NEW JAPAN BRAVE 2011
- 日時
- 2011年4月16日(土) 17:00開場 18:00開始
- 会場
- 三重・四日市オーストラリア記念館
- 観衆
- 1,200人(超満員札止め)
MATCH REPORT
井上対内藤の場面。内藤が高橋をリング内へ呼び込み、連携攻撃を狙う。しかし、井上が切り返したために不発。それでも内藤が井上のバックに回ると、天山が飛び込んでラリアットを発射。その瞬間に井上が身をかがめ、ラリアットは内藤に命中。すかさず井上はプランチャを繰り出し、内藤と高橋を押し潰した。
続いて井上は、リングに寝た内藤を飛び越えてロープへ走る。だが、待ち構えた高橋が井上を持ち上げ、その首をトップロープへ打ち付ける。これで井上が場外に転落すると、石井が強烈なイス攻撃をお見舞い。ここからCHAOSが井上をいたぶり続ける展開となる。
中邑の打撃技や内藤のランニングサンセットフリップなどで苦しんだ井上だったが、高橋にランニングエルボーで逆襲して脱出に成功。
スイッチした永田は、高橋にミドルキック連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。対する高橋は、カウンターフロントスープレックスでやり返した。
天山対内藤の場面。天山が、モンゴリアンチョップ連射、串刺しラリアット、カーフブランディングと畳み掛ける。ここで高橋が乱入し、内藤と共に合体攻撃を狙うが、天山が両腕ラリアットで逆襲。これが内藤だけにヒットする。すると高橋は、天山にラリアットを叩き込むが、飛び込んだ井上がミサイルキックをお見舞い。しかし、起き上がった内藤が井上にミサイルキックを放ち、その内藤を天山がニールキックでなぎ倒した。
棚橋対中邑の場面。棚橋がエルボー&太陽ブロー連射で先制するが、中邑が後ろ回し蹴りで反撃。そこから膝蹴りを見舞い、ボマイェを発射するものの、棚橋にかわされてコーナーに激突してしまう。すかさず棚橋がフライングフォーアーム、ダイビングサンセットフリップに繋ぐ。この直後、中邑がカウンターキチンシンクで反撃するものの、棚橋もすぐさまカウンタースリングブレイドでお返し。そして、フライングボディアタックで飛び込むものの、かわされてコーナー最上段で身動きが取れなくなってしまう。すかさず中邑がランニングニーをボディに炸裂させた。
棚橋対石井の場面。高橋のラリアットから石井もラリアットで追撃。そして、豪快な雪崩式ブレーンバスターからフォールに行くものの、天山と永田がカット。劣勢の棚橋が張り手で反撃すると、石井はカウンターラリアットでやり返し、十分に溜めてラリアットを放つ。だが、かわした棚橋がスリングブレイドで逆襲。そして最後は、ハイフライフローで石井にとどめを刺した。
試合後、勝利した棚橋、天山、永田、井上が四方のコーナーに上り、ファンの歓声に応える。その後、棚橋がリングに残り、「四日市に新日本プロレスが帰って来たぜー! これからプロレスを通じてどんどん盛り上がって行きましょう!」とマイクアピール。続いて、ファンの要望に沿う形でエアギターを3連続でかき鳴らす。
そして、棚橋は息を弾ませながら「今日は最後までありがとうございました!」と改めてファンに挨拶。最後は「会場の皆さーん!愛してまーす!」の叫びで四日市大会を締めた。
COMMENT
永田「(全日本プロレスの)チャンピオンカーニバル、ハードだったけど、8人タッグは疲れねぇな! 俺のスタミナは無尽蔵だ(キッパリ)。田中! いつでもかかって来い!! お前のためにチャンピオンカーニバル(優勝)という、とてつもない勲章を持って来てやったぞ! お前の泥臭い生き方、俺に通じてるよ。田中! いいじゃないか! 男と男の勝負!! 博多(5/3福岡)で付き合うぜ(と言って敬礼)」
井上「NO LIMIT! 俺と天山よりはタッグを組んでる時期は長いかもしれないが、今日、リング上で見た通りだよ。あいつらの得意とする連携、切り崩させてもらったぞ。(4/19)後楽園、この調子で行かせてもらうから」
棚橋「あ〜! 真輔は手強いけど、一瞬出てくる関節技だな。俺に付き合わない技術をいっぱい持ってるけど、今の俺に『活躍するな』っつうほうが無理だわ!」
中邑「かつてないほどに、調子がいいんじゃねぇか? チャンピオン。楽しませてくれるぜ」
高橋「(内藤とガッチリ握手をしながら)(4/3)後楽園ホールで俺たち一つになったんだよ。な?天山、あいつらの出る幕じゃねぇよ。あいつらタッグチームなのか? タッグチームってよ、こういうことを言うんだよ。これ(高橋と内藤)がタッグチームだよな?」
内藤「ただレスラーとレスラーが組めば、簡単にタイトルに挑戦できると思うなよ。そんなよぉ、IWGPタッグってさ、甘かねぇんだよ。わかんねぇか? 天山、井上。何年やってもわかんねぇか? いいか、(4/19)後楽園でキッチリ、お前らこのタッグ戦線から消し去ってやるからな。あんな志の低いタッグチーム、俺らNO LIMIT対三上、高橋広夢のほうがいいんじゃねぇの? 俺はそう思うよ」
高橋「ヘビー級のタッグチームはさ、俺たちNO LIMITの専売特許だよな?」