NJPW PRESENTS CMLL FANTASTICA MANIA 2012
- 日時
- 2012年1月22日(日) 11:00開場 12:00開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,950人(超満員)
-
第3試合 60分1本勝負
CMLL世界ウェルター級選手権試合- (チャンピオン)
- (チャレンジャー)
※マスカラ・ドラダが4度目の防衛に成功。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
グラウンドの攻防のあと、ドラダがヘッドドロップとリープフロッグでKUSHIDAを翻弄。しかしKUSHIDAは、ヘッドシザースホイップを着地すると、アームホイップでお返し。っそいて、ドロップキックでドラダを場外へ落とす。
だが、ドラダは素早くリングへ戻り、追撃を狙うKUSHIDAをカウンタードロップキックで場外へ吹き飛ばす。しかしKUSHIDAもすぐにリングへ戻り、スワンダイブミサイルキックで逆襲。そして、コーナー最上段からのトペコンヒーロを炸裂させた。
勢いに乗るKUSHIDAは、変型タランチュラ、両腕と首を同時にロックする複合技、スリーパーホールド、側転からの低空ドロップキックと一気にラッシュ。
対するドラダは、串刺し攻撃をかわしてKUSHIDAをコーナーへ激突させ、ミサイルキックで逆襲。これでKUSHIDAが場外に落ちると、トペコンヒーロで追い討ちをかける。
ドラダの攻撃は続き、エプロンからのジャンピングハイキック、コーナー最上段からのフライングボディアタック。しかし、うまく丸め込んだKUSHIDAが、飛行機投げから9469に行く。だが、回避したドラダがラ・マヒストラルで3カウントを迫る。さらにドラダは後方回転を繰り出すが、KUSHIDAが切り返して反対に押さえ込んだ。
両者へのコールが交錯する中、エルボー合戦からドラダが強烈なチョップ。するとKUSHIDAは、カウンターローリングエルボー、延髄斬りで逆襲。そして、今度こそ9469を極めるものの、ドラダはロープエスケープ。
ここでKUSHIDAは、ハンドスプリングエルボーをヒットさせ、バズソーキックを放つが、ドラダがショートレンジドロップキックで逆襲。そして、トップロープ越えのトルニージョで追い討ちをかける。
リングに戻ったドラダは、トドメを狙ってコーナー最上段からトルニージョ。だが、KUSHIDAがかわして自爆を誘発し、低空ドロップキック、ジャーマンスープレックスホールド、バズソーキック、ムーンサルトプレスで逆襲。
それでもドラダが屈しないと、KUSHIDAはミッドナイトエクスプレスを敢行。しかし、今度はドラダがかわして自爆させ、トップロープの反動を利用したウラカン・ラナで3カウントを奪った。
試合後、両者はお互いの健闘を称えて握手をかわし、再戦を約束した。
COMMENT
KUSHIDA「足らなかったっす。ホント戦略として、僕のタイミングで飛ばすっていうのがあったんですけど。昨日は上手く行ったし、9469(クシダロック)の新しい入り方も完璧に決まったんだけど、今日はミッドナイト(エクスプレス)いくまで、完全に泳がせてたというか。試合中、そういう余裕のある自分がまた、どれくらいの段差かわかんないですけど、階段を登ってるなっていう。俺は落ち込まないっすよ、負けても。階段を1ミリでも、零コンマ何ミリでも、天の元にいる意味……きっとでも、手の届くところで獲れなかったのは『アレナメヒコで挑戦して獲れ』って、その方が山は高いですけど、僕に課された課題、宿題なのかなって。肩上げたつもりだったんですけど、入ったっていう事実に、それを感じましたね」
——ベルトなしでも、CMLLのアレナメヒコに行きたい?
KUSHIDA「それはもちろんですね。僕は世界で通用するレスラーになるのが、夢ですから。ただ今は、天の元に俺が居るってことは、IWGPのジュニアを、そしてタッグを獲ることだと思いますんで。だけど、僕も旅が好きだし、メキシコは由もあるんで、それはもちろん頂けるチャンスがあれば、いつでもスーツケースの中、コスチューム入れて待ってますよ」
——ベルトを獲れば、自然にメキシコに行くことになったと思うが?
KUSHIDA「なったっすけどね。それが果たせなかったっすね。また行って、(CMLLのベルトに)挑戦しろってことってことなのかもしれないし、IWGPの他に脇目を外らすなって意味かもしれないしね。だけど、負けたけど、次、階段を登る意思、見せられたかなって。ありがとうございました」