ブシロード PRESENTS G1 CLIMAX XXI 〜THE INVINCIBLE FIGHTER〜

日時: 2011年8月1日(月) 18:00開場　19:00開始
会場: 福岡・福岡国際センター
観衆: 4,500人

第4試合 30分1本勝負
「G1 CLIMAX XXI」 Bブロック公式戦

境界線

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　後藤にとって天山は、かつて付き人を務めた先輩。メキシコ遠征から凱旋した直後の一騎打ち（2007年10月8日両国国技館）では下克上を達成し、飛躍のきっかけを掴んだ。一方の天山はそれを境に体調不良があらわになり、ついには長期欠場に追い込まれた経緯がある。　　　「天山」コールから試合がスタートし、後藤がショルダータックルを受け止め、チョップ合戦からエルボー連打。そして、ロープへ走るものの、天山がカウンターニールキックで迎撃。さらに、場外戦で後藤に追い討ちをかけ、リング上ではモンゴリアンチョップを3連発でお見舞いする。
　対する後藤は、追走式ラリアットで天山をなぎ倒し、ミドルキック、サッカーボールキック、エルボードロップ、ジャンピングエルボードロップとラッシュ。さらに、串刺しラリアット、ダイビングエルボードロップに繋ぐ。
　続いて後藤は牛殺しに行くが、天山が脱出してバックドロップで逆襲。そして、逆水平チョップ連射、ヘッドバット、串刺しラリアット、カーフブランディング、ブレーンバスターと畳み掛ける。
　さらに天山は、ダイビングヘッドバットを敢行するものの、後藤にかわされて自爆。しかし、後藤の反撃をマウンテンボムで断ち切り、モンゴリアンチョップ連打。だが、突進を受け止めた後藤が、牛殺しで逆転。
　続いて後藤は、顔面へのヘッドバットを放つが、天山はモンゴリアンチョップでお返し。すると、後藤はローリングラリアットを発射するが、天山が一瞬早くヘッドバットをヒットさせ、TTDからアナコンダバイス。
　さらに天山は、立ち上がってアナコンダバスターを狙うが、後藤が脱出に成功。そして、両者のラリアットが2度相打ちとなり、その直後に天山のカウンターヘッドバットが炸裂。そして、再びアナコンダバスターを狙うものの、後藤が切り返して後藤式（足極めエビ固め）で3カウントを奪った。

COMMENT

後藤「初戦から負けるわけねーだろ？この勢い、誰も止められねーよ？（笑顔で）。完璧な勝利でした。なんか質問ありますか？いい手ごたえ？ ……ああ、あたりまえだろ！優勝するためにここに来てるんだ。『G1』のGは後藤のG!! それを証明させる。2008年以来の優勝、必ず俺がします！」
　
天山「チキショー！オラ！初戦、後藤洋央紀、このまま最初から突っ走って、いくとこやったけど、もうしょうがない、あんな丸め込み、負けたと思わんけど、俺はもうアイツには絶対リベンジしなあかんと思ったからね、今日は。あんな小細工使いやがったけど、これもG1やから。勝つこと考えて、ヤツも考えたし。牛殺し、食らうまいと思ったけど、やられて俺死んでないからね。このG1、洋央紀、アイツ勢いもあるし、力もあるし、よかったけど、まだ俺は今日1敗で負けたと思ってへんから。1敗ぐらいなんや。まだまだ、まだまだやるよ。俺の夏にしてみせるから。首、正直キツイけど、そんなもん関係ない。G1に命懸けて、首の1本、2本、俺はいつでもリングに命懸けてるからね。今日は負けたけど、また次の試合、俺だけ見てたらいいんや。もう1度G1優勝、4回目のな、よく見とけよ！」