G1 CLIMAX SPECIAL 2011
- 日時
- 2011年9月19日(月) 15:00開場 16:00開始
- 会場
- 兵庫・神戸ワールド記念ホール
- 観衆
- 7,800人(超満員)
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第2試合 20分1本勝負
星野勘太郎メモリアルマッチ-
金本 浩二
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魔界28号
レフェリー|佐藤健太 -
MATCH REPORT
その後、金本が入場。すると、魔界マスクマンは、金本にも名刺を差し出す。金本は慎重にそれを受け取り、握手の求めに応じた。
しかし金本は、ゴングを待たずに魔界28号へ奇襲を仕掛け、打撃ラッシュで先制。そこからチョップ合戦になり、魔界28号がカウンターショルダータックル。これで金本を場外に落とし、鉄柵に叩きつけた。
さらに魔界28号は、トップロープ越しのブレーンバスター、ヘッドロックパンチ2連チャンで追撃。そして、金本を持ち上げてコーナーに叩きつけ、串刺しスピアーをお見舞いした。
劣勢の金本は、追走式串刺しニーアタックで逆襲。そして、顔面ウォッシュを敢行し、ファンの大声援を受ける。だが、魔界28号が途中で立ち上がり、カウンターボディアタックで反撃。さらに、変型ファルコンアローで追撃するものの、金本はローリングソバットでお返し。そして、魔界28号の側頭部へキックを叩き込み、アンクルホールドを極める。
これを魔界28号が振り解くと、金本は膝にローキックを叩き込み、ムーンサルトプレス。それでも粘る魔界28号をアンクルホールドで仕留めた。
試合後、魔界マスクマンが魔界28号へ張り手を見舞い、羽交い絞めにする。そこへ金本がミドルキックを食らわせ、リング上から排除した。
その後、魔界マスクマンは、手に持っていた魔界マスクを金本に差し出す。それを金本が受け取って自ら被り、両者は握手をかわした。
そして金本が、「俺は星野勘太郎さんと同じ神戸の出身。星野さん、よく聞いといてくれよ……。ビッシビシ行くぞい!」とマイクアピール。
さらに、退場途中の特設花道でも魔界マスクを被り、魔界マスクマンと共にファイティングポーズを決めた。
COMMENT
※隣にいる魔界選手に気づいて驚く金本。
金本「あれ、あっち側のセコンドにいませんでしたっけ?」
魔界マスク「アイツは俺のパクリ! ……今日はアリガトウ!」
※二人は握手。魔界マスクは退場。
金本「なんや相手は魔界28号?神戸の鉄人28号にかけただけやろ。誰でもわかるわ!…でも勘太郎さんのメモリアルとして、魔界の相手に選ばれたのは幸せでしたね。やっぱり、勘太郎さんには凄くいろいろお世話になりましたし。一人前になって、恩返しせにゃあかん……と思った矢先の出来事でしたから。ま、でも相手が勘太郎さんの魔界倶楽部。ただ、いま全日本のジュニアリーグの最中やから。そっち気持ちがいってるから、今日は今日でがんばりましたけども。絶対に全日本で新日本の金本浩二ここにアリを見せたいね。全日本の最終戦には、馳(浩)さんも来ると思うんよ?やっぱり、いま21年も活躍できるのは、コーチやった馳さんのおかげやというのもあるんで。馳さんの前で、どこまで成長したか、見てもらいたい。というか、見せつけたいね?」
——神戸での試合はやっぱりいいですか?
金本「神戸っていったら、自分しかないですからね(笑)。もうちょっと上のほうでやりたかった気持ちもありますけど。ま、いいんじゃないですか?」
——星野さんと試合をしたことは?
金本「ありますあります。僕が一回、試合中にKOしたんですよ。でも、途中で息を吹き返して、コテンパンにやられて負けたんですよ。小樽でやった覚えがありますね。でも、控室に帰ったら、『テメー、コノヤロー!』とかかってきたんで、試合が終わったのをわかってなかったみたいで(笑)。そんなこともありましたね?ま、45歳になってもビッシビシいけるのは俺しかいないと思うんで。星野さんの気持ちを継ぐのは俺しかいないと思うしね」
魔界28号「俺は、この(スーパー・ストロング)マシンの正統なコスチューム、このワンショルダーを着たのが、父ちゃんが、なんか気に入らなかったんじゃないか?」
——それで仲間割れに?
魔界28号「そうじゃないのか?俺はマシンでやっていくぞ、これからも」
——今回どうして“28号”?
魔界28号「それは『鉄人28号』からとったんだろ!横山光輝の故郷だよ、神戸は。そうだろ?そうじゃないのか?そうだ!そうに違いない!父ちゃんがそう決めたんだ!」