POWER STRUGGLE
- 日時
- 2011年11月12日(土) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 大阪・大阪府立体育会館
- 観衆
- 6,000人(超満員)
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第10試合 60分1本勝負
IWGPタッグ選手権試合- (第57代王者組)
- (挑戦者組/G1 TAG LEAGUE 2011優勝チーム)
※バッドインテンションズが10度目の防衛に成功。レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
バーナードとアーチャーの先発で試合が始まり、両者はいきなり場外戦を開始。ラリアットが何度も相打ちになり、リング上でもラリアットが相打ちとなった。
アンダーソン対鈴木の場面。鈴木がアンダーソンを場外へ追いやり、場外乱闘が勃発。アーチャーがアンダーソンを痛めつける一方、バーナードは鈴木に場外パワーボムを仕掛ける。
ところが、鈴木が空中で体勢を入れ替え、背中にしがみついてスリーパーホールドを極める。バーナードは背中から鈴木を鉄柱に激突させるが、それでも技は解けず。なおも鈴木がグラウンド状態で首を絞め上げ、バーナードは完全にダウンしてしまう。
バーナードが復帰できないままで試合は進み、孤立したアンダーソンへ鈴木組が集中攻撃を開始。鈴木が張り手、腕ひしぎ逆十字固め、アーチャーがF’n Slamなどで痛めつけて行く。
その頃、鈴木組のセコンドについていたタイチが、試合介入してバーナードへストンピング連射。しかし、バーナードが起き上がってタイチを蹴散らし、控えの鈴木を急襲。一方、アンダーソンは串刺し攻撃をかわしてアーチャーをコーナーへ激突させ、ジャンピングフロントハイキックで逆襲。
これでようやくタッチが成立し、バーナードがアーチャーと鈴木へ2回ずつ串刺しボディアタックを食らわせ、アーチャーにはコーナープレスで追撃。場内が大「バーナード」コールに包まれる。
バーナードの攻撃は続き、ジャンピングボディプレスからチョークスラム。そして、フォールに行くものの、鈴木がカウントを妨害。すると、バーナードが鈴木に気を取られてアーチャーの反撃を許してしまうが、素早くタッチしたアンダーソンがネックブリーカーを食らわせる。
バーナードが鈴木を何度も鉄柵へ叩きつける中、リング上ではアーチャーがネックハンギング式モンキーフリップでアンダーソンに逆襲。しかし、アンダーソンが串刺し攻撃をかわしてアーチャーをコーナーへ激突させ、飛び込んだバーナードが串刺しボディアタックで追撃。
その後、アンダーソンとバーナードは、アーチャーへジャンピングボディアタックとセントーンを交互に見舞う。そして、アンダーソンがコーナー最上段へのぼるものの、アーチャーが攻撃を妨害。さらに、乱入したバーナードをダイビングエルボーアタックで蹴散らす。しかし、直後にアンダーソンが、ダイビングネックブリーカーをお見舞い。
だが、アーチャーがアンダーソンを担いでから投げ捨て、雪崩式ブレーンバスターを狙う。すると、バーナードがアーチャーの股下に潜り込み、パワーボムを敢行。アーチャーをマットへ叩きつけたものの、同時にアンダーソンにもブレーンバスターが決まってしまう。
そこへ鈴木が乱入し、トップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めでバーナードを捕獲。続いて、張り手連射、スリーパーホールドに繋ぎ、ゴッチ式パイルドライバーの体勢に入る。しかし、バーナードがバックスープレックスで回避し、地獄突きで報復。
それを見たアーチャーが、バーナードにダークデイズを仕掛けるが、アンダーソンがジャンピングハイキックで妨害。そして、バーナードがアーチャーのボディを持ち上げ、アンダーソンが高角度でガンスタンを極める合体技・ジャイアントガンスタンが炸裂し、バーナード組の勝利となった。
試合後、鈴木とバーナードが一触即発なるが、辛うじて乱闘は回避された。
COMMENT
※バッドインテンションズのコメントルームに、いきなり鈴木みのるが単独で乱入。水の入ったペットボトルを投げたあと。
鈴木「ヘイヘイヘイ! オイ、バーナード! テメー、眠たいんだろ? 寝てろ!」
バーナード「誰か、英語を話せるヤツはいないのか!」
鈴木「スリーピーかい?」
バーナード「このマザーフ○ッカー野郎に言ってやれ! おまえはリスペクトが足らないんだよ!」
鈴木「あ? そんなもんねーよ!」
バーナード「次のシリーズでは、この俺がリスペクトってもんを……」
鈴木「(さえぎって)うるせーなコノヤロー! 」
バーナード「このファ○キン野郎!」
鈴木「うるせえ! ファ○キュー! やかましい!」
バーナード「なんだおまえは!」
鈴木「テメー、シングルマッチやるか!1vs1でやるか!」
バーナード「シングル、やってやるよ! (日本語で)バカヤロー!」
鈴木「何、このバカガイジン! なんなら二人いっぺんでもいいぞ!」
バーナー「おかしなヘアスタイルしやがって、なんだそのクルクルした……」
鈴木「ワーハハハハハハ!」
バーナード「ワハハハハハハ!」
※いきなり爆発的に笑いあった両者。最後は、凄まじい形相でにらみ合ったあと、鈴木みのるは退室。
——今日の試合に関しては?
バーナード「……俺たちは、今日、タッグのヒストリーを作った。10回連続で防衛しているんだぞ? この重み、わかるだろ?」
アンダーソン「たしかにハードな試合だった。ヤツらはG1 TAGのチャンプ、大変な試合になるとは思ったが、タイトルが掛かっていれば、俺たちが必ず勝つ!それをキッチリ証明したよ」
——鈴木みのるに関しては?
バーナード「ヤツは、タフなファイターだ! それは認めよう。今日もスリーパーで10秒?5秒? ヤツに寝かされたよな。だが、ヤツにはリスペクトがない! そこを俺がスズキに次のシリーズで叩き込んでやる!」
アンダーソン「……ヘイ、トーキョースポーツ!これで、今年のベストタッグ賞は決まったろ? いったい誰なんだ? (日本語で)ベストタッグ、ダレ?」
東京スポーツ、岡本記者「え〜、バッドインテンションズです!」
※岡本記者を捕まえて
バーナード「ヘイ、いったい、今日はなんで勝利のビールがねーんだよ! 次、闘うときは、必ず用意しておけよ!」
アンダーソン「(日本語で)ナマビール、フタツクダサーイ!」
バーナード「(日本語で)ナマビール、ヨッツ、クダサーイ!」
岡本記者「オーケー、オーケー……」
アンダーソン「用意しなかったら、ガンスタンだからな? わかったな!」
※アーチャーはインタビュー用のイスを扉に投げつける
アーチャー「俺の前から失せやがれ!!」