NEW JAPAN BRAVE 2011
- 日時
- 2011年4月28日(木) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 高知・高知サンピアセリーズ
- 観衆
- 650
-
第6試合 30分1本勝負
レフェリー|レッドシューズ海野
MATCH REPORT
串刺し攻撃を狙って中邑が突っ込むと、棚橋がバックエルボーで迎撃。すぐさまコーナーに飛び乗り、フライングボディアタックを繰り出す。これに対して中邑は、膝蹴り連射で報復した。
そこから5月3日福岡でシングル対戦する永田と田中がリングイン。手四つの力比べで押し込まれた田中が、トーキック、逆水平チョップ、ハンマーブロー連射。これに永田もやりかえし、サッカーボールキックをお見舞い。だが、続いてのPKをかわした田中が、永田の膝へ低空ドロップキックを食らわせ、スライディングD。しかし、永田がかわした。
天山対飯塚の場面。飯塚がコーナーでチョーク攻撃。対する天山は、ヘッドバットで飯塚を黙らせ、モンゴリアンチョップ3連発、フライングラリアット、逆水平チョップ連射、ヘッドバット、串刺しラリアット、カーフブランディングとラッシュ。さらに、チョーク攻撃をお返しした。
井上対石井の場面。激しいチョップ合戦を制した井上が、カウンター水車落とし。しかし、石井がパワースラムで逆襲し、井上を場外へ落とす。すかさず飯塚がイス攻撃を食らわせ、井上は孤立してしまう。
長時間のローンバトルを強いられた井上だったが、風車式バックブリーカーで田中に反撃。タッチを受けた永田は、田中にミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック。田中がエルボー連打、ジャンピングエルボーで反撃しても、エクスプロイダーですぐにやり返し、ナガタロックIIを極める。さらに、加勢に入った天山が、飯塚にラリアット、田中にニールキックをお見舞い。その後、田中がラリアット、永田がフロントハイキックを2発ずつ打ち合い、ダブルダウン状態となる。
棚橋対中邑の場面。中邑が、ジャンピングフロントハイキック、ミドルキック連射、頭部への膝蹴り。すると棚橋は、カウンターフライングフォーアームで巻き返し、ダイビングサンセットフリップ。しかし、中邑が串刺し攻撃を阻止し、ミドルキック。ドラゴンスクリューで反撃されてもすぐにリバースパワースラムを決め、ボマイェを発射。だが、棚橋がカウンタースリングブレイドで阻止。
棚橋対石井の場面。田中の串刺しラリアットから、石井も串刺しラリアット。そして、雪崩式ブレーンバスターからフォールに行くものの、永田たちがカット。すると石井はパワーボムで3カウントを迫るが、棚橋は自力で跳ね返す。
そして棚橋は、石井の串刺しラリアットを寸前で回避。そこへ永田が飛び込み、タイナーをヒットさせる。続いて棚橋と永田は、サンドイッチ式ジャンピングハイキックで石井に追撃。最後は棚橋が、スリングブレイドからのハイフライフローで勝負を決めた。
試合後、またもや棚橋と中邑が激しい視殺戦を展開し、お互いの胸を突き飛ばす。その後、中邑組が退場し、棚橋組の4人はコーナーにのぼってファンの歓声に応えた。
続いて、1人だけリングに残った棚橋が、マイクアピールを開始。「また次回! 高知、俺らがどんどん盛り上げて行くんで、よろしくお願いします!」と挨拶すると、場内から「次はいつ!?」という声が飛ぶ。すると棚橋は「次、いつか? もう、それはね、すぐですよ。そうですね? お客さん!」と答え、大歓迎を受けた。
そして棚橋は、いつものようにエアギターをかき鳴らし、最後は「愛してまーす!」の雄叫びで高知大会を締めくくった……と思いきや、棚橋がまさかのボーナストラックを開始!棚橋の強い希望で高知大会限定となる意外なパフォーマンスで、ファンは大満足となった。
COMMENT
棚橋「ホントにみんなの声援が力になるぜ。やっぱチャンピオンつうのは、いっぱい背負ってるし、俺、どっちかって言うと背負い込んで頑張ろうとするタイプだから。ホントに独りを感じる時もあるけど、そういう時にみんなの声援がホント背中を押してくれるから。東京がやっぱり中心になるけど、これから仙台、福岡、高知も人との繋がりを大事にして、俺はもっとプロレスの楽しさをみんなに伝えたいと思います。だからこそ、5月3日、(IWGPヘビー級王座を)防衛します! 元気出た! ヨシ!」
※天山、井上はノーコメント
田中「ホレ、見たことか。これこそやりがいあるわ。もっともっと潰しがいのある人間になってこいや。絶対お前、ブッ潰してやるから、覚えておけよ」
中邑「(棚橋は)どうせやるんだろ?エアギター。ところで本当に弾けんの? やってる場合か! なんてな」
※飯塚、石井はノーコメント