ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜

日時: 2011年8月10日(水) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・国立代々木競技場・第二体育館
観衆: 1,500人

第5試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」Bブロック公式戦

井上亘
鈴木みのる

境界線

（2勝4敗＝4点）
（5勝1敗＝10点）

14分19秒　ゴッチ式パイルドライバー→体固め

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　5勝1敗でトップタイを走る鈴木が、青義軍メンバー・井上を迎え撃つ。
　
　序盤、井上がグラウンドで果敢に攻め込むと、鈴木がスリーパーホールドに切り返す。そして、クリーンブレイクと見せかけ、張り手をお見舞い。
　怒った井上は、エルボー連打で報復するが、鈴木が受け止めて「へへへへ」と笑いながら舌を出す。だが、井上はすぐさまローリングバックエルボーを食らわせ、鈴木を後退させた。
　ここでセコンドのタイチがエプロンにのぼり、井上がそれに気を取られて鈴木の反撃を許してしまう。鈴木は、井上を場外へ投げ飛ばし、鉄柵攻撃、フロントハイキック、頭部へのパンチ連射などで追撃。そして、止めに入ったマーティー浅見レフェリーの襟首を掴んで反抗する。その隙を突き、タイチが試合介入し、井上にさらなるダメージを与えた。
　リングに戻った鈴木は、ニーリフト連射、ローキック連射、チキンウィングアームロック、腕ひしぎ逆十字固めで井上に追撃。さらに、フロントネックロックでKO寸前まで追い詰める。
　ピンチに陥った井上だったが、カウンター水車落としで逆転。そこから、串刺しジャンピングエルボー、逆水平チョップ連射、スタガリンブローと畳み掛ける。
　ここでタイチがエプロンにのぼり、またもや井上の注意をそらす。そこへ鈴木が襲い掛かってロープに振り、フロントハイキックを発射。しかし、井上がかわして鈴木を突き飛ばし、エプロンのタイチもろとも場外へ落とす。そして、プランチャでダイブするものの、鈴木はタイチを犠牲にしてエスケープ。
　それでも井上は、鈴木を鉄柵に叩きつけ、リングに戻るとキチンシンクで追撃。さらに、エルボー連打からロープへ走るが、鈴木がカウンターフロントハイキックからのスリーパーホールドで逆襲。
　これをクリアされると、鈴木はエプロン上でゴッチ式パイルドライバーを仕掛けるが、井上が抜け出してスピアーをお見舞い。
　そして、強烈なスピアーで鈴木をコーナーへ叩きつけ、ジャーマンスープレックスホールドで追撃。さらに、スピアーで突っ込むものの、鈴木が受け止めてフロントネックロック。グラウンド状態でギリギリと絞り上げる。
　井上が辛うじてロープへ逃れると、鈴木はスリーパーホールドで追い討ち。すると井上はバックエルボーで振り解き、エルボー連打で反撃。だが、鈴木が張り手でやり返し、左右の乱れ打ちで追い討ち。これで井上をグロッキー状態に追い込むと、さらにスリーパーホールドで絞め上げ、最後はゴッチ式パイルドライバーでとどめを刺した。

COMMENT

鈴木「やっぱ、アレだな？新日本プロレスの日本人所属とやると、新日本に来たって感じがするな。外国人はいまいちだ。このあいだの後藤といい、今日の井上といいヤングライオンのとき知ってる顔だ。ヘっ！どんな道を歩いてきたか知らねーが、おまえらと違う道を歩いてきたこの俺におまえらの技なんか通用するかっての。何一つ痛くもかゆくもねぇ！ないの、質問？」
金澤克彦氏「どうってことない相手でした？」
鈴木「ああ、どうってことなかったな。おまえみたいにな？（笑）。俺から一本、とりたければ、命賭けてこいよ。あわよくばじゃねぇぞ。テメーの命賭けて、俺の一本と引き換えだ。心してこいって言ったろ！あと日本人で残ってるの、中邑だな？　ぶっとばしてやる！」
金澤克彦氏「中邑真輔は楽しみ？」
鈴木「そりゃそうさ！こないだ言った、いまの新しい新日本城の柱の一つだもんな。その柱、ヘシ折るために来たんだ！あと天守閣には、ボクはヒーローですってヒーロー面してるヤツいるだろ？（髪をかきあげるポーズで）『愛してま〜す』ってやってな？俺にクビ狙われて、ビクビクして夜も眠れないだろ？
ま、アイツが上がってくるかわかんねーけどな。もう城内入り込んでるんだ。出あえ〜、出あえ〜、じゃすまなねーぞ？オイ、総力挙げたところで、もう外堀のヤツらは中に入ってこれねー。アグラかいてるヤツが相手にするしかねーんだ。かかってきなさい、中邑真輔、真壁刀義、棚橋弘至！テメーらを倒すために俺はG1に来たんだ！」

　
井上「鈴木みのる！それがどうしたオラ！もう1回やらせろオラ！今日は俺が負けたかもしれない。でも次は違うぞ！もう1回鈴木とやらせろ！もう1回鈴木だ！」