G1 CLIMAX SPECIAL 2011
- 日時
- 2011年9月19日(月) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 兵庫・神戸ワールド記念ホール
- 観衆
- 7,800人(超満員)
-
第8試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチレフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
だが、高橋は内藤の突進を受け止めてコーナーへ激突させ、ジャンピングボディプレス、串刺しタックル、アバランシュホールドなどで畳み掛ける。それでも内藤はドラゴンスープレックスの体勢に入るが、高橋が切り返して変型ストマックブロックをお見舞い。
劣勢の内藤は、高橋の突進をかわしてコーナーへ激突させ、アームホイップ。そして、リープフロッグで翻弄すると、ドロップキックで吹き飛ばし、ランニングサンセットフリップに繋げる。
ここで内藤は、コーナー最上段にのぼるが、高橋が追いかけて雪崩式フロントスープレックスで逆転。さらに、ランニングフロントハイキック、ショートレンジラリアット、インカレスラムと畳み掛ける。
そして高橋は、東京ピンプスを仕掛けるが、内藤が脱出。さらに、串刺し攻撃を回避してエプロンに飛び出し、水面蹴り。続いて、ミサイルキック、雪崩式フランケンシュタイナーで追撃すると、コーナー最上段からスターダストプレスを敢行。しかし、高橋にかわされて自爆してしまう。
ここからエルボー合戦となり、高橋が連打で押し込んでロープへ走る。すると、内藤がラリアットをかわし、高角度前方回転エビ固めを狙う。これを阻止した高橋は、ジャーマンスープレックスを繰り出すが、内藤がバク宙で着地。そして、ジャンピングエルボーアタックを発射するものの、高橋が回避してブッコ抜きジャーマン。
さらに高橋は、ムーンサルトプレスからフォールに行くものの、内藤がキックアウト。すると、高橋は再び東京ピンプスを狙うが、内藤が阻止。さらに、高橋に蹴り脚を取らせて延髄斬りを見舞い、今度こそジャンピングエルボーアタック。そして、ジャーマンスープレックスから押さえ込むものの、高橋が跳ね返す。
すると内藤は、新技・グロリア(変型サイドバスター)で追い討ちをかけ、スターダストプレス。これで高橋を沈めた。
COMMENT
——スターダストの前の技は新技?
内藤「ええ。いつかのためにとっておいた。G1で出す機会がなかったんで、今日はとっておきの技をやりました。名前?勝手に考えたんだけど……スペイン語で“グロリア”。栄光っていう意味ですね。俺が栄光のIWGPに行くための技、グロリア、お願いします。ま、メインはどっちが勝っても縁のある、ひきずりおろしがいのあるチャンピオンを俺がひきずりおろしてやりますよ」
——実現すれば、IWGP初挑戦だが?
内藤「そうですね。ま、いままでデビューした中で、いままでよりも昨日、昨日よりも今日がベストなんで。いまが一番ベストの状態なんで。……俺は中邑に『おまえはもう29歳。おせーだろ。オッサンだろ』って言われたけど、おまえに言われたくないよ。中邑、おまえはジュニアを通ってきたのかって?俺は中邑が経験していないことえをやってこいた。でも、逆に中邑の経験してきたことはやってないかもしれない。だから否定はしないよ。でも、否定される筋合いもない。ま、どっちでもいいですね。メインは。強いチャンピオンと俺がやりたい。そして俺が時代のトビラを開く、と」
高橋「負けたくないんだよ!ただそれだけだ、それだけなんだよ。負けたくないんだよ。内藤だけじゃないんだよ、棚橋にだって、中邑にだって負けたくないんだよ。もう終わりだよ。列に並ぶのはもう終わりだよ。順番待ちすんのはもうごめんだよ!なんだってしてやるよ!この業界の、新日本プロレスのトップにいくためなら、しがみついてでもいってやるよ!」