ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜

日時: 2011年8月1日(月) 18:00開場　19:00開始
会場: 福岡・福岡国際センター
観衆: 4,500人

第8試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」 Bブロック公式戦

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　7月18日札幌の再戦となった小島と鈴木のBブロック公式戦。
　
　試合開始前、鈴木のセコンドとして現れたタイチに、観客から容赦ない罵声が浴びせられる。そんな中でゴングが打ち鳴らされ、立ち上がりはじっくりとした腕の取り合いが展開された。
　そこから鈴木がチョップを放ち、試合の流れが一変。激しいチョップ合戦から鈴木が張り手を繰り出し、怒った小島がエルボー連打で報復。そして、ラリアットを放つものの、鈴木が受け止めてトップロープ越しの腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。
　これで場外戦となり、鈴木が鉄柵を悪用して小島の右腕を痛めつける。そして、リングに戻った鈴木は、キック、腹固め、腕ひしぎ逆十字固めなどで小島の腕に集中攻撃を開始。
　苦しくなった小島は、逆水平チョップ乱射で逆転に成功。そして、串刺しジャンピングエルボーから「いっちゃうぞバカヤロー！」と叫ぼうとするが、鈴木が立ち上がってトーキックで妨害。さらに、ローリングラリアットもトーキックで阻止した鈴木は、ランニングローキックで追撃。しかし、3発目を受け止めた小島が、DDTで逆襲。
　続いて小島はラリアットを放つが、腕をキャッチした鈴木が脇固めでやり返し、腕にミドルキックを食らわせる。そして、スリーパーホールドで絞り上げるものの、小島がバックドロップで振り解き、ブレーンバスターで追撃。
　ここで小島は右肘のサポーターに手をかけるが、タイチがエプロン上まで乱入。それに小島が気を取られてしまうと、鈴木が背後から近寄ってスリーパーホールド。さらに、ランニング低空フロントキックで小島を吹き飛ばす。
　それでも小島はラリアットを発射するが、鈴木がかわして懐に潜り込み、スリーパーホールドで絞め上げる。そして、ゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、小島が回避して後ろに投げ捨てる。
　続いて小島はラリアットを放つが、鈴木がトーキックで迎撃。しかし、小島は間髪入れずに左のラリアットをお見舞い。そして最後は、右肘のサポーターを投げ捨て、ウエスタンラリアットで鈴木を粉砕した。

COMMENT

小島「俺のこの右腕は、俺一人のものじゃないんだ。過去に俺がノックアウトしてきたレスラーの魂、そして、俺のことをどんなときも応援してくれるファンの人の魂、それが入ってるんだ。だから俺の右腕は何度やられたって、どれだけやられたって、必ず立ち上がる。そうやってやってきた。そうやって、20年間やってきたんだ。鈴木みのるみたいに、俺はオイシイ思いばっかり出来てないかもしれないけど、それでも俺にはこの右腕がある。たくさんの人に守ってもらった、この右腕があれば、必ず優勝出来ると思います。ありがとうございました」
　
鈴木「（コメントの場所の指示をスタッフに出されて）うるせえ！てめーらの思惑で、俺をあっちこっち行かすんじゃねぇ！　（机に手をかけて）……ヘヘヘヘヘへへ！（不気味な笑顔で）」

　

　