NEW JAPAN ALIVE 2011
- 日時
- 2011年11月19日(土) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 神奈川・小田原アリーナ
- 観衆
- 1,100人(満員)
MATCH REPORT
両者の先発で試合が始まり、互いに一歩も譲らず互角の展開。そこから真壁対天山の攻防を挟み、後藤対井上となる。
井上がヘッドロックからのショルダータックルで先制すると、後藤は追走式ラリアットで反撃。さらに、串刺しニールキック、バックドロップへ繋げる。しかし井上は、ショルダースルーで後藤をエプロンへ追いやり、ショルダータックルをお見舞い。これで後藤を吹き飛ばして鉄柵へ激突させると、エプロンを駆け抜けてジャンピングニーアタックを食らわせる。
ここから場外戦が始まり、井上と後藤、棚橋と永田が激しくやり合う。そして、さらにダメージを受けた後藤が孤立し、永田組の標的にされてしまう。永田と井上に攻め込まれた上、天山の連続攻撃を浴びた後藤は大ピンチとなるが、ブレーンバスターを仕掛けた天山を反対に投げ捨て、逆転に成功。
タッチを受けた棚橋は、天山にフライングフォーアームを食らわせ、乱入した永田をドラゴンスクリューで蹴散らす。そして、ダイビングサンセットフリップで天山に追撃するが、天山はモンゴリアンチョップ連射、カウンターニールキックで逆襲した。
これで棚橋対永田となり、永田が串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。そして、エルボー合戦を挟み、永田が膝蹴り連射。だが、棚橋がミドルキックをキャッチし、ドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールド。それと同時に真壁が天山、後藤が井上をドラゴンスクリューで倒し、それぞれ監獄固め、サソリ固めで追撃した。
真壁対井上の場面。井上が、串刺しジャンピングエルボー2連発、スタガリンブロー。そして、天山のモンゴリアンチョップ、永田の延髄斬り、井上のローリングバックエルボー、ジャーマンスープレックスホールドが、立て続けに真壁へ炸裂する。
しかし真壁は、スピアーをかわしてラリアットを放ち、これをかわされるとすぐさま左のショートレンジラリアットでダウンを奪う。そして、キングコングニードロップを狙ってコーナー最上段へのぼるが、永田が割って入ってデッドリードライブ。
ここから永田組がトレイン攻撃へ行くものの、後藤が飛び込んでラリアットで井上を吹き飛ばす。これをきっかけに次々と選手が入り乱れ、リング上に残った井上が、真壁を逆さ押さえ込みで丸め込む。だが、跳ね返した真壁が、ショートレンジラリアットでお返し。そして最後は、キングコングニードロップで3カウントを奪った。
試合後、棚橋と永田が激しい睨み合いを展開。その後、永田が退場すると、棚橋、真壁、後藤の3人が三方のコーナーへのぼり、ファンの大歓声に応えた。
そして、真壁と後藤に続いて棚橋も退場するが、ファンのコールを受けてリングへカムバック。「小田原にーーー!! キターーー!!」と、大好きな『仮面ライダーフォーゼ』ばりのアピールを敢行する。
続いて棚橋は「皆さん今日は、雨の中、たくさん来ていただきまして、ホントにありがとうございました!」とファンに挨拶し、「小田原の皆さーん!! 愛してまーす!!」と絶叫。そして、花道の途中でエアギターを奏でつつ、退場して行った。
COMMENT
後藤「杉浦(貴)! 杉浦さんよ、俺はずっと言ってんだぞ。『決着つけるぞ。もう1回だ!』って。今に始まったことじゃねぇぞ。またタッグかよ? オマエ、1人で乗り込んで来れねぇのかよ! いいか、『どんたく』(5月3日レスリングどんたく2011)のようにはいかねぇぞ。タッグだろうがシングルだろうが、俺がキッチリ、オマエから獲って、必ず決着つけてやる」
棚橋「(左腕が)つった……。まだまだ、永田裕志、こんなもんじゃねぇから。それは俺の体が一番よく知ってるから。シリーズを盛り上げていくとともに、コンディションも上げていって、俺がこの12年、13年やってきたすべて、王者の鎧として身にまとって、2011年、新日本プロレスのタイトルマッチに相応しい試合して、俺がベルトを守ってみせます!」
永田「(リング上で)今、確認したよ、棚橋と。俺はIWGPのベルトを狙うチャレンジャー。王者・棚橋。そして棚橋は、俺の防衛記録に挑むチャレンジャー。俺は防衛記録保持者。お互い五分と五分だ。そこを確認したよ。お互い五分と五分、なかなかないシチュエーションだよ。その中で、俺がベルトごとふんだくって、最多防衛記録保持者を死守してやる」
※天山、井上はノーコメント