ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜
- 日時
- 2011年8月13日(土) 11:00開場 12:00開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2,015人(超満員札止め)
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第9試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」Aブロック公式戦レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
序盤、攻勢に出た矢野へ大きな「矢野通」コールが送られる。そんな中、棚橋がコーナーへ飛び乗ってフライングボディアタックをお見舞い。これを受けた矢野に丸め込まれたものの、跳ね返してドロップキックを食らわせる。
すると矢野は、後ろ髪を掴んで棚橋を引き倒し、「ヤノ! トー! ル!」とアピール。だが、棚橋がすぐに逆襲して矢野を場外へ追い込み、エプロンを走ってトペコンヒーロを敢行。ところが、矢野がパイプイスで殴って迎撃。
リングに戻った矢野は、クッションを外して金具をむき出しにしたコーナーへ棚橋を何度も叩きつけ、ボディスラムで追撃。さらに、コーナー最上段にのぼった棚橋の脚を引っ張って転落させ、またもや「矢野通」コールを浴びる。
劣勢の棚橋は、ハンマースルーを切り返して矢野をコーナーの金具へ叩きつける。だが、矢野もすぐさまカニばさみで倒して棚橋を金具へぶつけ、ここでも「矢野通」コールを受ける。それでも棚橋がフライングフォーアームで逆襲すると、なんと場内が大ブーイングに包まれる。さらに、棚橋は矢野をボディスラムで叩きつけ、コーナーにのぼってアピールするものの、またもや大ブーイングが巻き起こる。
それでも棚橋はダイビングサンセットフリップを決め、エルボー&太陽ブロー連射。そして、場外へ落とされそうになっても逆上がりで復活を遂げ、ドラゴンスクリューからテキサスクローバーホールド。すると、場内はまた「矢野通」コールに包まれ、矢野がロープエスケープ。それでも棚橋は技を解かず、またもやブーイングを浴びた。
続いて棚橋がバックを取ると、矢野がレッドシューズ海野レフェリーに後ろからしがみつき、あわやまとめて投げられそうになる。そこから矢野が急所バックキックで反撃して丸め込んで行くものの、棚橋が跳ね返す。
すると矢野は、強力で棚橋を叩きつけてフォールに行くが、これもカウントは2。ここでまたもや「矢野通」コールが起き、矢野は観客に「オッケー!」とサイン。そして、鬼殺しの体勢に入るものの、棚橋が抜け出してダルマ式ジャーマンで3カウントを狙う。
続いて棚橋は、変型ファルコンアローで矢野を叩きつけ、コーナー最上段へのぼる。これでまたもや場内が大ブーイングに包まれるが、棚橋はかまわずハイフライフローでダイブ。だが、矢野が両膝を立ててブロックし、そのまま丸め込んで棚橋を追い詰める。
大「矢野通」コールの中、両者はエルボー合戦を開始。そこから棚橋が張り手を連射すると、矢野が後ろ髪を掴んで引き倒す。さらに、髪の毛を掴んで振り回し、大きく投げ飛ばした。
続いての串刺し攻撃は失敗した矢野だったが、カウンターマンハッタンドロップで逆襲。さらに、両脚を掴んで棚橋を投げ飛ばし、コーナーの金具へ激突させる。そして、鬼殺しの体勢に入るものの、棚橋が前方回転エビ固めに切り返す。
さらに棚橋はスクールボーイを繰り出し、続いて逆さ押さえ込みに行く。すると、海野レフェリーが矢野に服を掴まれ、回転に巻き込まれてこん倒してしまう。
なおも「矢野通」コールが起きる中、矢野がジャーマンスープレックスホイップで追撃。そして、イスを持ち込んでフルスイングするものの、棚橋がかわしてスリングブレイドで逆襲。さらに、ハイフライフローで飛び込むが、矢野が両膝とイスでブロック。 ここで矢野は、改めて棚橋にイス攻撃を食らわせ、フォールへ行くものの、カウントは2。これで流血した棚橋だったが、スリングブレイドルを繰り出し、フォール勝ちを狙う。そして、これを返されるとロープへ走るが、矢野が受け止めて鬼殺しを敢行。ここからのフォールは棚橋が何とか逃れたものの、矢野はすぐさま鏡割をお見舞い。これでついに3カウントを奪った。
試合後、矢野はファンとともに「ヤノ! トー! ル!」と大合唱。意気揚々と引き上げた。一方、棚橋は若手の肩を借りつつ、痛々しい姿で退場した。
COMMENT
矢野「オイ!バカヤロー、よーく聞け! 去年もだ、去年のIWGPチャンピオン誰だ?真壁だろ?俺勝ったぞ!オイ、今年のチャンピオン、棚橋だな?俺勝ってるな!会社のものども! 怖くなかったらな、挑戦させてみろバータレ! オマエら、やる気あんのか?! 今まで待たされ過ぎたんだバカヤロー! ムカついてんだよ!! テメーらもやっちまおうか?!」