ延髄斬りをヒットさせ、ナガタロックIIで追い討ち。だが、石井がカットに入り、矢野がカウンタートーキックからの強力で永田にやり返した。
　内藤対中邑の場面。中邑がフロントハイキック、頭部への飛び膝蹴り。そして、張り手をかわし、さらに膝蹴りを叩き込む。これに対して内藤は、カウンタードロップキック、ランニングサンセットフリップ、ミサイルキックで反撃。だが、ハンマースルーを切り返した中邑が膝蹴りで逆襲し、後ろ回し蹴りで追い討ちをかけた。
　内藤対石井の場面。石井が、矢野と共に合体フェースクラッシャーを炸裂させ、パワーボムの体勢に入る。しかし、脱出した内藤が、スイングネックブリーカードロップで反撃。そして、コーナー最上段へのぼるものの、控えの矢野が脚を掴んで妨害。すかさず石井が雪崩式ブレーンバスターで逆襲した。
　さらに石井は、パワーボムからフォールに行くが、跳ね返した内藤がジャンピングエルボーアタックで逆転。
　すると、トンガが串刺しジャンピングボディアタック、永田が串刺しフロントハイキックで石井に追撃。さらに内藤が、延髄斬り、ジャーマンスープレックスホールドへ繋げ、最後はスターダストプレスで決着をつけた。

COMMENT

永田「寒いけど、気持ちいかんでなんともなりますね。寒い中、これだけのお客さんが来てくれて、今日からシリーズ始まって、お客さんの気持ちもノッてる。負けじと気持ち入れてやると、自然と元気が出る。相乗効果。今の新日本の状況と一緒。そんな新日本プロレスの開幕戦に、ちょっと水を差すような情報が入ってきた。クソッタレ！なんで、新日本のシリーズが始まってんのに、全日本の（2/3）後楽園大会に行かなきゃいけねぇんだよ。（同日に新日本の大会がある）長野はウチの女房の地元、俺の応援団が数百人集まるのに。全日本プロレス！アイツらに利用されてるとしか思えない。決まったものは行くけど。発表されちゃったから。なんでアイツらの、フラストレーションのはけ口にされなきゃいけねぇんだ。シングルって向こうが決めたんだろ？タッグで発表された!? 最初からシングル組めばいいんだよ。なんでもったいぶってんだよ！なんか向こうに利用されてるようで、気分悪いんだよ。言っておくけど、試合ではアイツらの思う通りにはさせないから。これで終わり。とっととやっつけて。河野（真幸）に期待する全日本のファンのみなさまがかわいそうだよ。だいたい俺たちの実力の差がこーんな違いすぎるからね。河野に期待するファンの人たちの、気持ちを裏切る俺の立場もわかってよ。ハッキリ言う。アイツに負けることは100％ないから。最初からシングルやっときゃよかったよ。それをハッキリわからせて終わってやる。なんかいいように利用されてるみたいで、シャクにさわるね。でも2月3日で終わらせてやる。笑わせんな、バカヤロー！ウチのシリーズ休んでまで行くんだから、それ相応のもの見せてくれ」
内藤「ノドが不調で、ちょっと声が出なくて、なかなか声ではリング上でアピールできないけど、中邑真輔、今日の白河のお客さん、こんなに応援してくれて、いつも期待を裏切ってばかりの俺なのに、応援してくれて。こんな時期だからこそ、応援してくれる時だからこそ、結果を残さないといけないな。俺もわかってっから。あと誕生日（6月22日）まで5ヶ月切った。20代でのIWGP（ヘビー戴冠）。その前にまずは（2/12）大阪。中邑、オマエの口から、大阪までに『内藤とやりたい』と、『内藤とシングルマッチやらせろ』と吐かしてやる。気持ちはわかってるよ。俺とやると、中邑熱いでしょ?! あとは口からその言葉を吐かせるだけ。それが今シリーズの俺のテーマ」
※トンガはノーコメント
　
※中邑、矢野、石井はノーコメント