DESTRUCTION '11
- 日時
- 2011年10月10日(月) 16:00開場 17:00開始
- 会場
- 東京・両国国技館
- 観衆
- 6,500人
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第5試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合- (第28代王者組)
- (挑戦者組)
※ロッキー&デイビーが第29代ジュニアタッグ王者となる。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
ゴングを待たずにNRCが奇襲を仕掛け、リチャーズが田口、ロメロがデヴィットにトペスイシーダをお見舞い。そして、そのまま田口を捕まえ、集中攻撃を開始する。
いきなり追い込まれた田口だったが、セカンドロープに飛び乗り、バックエルボーでロメロに逆襲。タッチを受けたデヴィットは、ロメロを踏み台にし、リチャーズにドロップキックを食らわせる。
これでロメロが場外に落ちると、デヴィットはロープへダッシュ。しかし、リチャーズが、場外から脚を引っ張って攻撃を妨害。すかさずロメロがリングに戻ってデヴィットをスローイングするが、デヴィットがその勢いを利用してリチャーズにノータッチトペコンヒーロを食らわせた。
田口対ロメロの場面。田口が、脇固め、スリーパーホールド、チンロック。そこからデヴィット対ロメロになり、デヴィットがロープへ走る。しかし、控えのリチャーズが背後から妨害し、ロメロがジャンピングニーアタックで逆襲。さらに、リチャーズがバックドロップでデヴィットをエプロンに叩きつける。
大ダメージを負ったデヴィットに対し、リチャーズが逆エビ固め、ランニングローリングソバットで追撃。しかしデヴィットは、コーナー最上段から飛び込んだロメロを受け止めてマンハッタンドロップを食らわせ、リチャーズをオーバーヘッドキックで蹴散らす。
タッチを受けた田口は、リチャーズにミサイルキックをお見舞い。さらに、モンキーフリップで投げ飛ばして、倒れているロメロを押し潰し、スリーアミーゴで追撃。しかしロメロは、田口の突進をかわしてコーナーに激突させ、低空ドロップキックで反撃。そして、どどんを前方回転エビ固めに切り返すと、蹴り脚を取らせてのバックスピンキックに繋いだ。
続いてNRCのトレイン攻撃となり、ロメロの串刺しラリアット、リチャーズに担がれたロメロの串刺しダブルニー、リチャーズのジャーマンスープレックスホールドが連続で炸裂。
さらにNRCは、合体殺法のコントラクトキラーに行くが、デヴィットがエプロンからロメロにドロップキックを見舞って阻止。すかさず田口がスクールボーイで丸め込み、続いてラ・マヒストラルに行くものの、ロメロが押し潰す。それでも田口はどどんを炸裂させるが、フォールに行くことができず、デヴィットにタッチして勝負を託す。
デヴィットは、ダイビングフットスタンプでロメロに追撃。そして、ブラディサンデーの体勢に入るが、リチャーズが延髄斬りでカット。そのリチャーズを田口がミサイルキックで吹き飛ばすが、リチャーズがローリングラリアットでお返し。
デヴィット対リチャーズとなり、リチャーズが串刺しジャンピングエルボー、ミドルキック連射。そして、ロープに走るものの、デヴィットが追走式ドロップキックで反撃。田口との合体技ブラックホールバケーションで追い討ちをかける。
続いて田口が、ロメロに三角飛びプランチャを放つが、かわされて自爆。一方のデヴィットは、リチャーズに雪崩式ブラディサンデーを仕掛けるが、ロメロが妨害。その直後、コーナー最上段のリチャーズがデヴィットを肩車して、ロメロがトップロープで反動をつけて超高角度雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
さらに、ロメロがDDTで田口をダウンさせ、ダイビングヘッドバット。同時にリチャーズもデヴィットにダイビングヘッドバットを投下する。そして、リチャーズがデヴィットの側頭部にキックを叩きこみ、パワーボムでフォール。
これは田口が辛うじてカットしたものの、NRCがデヴィットにコントラクトキラーを敢行。ついにIWGP Jr.タッグベルトを手中に収めた。
試合後、ロメロが奪ったばかりのベルトを高々を掲げ、マイクで「フォーエバー!」と連呼した。
COMMENT
リチャーズ「俺は言っていた通り、Apollo55を粉砕してIWGPジュニアタッグのチャンピオンになる、その通りになっただろう」
ロメロ「新しい日になった。それはデイビー・リチャーズ、ロッキー・ロメロの『NRC』だからだ。俺達がチャンピオンだ!永遠に!」
※ここでタイガーマスク&KUSHIDAが登場。
タイガー「オイ、俺たちが次のチャレンジャーだ」
KUSHIDA「いつでもオッケーだ」
リチャーズ「オッケー、今ここでやってやる」
KUSHIDA「今だっていいぞ、今やってやる!!」
リチャーズ「フ○ックユー!」
ロメロ「フォーエバー!フォーエバー!フォーエバー!」(と言いながら控室へ)
——IWGPのベルトが流出してしまったが?
タイガー「そうですね、今言った通り、次のチャレンジャーに、自分とKUSHIDAでいきたいと、常常会社に言ってるんでね、今日のアピールで会社もわかってくれると思うんで、また改めて、今日のこの大会の終わりで自分たちがチャレンジしたいということを、実行委員会の方に言います」
——必ずベルトを取り返してくれますよね?
KUSHIDA「僕らはいつでも準備出来てますんで。彼らも今、『必ず挑戦を受ける』って言いましたんで。僕とタイガーさんで取り返しましょう」
タイガー「もう今はあといけるの、俺達しかいないからね、必ず取り返します。場所はもうどこでもいいんで、必ず獲ります」
※デヴィットと田口、倒れこんで
田口「いや、アンビリーバボーです……。ハイ、信じられない。この結果は、受け入れられない……」
——やってみて、強さは感じた?
田口「やったことはあるんですけど、紙一重というか……ま、運がなかったとしか言いようがない……」
デヴィット「フオーエバー、フォーエバー、叫んでるけど、うるさいヤツらだ。でも、Apollo55は、必ずリマッチして取り返すよ。オーサカでも、ナゴヤでも、トーキョードームでもいい。僕らは、ベスト・タッグチーム・イン・ジャパンなんだ」
田口「そうですね……」
※ここでTAKA、タイチが乱入。
TAKA「コングレッチュレーショ〜ン!!」
※テレ朝アナウンサーにビールを持たせて
タイチ「開けろ!! 開けろ、コラ!!」
※開けると、泡がプシュっと飛び出して、デヴィットに降りかかる。
TAKA&タイチ「ワッハハハハ!!」
TAKA「ヘイ、ベルトはどこだ?負けたのか? オー、マイ、ゴッド!! イッツ・オーケー。ウィー・ウォント・シングルタイトル!! オイ、タイチとどっちを選ぶんだ?」
デヴィット「TAKA、おまえはしゃべりすぎだ。リングの上でベルトをかけて決着つけてやるよ? ……センダイと同じ結果になるけどね?」
TAKA「オーケー。聞いたな?オイ。俺を選んだ勇気を認めてやるよ? タイチを選んでおけば、一回、防衛できたのにな? 」
タイチ「失礼だぞ?」
TAKA「いつでもいいぞ!! ただし、会場は大きな会場だぞ。小さい会場ではやらねー。これはビッグビジネスだ!! 俺がとったら、俺が一回くらい挑戦させてやるよ。ビッグビジネスだ!! イッツ・マイ・ファッキン・ビジネス!!」
タイチ「次は俺だぞ?」
※去っていく二人
田口「まずは、シングル防衛のあとに、再挑戦? そうですね。タイガー&KUSHIDA組とできなかったのは、残念ですけどね」