G1 TAG LEAGUE 2011
- 日時
- 2011年10月24日(月) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 栃木・ニューサンピア栃木
- 観衆
- 777人(超満員)
MATCH REPORT
後藤と田中が先発し、11月12日大阪で行なわれるIWGPインターコンチネンタル選手権試合の前哨戦で、試合がスタート。激しいエルボー合戦から、後藤がショルダータックルで田中を場外へ落とす。そして、フライングメイヤー、サッカーボールキックで追い討ちをかけた。
タイガー対邪道の場面。邪道が逆水平チョップを叩きこみ、「Woooo!」と絶叫。そして、タイガーがフライングボディアタックで反撃すると、パントキックでやり返す。しかしタイガーは、カンガルーキックでさらにお返しした。
棚橋対邪道の場面。棚橋が、エルボースマッシュ連打で邪道をコーナーへ追い詰める。それでも邪道は、軽快なフットワークで歩き出すが、バッタリと前のめりでダウンしてしまった。
その後も棚橋組優位の試合展開となるが、コンプリートプレイヤーズがKUSHIDAの捕獲に成功。ラフを主体とした集中攻撃で、徹底的に痛めつけて行く。
そんな中、外道がサーフボードストレッチを極めると、KUSHIDAがこん身の力で切り返し、背中にショートレンジドロップキックをお見舞い。さらに、スイッチした田中を前転からのカウンタードロップキックで吹き飛ばす。そして、邪道と外道の同士討ちを誘発すると、邪道に蹴り脚を取らせて外道に延髄斬り。その直後、ハンドスプリングエルボーで邪道をなぎ倒した。
KUSHIDAからタッチを受けた後藤は、ラリアットで高橋を蹴散らし、田中に串刺しニールキック、バックドロップ、ラリアットで追撃。そこからエルボー合戦になり、後藤が2段助走式ラリアットに行く。しかし、田中がバックエルボーで迎撃し、ラリアットが相打ちになる。さらに田中は、ラリアットをかわし、バックドロップで後藤を叩きつけた。
タイガー対邪道の場面。タイガーが邪道と外道を激突させ、開脚式ドロップキックで同時に吹き飛ばす。そして、邪道をカニばさみで倒し、619で追撃。だが、続いてのダイビングヘッドバットは、邪道にかわされてしまう。
その後、タイガーがロープに走ると、控えの高橋が背中を蹴って妨害。すかさず邪道がラリアットで逆襲し、高橋とタッチ。しかしタイガーは、カウンターキチンシンク、ローリングソバットで高橋を蹴散らした。
棚橋対高橋の場面。棚橋が、エルボー&太陽ブロー連射、フライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップ。そして、場外に落とされそうになっても逆上がりで復活し、フロントハイキックをキャッチしてドラゴンスクリュー。
続いて棚橋は、コーナー最上段にのぼるが、起き上がった高橋が雪崩式フロントスープレックスで逆襲。それでも棚橋は張り手で反撃し、スリングブレイドを敢行。だが、高橋が回避してインカレスラムで叩きつけた。
棚橋対外道となり、コンプリートプレイヤーズがトレイン攻撃を敢行。外道の串刺しバックエルボー、邪道の串刺しラリアット、田中の串刺しジャンピングエルボーが連続で棚橋を襲う。さらに、邪道が河津落としを見舞い、外道がトラースキックからフォールに行く。しかし、棚橋は辛うじてキックアウト。
ここで外道が、チンクラッシャーで追い討ちをかけ、邪道がラリアットを発射。ところが、棚橋にかわされて外道に誤爆してしまう。すると、後藤たちが邪道たちを場外へ追いやり、3人同時のプランチャで分断。そして、棚橋がスリングブレイド&ハイフライフローの必殺フルコースで、外道を仕留めた。
試合後、棚橋組の4人は、四方のコーナーにのぼってファンの大歓声に応えた。そして、「棚橋」コールを受け、棚橋がマイクアピールを開始。
棚橋「新日本プロレスが! 栃木に! 帰って来たぜーー!!(※大拍手) 今日は最後まで、応援ありがとうございました!(※大拍手)いま、俺が(IWGPヘビー級)チャンピオンなのに、ベルトがありません(※笑)。そう。笑えるぐらいマヌケな状況だけど、(11/12大阪のタイトル戦で)必ず矢野を倒して、チャンピオンとしてまたここに帰って来ます(※大歓声)。今日はホントに、ありがとうございました!(※大拍手)」
ここでさらに大きな「棚橋」コールが起こり、棚橋はエアギターを敢行。アンコールと「もう1回」コールにも快く応じ、場内をさらに盛り上げた。そして最後は、「栃木の皆さーーん!! 愛してまーーす!!」の叫びで、鹿沼大会を締めくくった。
COMMENT
KUSHIDA「小さい会場ですけど、超満員。本当にありがたいっすね。小さい会場も大きい会場も、そしてビックマッチ、ペー・パー・ビュー、プロレスはいろんな顔があって、ホント面白いっすね! 大阪が今から待ちきれないっすよ」
棚橋「わかってるぜ、マジで。『G1 TAG LEAGUE』ってのは、公式戦が今回少ない分、1試合、1試合、重要になってくるから。それを2連敗。とてもピンチだと思う。けど、改めてその状況に置かれて、1分1秒、そしてこの大会を観に来てくれたお客さんと共有した時間、そういうものが大事だと思うし、俺のエネルギーになるから。今日はいいことばっかり言うけど、今日からの巻き返し、期待してくれ!」
田中「アイツ(後藤)、なんか勘違いしとるんちゃうか? どんだけイキがってもよ、どんだけ試合後に俺の前でカッコつけても、(IC)ベルトはここにあるんじゃ! チャンピオンは俺なんじゃ! チャレンジャーはチャレンジャーらしく、謙虚におったらエエねん! オマエにはベルト絶対渡さんからな! 覚悟しとけ、ボケ!」
※高橋、邪道、外道はノーコメント