ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜
- 日時
- 2011年8月1日(月) 18:00開場 19:00開始
- 会場
- 福岡・福岡国際センター
- 観衆
- 4,500人
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第5試合 60分1本勝負
IWGPジュニアヘビー級選手権試合- (第61代チャンピオン)
- (チャレンジャー)
※飯伏幸太が2度目の防衛に成功レフェリー|マーティー浅見
MATCH REPORT
リングへ戻った田口は、ボディシザースで飯伏を絞め上げ、コーナーで逆さづりにして低空ドロップキックをお見舞い。
劣勢の飯伏は、串刺し攻撃をかわしてミドルキックで反撃。さらに、カウンターフランケンシュタイナーで田口を場外へ落とし、コーナー最上段に飛び乗って場外ムーンサルトアタックを食らわせる。
さらに飯伏は、スワンダイブミサイルキック、ローリングソバット、ミドルキック、その場飛びシューティングスタープレス、コーナー2段目からのムーンサルトプレスと猛ラッシュ。
続いて飯伏はバックを取るが、振り解いた田口が三角飛びミサイルキック、ブレーンバスターで逆襲。そして、クラッチを離さずにトップロープへ飯伏を叩きつけてからブレーンバスターで投げ捨て、さらに同じ要領でロープの反動を利用し、前落としで追い討ちをかける。
ここで田口はコーナー最上段にのぼるが、飯伏がロンダート式バク宙キックで迎撃。そして、スワンダイブ式雪崩式フランケンシュタイナーを敢行するが、田口が切り返して逆に丸め込む。
続いて田口はロープへ走るが、飯伏がカウンターオーバーヘッドキックをお見舞い。ここでエルボー合戦、さらには張り手合戦となり、2人が両手で激しくやり合う。
そして、飯伏が打撃ラッシュからロープへ走るが、田口がカウンターラリアットで逆転。さらに、延髄斬りからジャーマンスープレックスホールドを繰り出すものの、飯伏はキックアウト。
続いて田口はどどんに行くが、飯伏が抵抗。すると田口は、飯伏をコーナーへ激突させ、低空ドロップキックを発射。しかし、飯伏がかわしてその場飛びカンクーントルネードで逆襲。
さらに飯伏はサンダーファイヤーパワーボムの体勢に入るが、田口が回避。そして、ラ・ミスティカの形で飯伏の背後に回り、タイガースープレックスホールド。
田口の攻撃は続き、ラリアットで飯伏を吹き飛ばし、どどんを炸裂させるものの、カウントは2。すると田口は、やや強引にどどんの体勢に入るが、飯伏が激しく抵抗。それでも田口はタイガースープレックスを敢行するが、飯伏がバク宙で着地してカウンターラリアットで逆転。
さらに飯伏は、槍投げで田口をコーナーへ叩きつけ、ハイキックでダウンを奪う。そして、サンダーファイヤーパワーボムを炸裂させると、最後はフェニックススプラッシュで決着をつけた。
COMMENT
飯伏「あ〜、ててて(肩を押さえて)。……まだ、防衛は2回目ですけど。前回もそうすけど、ホントにこのベルトが返ってくるのかっていう……不安がやっぱり、入場のときもありましたけど。内容とかちょっとわからないっすけど、とりあえず防衛できて、ホントうれしいっす」
——田口選手の技を受けきっての防衛に見えたが?
飯伏「いや、自分の中ではそういう感覚はないっすけど。ホントに策にハマッたみたいな……最初はボディを攻められて、途中、クビとかスープレックスとか変化をつけてくるんで。攻めて向こうの策にハマったような気がして、途中危なかったんですけど。これ、何分くらいですか?15分くらい? 『SUPER Jr.』決勝よりは時間的に短かかったですけど、自分的にはもう『SUPER Jr.』より全然キツかったすね。もしかしたらですけど、田口選手には、まだ、まだ、なにかあるんじゃないか、と。そこが怖いんですけど、今日、防衛できたんで、ホントにうれしいです。これで、またもう一回防衛戦ができるし。それもいい試合をして、勝ちます!」
——次の対戦相手は?
飯伏「いや、ホント……前から言ってるんですけど、誰でもいいっす。(記者に向かって)……やります?」
——いや〜(笑)。タイチ選手でもいい?
飯伏「いいです、やります。次は(8.14両国の)Jr.タッグ? もちろんです。“二冠”ですよ。“二冠”!! シングルもタッグも獲らせてもらいます!」
——KUSHIDA選手が、田口選手のあとに挑戦を表明していましたが?
飯伏「あ〜、よろしくお願いします! もちろん! もう、どこでもいいっす! 今回も1週間くらいしか空いてないっすけど、次も1週間後でもいいし、明日でもいいっす。負けないっす!」
田口「『BEST OF THE SUPER Jr.』の時と、あまり差のない試合、『Super Jr.』も紙一重、今日も感触としてはまた紙一重なんだけど、その差が変わらないってことは、それだけ差があるのかもしれない、飯伏選手と。なにか僕からもう一皮剥けたら追いついて、二皮剥けないと越えられないかもしれないね。それはなにかわからないけど『メキシコに行ったら変われなら、メキシコに行ってみたいな』っていう思いがふつふつと沸いてきてます。行きたくはなかったけど、行かないとこれ以上の進歩はないかもしれない。そう思ったらイヤイヤ言ってられない。これはあくまでも、個人の勝手な意見ですから。タッグのチャンピオンでもありますしね。タッグベルトにやらないといけないし。個としてね、田口隆祐、個として変わらないといけない。なにが必要なのかって言ったら、もしかしたらメキシコかもしれない。(飯伏選手に)デヴィちゃん、僕と負けてしまいましたから、なんとしても止めないといけない。(挑戦者は)誰でもいいんじゃないですか?誰か、こういう時こそ、誰か名乗りを揚げたらいい。今のままではダメだから、なにか変わるきっかけをつかんで、もう1度、その時は飯伏選手はチャンピオンではないかもしれないけど、飯伏幸太にリベンジをしたい」