NEW JAPAN ALIVE 2011
- 日時
- 2011年11月18日(金) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 新潟・サンビレッジしばた
- 観衆
- 1,200人(超満員札止め)
MATCH REPORT
その両者の対決で試合が始まり、棚橋がヘッドロックからショルダータックル。しかし、続いてのドロップキックは永田がかわし、ローキックを発射。だが、棚橋もこれをかわして一歩も譲らず。
真壁対小島の場面。ショルダータックル合戦が互角となる。そこから本間対井上になり、激しいチョップ合戦が勃発。そして、本間がロープへ走ると、井上がカウンターエルボーで迎撃。それでも本間は追走式バックエルボーでやり返すが、井上がカウンター水車落としで叩きつけ、永田とのダブルショルダータックルで追撃した。
ここから永田組が本間を捕らえ、集中攻撃を開始する。そんな中、棚橋と永田は場外で番外戦を繰り広げ、永田が鉄柵攻撃、フロントハイキック。その間にも本間の劣勢は続き、小島の連続攻撃を浴びて大ピンチに陥ってしまう。
しかし本間は、ブレーンバスターを仕掛けた小島を反対に投げ捨て、脱出に成功。ようやくタッチを受けた真壁は、小島に対して串刺しラリアット、頭部へのパンチ連射、パワースラム、ラリアットで追撃。しかし、2発目のラリアットを迎撃した小島が、コジコジカッターでやり返した。
真壁対井上の場面。井上が、串刺しジャンピングエルボー、スタガリンブロー。さらに、エルボーを連射して行き、ローリングバックエルボーで追い討ち。そして、ラリアットをかわすものの、真壁は間髪入れずに左のラリアットをヒットさせた。
棚橋対井上の場面。棚橋がフライングフォーアームで井上を吹き飛ばし、乱入した永田をドラゴンスクリューで蹴散らす。そして、ダイビングサンセットフリップで追撃するものの、井上は風車式バックブリーカーで逆襲。
棚橋対永田となり、永田が串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。これに対して棚橋が張り手で反撃すると、永田はすぐにフロントハイキックでお返し。続いてエルボー合戦になり、そこから永田がカウンターキチンシンク。しかし、棚橋もカウンタースリングブレイドで応戦し、ダブルダウンとなった。
本間対永田の場面。本間が、逆水平チョップ連射、串刺しエルボー、フェースクラッシャー、小こけし、ミサイルキックと得意技を連発。そして、真壁とのサンドイッチラリアットからラリアットを叩きこむ。
続いて本間は、コーナー最上段にのぼってこけしを投下するものの、かわされて自爆。即座に永田がナガタロックIIを極めるが、棚橋がカットに入る。その棚橋を小島がDDTで蹴散らし、真壁が小島をラリアットで排除。しかし、井上が真壁を場外に落とし、プランチャで分断。
すると永田は、両手を広げるポーズから本間へタイナーを食らわせ、垂直落下式ブレーンバスター、延髄斬り。そして最後は、バックドロップホールドで3カウントを奪取した。
試合後、棚橋がIWGPヘビー級ベルトを持ってリングに入り、永田と睨み合う。そして、「永田! いま! 新日本プロレスは俺を先頭に、俺が引っ張ってる! 新日本プロレスは! 前に進むしか! 道はねえ! だから! このベルトは、必ず俺が守ってみせる!」とマイクアピール。
これに対して永田は、「棚橋! 俺もまだまだ前へ突っ走ってるぞ! そう、今年、俺のテーマは! アンチエイジング!! まだまだ老け込むわけにはいかねぇんだ!! そのベルト、名古屋で必ず俺の腰に戻して、日本全国をよろこびに満ち溢れさせて、キミたち(ファン)のすべてを幸せにするぞ!!」と返答した。
ここで棚橋が退場すると、永田はなおもマイクアピールを続行し、ファンに挨拶。
永田「14年ぶりの新発田大会、今日はホントにどうもありがとうございました!(※大拍手) 14年前の新発田大会、俺はアメリカ遠征中で来れなかったけど、俺はあのとき以上に、いま前を向いて、頂点を目指して走ってますから(※大拍手)。43(歳)になっても、まだまだ頂点向かって走ってますから!(※『若い!』の声) ありがとう! またそれを証明するためにも! 名古屋で必ずベルトを取り返して! 笑って! (1/4東京)ドームへ向かいたいと思います! 今日はどうもありがとうございます!(※大歓声)」
続いて永田は「よし、いくぞー!」と叫び、「1、2、2、ゼア!」の掛け声でファンと共に敬礼を決める。さらに、「ザ・スコアー」の旋律に乗り、あのナガダンスを久々に敢行! 最後はもちろん敬礼で決め、大歓声を浴びながら退場した。
COMMENT
——久しぶりに“ナガダンス”を披露しましたが?
永田「今日はやる前から、そういう声はいくつか飛んでたんだよ。『G1(CLIMAX)』終わって、自主興行(8/30)終わって、封印してたけど、世の中の人は求めてるよ。封印しようと思ったけど、そうも言ってられないから。日本列島、この年末、名古屋で花を咲かせますよ」
——エアギターの出番はない?
永田「全部勝って。エアギター、長いもん、だって。簡潔でちょうどいいだろ? 俺のダンスはサッとやって、人々を興奮のるつぼにして帰ってくる。リング屋さんも助かるよ。エアギターもいいけど、簡潔なダンシング・カーニバルで。以上(敬礼)」
※小島、井上はノーコメント
棚橋「クソ! (永田は)元気だな。ただアンチエイジングと、新日本とはワケが違うから。新日本プロレスは前に進むしか道はないからな。その覚悟は俺にはあるし、俺が引っ張ってるから。そういうこと。だから、必ず何度でも、俺が(IWGP王座を)守ってみせる」
※真壁、本間はノーコメント