G1 CLIMAX SPECIAL 2011
- 日時
- 2011年9月11日(日) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 1,800人
-
第5試合 60分1本勝負
IWGP Jr.タッグ選手権試合- (第28代王者組)
- (挑戦者組)
※王者組が7度目の防衛に成功。レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
デヴィットとタイチの先発で試合開始のゴング。例によってタイチはまともに闘おうとせず、ファンの反感を買う。そんな中、デヴィットが強烈な逆水平チョップを食らわせると、タイチは場外へ逃げ出してしまう。
すると、デヴィットと田口は得意の連携を駆使し、タイチとTAKAを場外へ追いやる。そこから田口が三角飛びプランチャに行くが、TAKAが逃走したのを見てエプロンへ着地。ところが、タイチがパイプイスで田口の膝を殴打し、一気に形勢が入れ替わってしまう。
TAKAとタイチはそのまま田口を逃さず、徹底的な膝攻撃を開始。思うように動けない田口はどうすることもできず、絶体絶命のピンチに陥ってしまう。
それでも田口は、TAKAに延髄斬り、タイチにフィッシャーマンズスープレックスで逆襲。ようやく出番となったデヴィットは、TAKAとタイチを場外に叩き出し、ノータッチトペコンヒーロで追撃。
続いてデヴィットは、タイチをTAKAに激突させ、ドロップキックを発射。これでTAKAがタイチへDDTを食らわせてしまう。さらにデヴィットは、TAKAの串刺し攻撃を回避すると、タイチに追走式ドロップキック、TAKAに串刺し低空ドロップキックで追撃。
ここでデヴィットは、コーナー最上段からダイビングフットスタンプを繰り出すが、TAKAにかわされてしまう。そして、TAKAとタイチがトレイン攻撃を敢行し、ダブルトラースキックで追撃。さらに、合体技みちのくメフィストで追い込むものの、デヴィットはオーバーヘッドキックでTAKAに逆襲。
タッチを受けた田口は、すぐさまTAKAへスワンダイブミサイルキックを発射。しかし、かわされてマットに落下し、膝を痛打してしまう。すると、TAKAが足4の字固めで絞り上げ、タイチがデヴィットのカットを妨害。場内が悲鳴に包まれる中、田口は辛うじてロープへ手を伸ばす。
田口対タイチの場面。タイチが、田口の膝にローキック、低空ドロップキックを食らわせ、トラースキックで追い討ち。さらに、アックスボンバー、ジャンピングパワーボム、スライディングキックに繋げる。
続いてタイチはどどんを仕掛けるが、田口が前方回転エビ固めに切り返す。そして田口は、低空ドロップキックをタイチの膝に見舞い、ラ・マヒストラル。しかし、これをタイチが切り返し、逆にラ・マヒストラルで固める。
だが、これをクリアした田口が、続けて放たれたスライディングキックをかわし、ラ・マヒストラルで3カウントを奪取した。
これでApollo55は、IWGP Jr.タッグ王座防衛記録を更新。しかし、そこへ外道が現われ、ロッキー・ロメロ&デイビー・リチャーズの挑戦を予告した。
外道「綱渡り防衛、おめでとう。危なかったな、オイ!? そんな弱いチャンピオンでよ、デイビー・リチャーズとロッキー・ロメロから守れんのか、オイ!? デイビー・リチャーズからメールが届いたんだよ。『そのときのチャンピオン』、まあ、一応オマエらだよな? 『伝えろ』ってよ! 『確実にそのベルトは、デイビー・リチャーズとロッキー・ロメロが頂く』ってよ!『テメェらのキャリアも奪ってやる』ってよ!」
COMMENT
デヴィット「タグチが、つかまっていたときは、TAKAとタイチは卑怯で、トリッキーなので凄く、くやしい思いだったね。でも、僕らはチャンピオンチーム。絶対に守りぬくんだ、という気持ちでベルトを守り抜くことができた。次の相手は、ライガー&タイガーかなと思ってたけど、ロッキー・ロメロとデイビー・リチャーズが挑戦者として名乗りをあげた。どういうタイミングで挑戦してくるかわからないけど、いずれにしてもベルトをキープしていくつもりだよ」
——今日の防衛で、7度目。歴代の最多防衛記録になりますが?
田口「新記録ですか? おっ。でも、まだまだ伸びると思いますよ。記録を作れたのは光栄ですけど、Apollo55なら、当然だと思います。55回? そうですね(笑)。ま、55回以上を目指して」
デヴィット「去年から、いろんな敵と闘ってきた、ロッキー・ロメロ&デイビー・リチャーズとも闘ったしね。でも、僕らは、このベルトを依然として守っている。それを誇りに思っているよ」
TAKA「なんだ今の?なんだ今のカウント?レフリーよ!オイ、なんか都合悪いのか?俺達が勝つとよ。俺達にベルトがいくと都合が悪いか、新日本プロレス!明らかに遅いんじゃねぇか?タイチが押さえた時と、田口クンが押さえた時とよ。なんだオイ、俺達ベルト獲っちゃいけねぇのか?」
タイチ「なんだ、ビビってんのか新日本よぉ。ふざけんな、あんなレフリー使いやがってよ!」
TAKA「レフリーがあんなんじゃ、ベルトなんか獲れるわけねぇよ」
タイチ「試合見てみろ、どっちが勝ってんだ?俺ら9割、いやもう10割だな」
TAKA「前哨戦からずっと俺達全勝だぞ、俺達よ。コツコツ、コツコツ積み重ねて、やっと迎えたタイトルマッチ、なんだあのレフリーはよ?」
タイチ「オイ俺達は負けてねぇぞ。負けたと全然思ってねぇからな、今日はな。俺とTAKAでまだまだ諦めねぇよ。今日は納得いかねぇよ!俺らの方が強ええだろうが。もう1回だ」
TAKA「もうApollo00は飽きたんだよ。新しい時代求めるんだよ。次はよ、俺らがレフリー用意してやろうか。公平なレフリング出来るレフリー呼んで、今年4度目のタイチの挑戦。どこでもいいや、やってやろうや」
タイチ「何度でもいいんだよ、何回でもやってやればいいんだよ、俺ら負けてねぇんだから」
TAKA「今日はレフリーに負けた。それだけだ」
タイチ「Apollo55、44、33っていうカウントダウンしてきたけどよ、今日でついに00だ。うまいこと発射したな、アイツら」
TAKA「00になって獲れなかったんだから、どうしようもねぇだろ。どうするよ、ボスに絶対獲れって言われててたぞ、俺達よ。どんな内容であれボスに食らわされるぞ」
タイチ「控室寄らないで、家にまっすぐ帰る」
TAKA「こんなんで俺達終わんねぇから。イッツマイ○ァッキン、ビジネス!」
タイチ「そういうことだよ。俺とTAKAで何回もだ」