「J SPORTS CROWN」〜無差別級6人タッグトーナメント〜

日時: 2011年6月23日(木) FC先行18:20開場/一般18:30開場　19:00開始
会場: 東京・ディファ有明
観衆: 400人（超満員）

第6試合 30分1本勝負
スペシャルシングルマッチ

KUSHIDA
ブライアン・ケンドリック

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

「DOMINION 6.18」から勃発した遺恨の決着戦。
　
　ゴング直後からKUSHIDAが一気に攻め立て、場外で鉄柵攻撃を食らわせる。そして、コーナー最上段にのぼるものの、ケンドリックが襲い掛かって攻撃を阻止。さらには、キャメルクラッチを極めたままKUSHIDAの顔面を何度も殴りつけ、執拗な腕攻撃に転じる。
　その後も攻められたKUSHIDAだったが、ドロップキックで反撃し、ロープを支点にしたバク宙キックをお見舞い。さらに、ジャンピングハイキックからスワンダイブチョップを繰り出すが、ケンドリックが腕をキャッチして脇固めに切り返す。
　ケンドリックの攻勢は続き、腕へのキックを連発。さらに、雪崩式ショルダーアームブリーカーを狙うものの、KUSHIDAが背後から叩き落とし、ダイビングチョップを食らわせる。
　続いてKUSHIDAは、旋回式変型パワーボム、その場飛びムーンサルトプレスに繋ぎ、バズソーキックを発射。しかし、ケンドリックがかわしてスクールボーイで丸め込み、さらに首固めで3カウントを迫る。
　これをKUSHIDAが返すと、ケンドリックはもう1度スクールボーイで丸め込み、両足をセカンドロープに引っ掛けてフォールに行く。そして、トラースキックで追い討ちをかけてスライスブレッドを狙うが、KUSHIDAがうまく脱出する。
　そしてKUSHIDAは、バズソーキックからフォールに行き、これを返されるとハンドスプリング式バク宙キックでケンドリックの動きを止め、変型バックブリーカーからミッドナイトエクスプレスを炸裂させ、3カウント奪取。ようやく遺恨に決着をつけた。

COMMENT

KUSHIDA「よし！『SUPER Jr.』明けで、一発目のシングルマッチということで。自分がね、それを経て、どの程度、成長できてるか、試合の中でたしかめたかったんだけど、これはいけるね？いけますね？それほど認知ないけど、ヤツはスーパースターだからね。難しい相手だったっす。難敵だったっすね。でも『SUPER Jr.』はやっぱり世界最高峰っすね？　それを経験したことで、自分の実力が飛び級しまくってるのがわかります。ま、しばらくおとなしくしてましたけど、飯伏選手が『SUPER Jr.』で優勝して、IWGP Jr.獲って。ただ、俺は公式戦で勝ってるからね。俺は実績不十分かと思ったけど、今日ので、文句ないでしょ？　ボクも『SUPER Jr.』戦線、いやIWGP Jr.戦線……立候補します！」
　
——KUSHIDA選手の印象は？
ケンドリック「今まで何試合か、タッグマッチで闘ってきたけど、シングルマッチで闘って改めて分かった。彼はエネルギーにあふれて、トレーニングを積んだ非常にいい選手だ。今日の結果は自分の負け、潔く認める。彼はすばらしい選手だった」

　