Road to KINGDOM 1st.

日時: 2011年12月23日(金) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 1,900人（満員）

第2試合 20分1本勝負

ヒデオ・サイトー
外道

後藤洋央紀
飯塚高史

境界線

10分41秒　カリビアン・デス・クリップ→体固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　翌日の『Battle X’mas』で行なわれる後藤vs高橋、サイトーvs飯塚の前哨戦。尾崎仁彦リングアナウンサーがサイトーの名前をコールしようとするが、本人から注意を受けて「キャプテン・ニュージャパン」と言い直した。
　
　先発したのは後藤と高橋。ショルダータックルの相打ちから、後藤がアームホイップ、アームドラッグ。さらにショルダータックルでダウンを奪った。
　田口対外道の場面。田口が外道を自軍コーナーへ連れ込み、サイトーたちと集中攻撃を仕掛ける。ところが、両軍入り乱れての大乱闘が勃発し、田口の動きがストップ。そのままCHAOSに捕らえられ、チョークや顔面攻撃のラフ殺法で徹底的にいたぶられる。
　しかし田口は、高橋の串刺し攻撃を回避し、低空ドロップキックで逆襲。ここでタッチを受けた後藤が、追走式ラリアット、串刺しニールキック、バックドロップで高橋に追い討ちをかける。
　だが、高橋はカウンターフロントスープレックスでやり返し、ショートレンジラリアット。さらに、強烈な逆水平チョップ連射で攻め込むが、後藤はカウンターニールキックで逆襲した。
　サイトー対高橋となり、後藤がサイトーを羽交い絞めにする。だが、サイトーのフライングボディアタックはかわされて誤爆してしまう。
　サイトー対外道の場面。外道が、コーナー2段目からダイビングチョップを発射。しかし、サイトーが受け止めてエクスプロイダーで反撃。さらに、ショートレンジドロップキックに繋ぐと、両手を天にかざして気を溜め始める。ところが、背後から飯塚が襲撃し、外道がトラースキックからフォール。
　これをサイトーがカウント2で返すと、外道が佐藤健太レフェリーに激しく詰め寄る。その隙を突き、飯塚がアイアン・フィンガー・フロム・ヘルを装備し、サイトーへ地獄突きを発射。しかし、サイトーがかわし、田口が飯塚をスワンダイブミサイルキックとプランチャで分断。
　一方、後藤も高橋をプランチャで分断すると、サイトーが外道にカウンター地獄突き、ヒラボトムをお見舞い。そして、再び両手を天にかざして気を溜めると、右手を後ろに引いてカリビアンデスグリップ。そのまま外道を押さえ込み、3カウントを奪取した。
　
　試合後、後藤と高橋が番外戦を繰り広げ、ゴングが激しく乱打される。
　高橋が退場したあと、サイトー、田口、後藤の3人は、サイトーの気を溜めるアクションを一緒に決め、ファンの大歓声を受けた。

COMMENT

キャプテン「田口クン、ひさしぶり！ひさしぶりだね！」
田口「キャプテン……。昨日、会いましたよ（笑）」
キャプテン「（無視して）田口クン！彼の名前はなんて言うんだい？」
田口「後藤です」
キャプテン「後藤クン！今日はありがとう！これからも、悪を倒そうじゃないか！」（手を差し出して）
後藤「……おまえヒーローなんだよな？」
キャプテン「何を言ってるんだ！ワタシはスーパーヒーロー、キャプテン・ニュージャパンだ！」
※後藤、仕方なく握手して
キャプテン「ありがとう！これからも悪を倒すために、協力してくれるか！」
後藤「わかったわかった」
キャプテン「ありがとう！田口クンもありがとう！さ、田口クン、帰ろう！」
田口「え？？」
キャプテン「帰ろう！」
※二人で控室へ向かう
後藤「平澤、平澤ぁ〜、ケガないか？」
キャプテン「……君！平澤とは誰だ？　ワタシの名前はキャプテン・ニュージャパンだ！　よ〜く覚えてくれ！」
後藤「ハイ」
※キャプテン今度こそ控室へ
後藤「あ〜、いや〜、新日本にね、あんなヒーローが出てくるなんてね。ま、いいよ、平澤。今日はヒーローごっこにつきあってやったよ。とりあえず、裕二郎！明日はシングル、そんなに俺を越えたいなら、俺に試合で見せてみろ！　以上です」
　
高橋「明日はよ、クリスマスイブだ。後藤、アイツはよ、妻子持ちのただのオッサンだよ。しかし俺は、イケメンでマッチョで独身男だよ。明日アイツに勝って、クリスマスの夜はよ、やりまくってやるよ！」
※飯塚、外道はノーコメント