ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜

日時: 2011年8月2日(火) 18:00開場　19:00開始
会場: 福岡・福岡国際センター
観衆: 4,500人

第9試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」 Bブロック公式戦

小島聡
中邑真輔

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　昨年12月にIWGPヘビー級王座を懸けて激突した両雄が、『G1』の舞台で再び遭遇。
　
　序盤はグラウンドの攻防となり、中邑がタックルを切ってバックに回るが、小島もすぐに体勢を入れ替えて上になる。
　そこから中邑がローキックを放って行くと、小島はヘッドシザースでお返し。しかし、脱出した中邑が、ローキック、ミドルキック、膝蹴り、フロントキックで畳み掛け、小島の腕に集中攻撃を開始。
　しばらく何もできなかった小島だったが、ジャーマンスープレックスを阻止してDDTで逆襲。そして、逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボーに繋ぎ、「いっちゃうぞバカヤロー！」をファンと一緒に大合唱。そして、コーナー最上段へのぼるものの、中邑がハイキックをお見舞い。そのまま小島をコーナー最上段へ固定すると、ボディへランニングニーアタックを食らわせる。
　続いて中邑は、グラウンドで膝蹴りを連射。しかし、小島は変型バックブリーカーでやり返して流れを引き戻し、改めてダイビングエルボードロップを投下。
　すると中邑は、ブレーンバスターを切り返してバッククラッカーで逆襲。さらに、リバースパワースラムで叩きつけると、ボマイェを発射する。だが、小島が両腕をクロスさせてブロックし、続けざまに放たれたキックをラリアットで迎撃。そして、コジコジカッター、雪崩式コジコジカッター、垂直落下式ブレーンバスターと畳み掛ける。
　続いて小島はラリアットを放つが、中邑がフロントハイキックで阻止。そして、後ろ回し蹴りから後頭部にボマイェを炸裂させる。それでも小島がラリアットを放つと、中邑は肘にボマイェをヒットさせて阻止。しかし、小島が左のラリアットでなぎ倒す。
　さらに小島は右のラリアットを放つが、中邑が飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。小島が何とか起き上がろうとすると、体を反ってさらに絞り上げる。しかし、小島は辛うじてロープエスケープ。
　ここで中邑はボマイェを放つが、小島にかわされてコーナーに激突。しかし中邑は、カウンターパンチで小島の動きを止め、コーナー2段目からジャンピングボマイェ。最後は、正面からのボマイェで小島をねじ伏せた。

COMMENT

中邑「なつかしいねぇ〜！なつかしいね、この感触!! 始まったね？俺のG1が！俺のG1が始まった！この痛み、この苦しみ……焼け付くような欲求と思い！全部、全部、リングの上で吐き出して、証明してやろうじゃねーの！」

小島「クソ！痛てぇ！ホントに痛てぇ！クソ！腕も首も頭もボロボロだ。たった2戦だ、たった2戦でボロボロだよ！笑いたけりゃ笑えばいい。ボロボロになったって、俺の右腕は動く。1ミリでも1センチでも、ほんのちょっとでも動けば、ずっと試合続けてやる。昨日も言った、『俺一人の右腕じゃない』って。チキショー、ムカつくけど、アイツ強すぎるよ、真輔。なんで12月、俺が勝ったのか、まったくもって不思議だよ。クソ！また新しい倒すべき相手が出来た。棚橋、真壁、そして今日の真輔だ」