NEVER．6 〜ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT〜

日時: 2011年4月8日(金) FC先行18:20開場/一般18:30開場　19:00開始
会場: 東京・新木場1st RING
観衆: 300人（満員）

第8試合時間無制限1本勝負
「ROAD TO THE SUPER Jr. 2DAYS TOURNAMENT B」決勝戦

タイチ
円華（フリー）

境界線

17分45秒　ブラックメフィスト→片エビ固め

※タイチがトーナメントB優勝。BEST OF THE SUPER Jr.の出場権を獲得。

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　準決勝戦で膝を痛めた円華は、脚を引きずりつつ入場。それでも試合が始まると前へ出ていく。しかし、タイチは決して組み合おうとせず、さんざんじらした挙句に不意打ちのトーキックを発射。だが、円華がすぐに反撃し、タイチを場外へ追いやる。そして、エプロンに立って空中技を狙うものの、タイチが膝へのキックで逆襲。
　ここからタイチが徹底した膝攻撃を敢行し、一方的な試合展開となる。タイチは無抵抗の円華をいたぶりつつ、「なんだよ、コイツ!?」と上から目線で挑発。円華も延髄斬りやスクールボーイで反撃するものの、あとが続かない。
　完全に追い詰められた円華だったが、串刺し攻撃をかわしてタイチをコーナーへ激突させ、スイングDDTで逆襲。そして、タイチの腕に集中攻撃を行ない、今度は自分が主導権を握る。
　さらに、円華はコーナー最上段にのぼり、追いかけてきたタイチの腕を取ったまま場外へジャンプ。タイチの腕を勢いよくトップロープへ叩きつける。
　苦しくなったタイチは、膝へのカウンタードロップキックで逆襲。そして、ハイキックで追い討ちをかけると、円華の脚をトップロープに固定し、ランニングフロントハイキックをお見舞い。さらに、足4の字固めでギブアップを迫る。
　続いてタイチは、顔面攻撃で円華の動きを止め、フロントキックで顔面を蹴り上げ、ジャンピングパワーボムで追撃。そして、トラースキックを発射するものの、かわした円華が逆にトラースキックをヒットさせる。そして円華は、打撃ラッシュで追撃し、ランヒェイを狙うが、タイチが回避。しかし円華は、スピンキックからの腕固めを極め、タイチをロープエスケープさせる。
　さらに円華は、セカンドロープからのムーンサルトプレスを繰り出すが、かわされて自爆。その後、タイチがローリングソバットから串刺しフロントハイキック、側頭部へのキックに繋ぐ。
　ここでタイチはショートタイツ姿に変身し、再びトラースキックを放つ。だが、かわした円華が回転十字固め。さらに丸め込みを連発して3カウントを狙う。
　だが、いずれも返したタイチが、今度こそトラースキックをヒットさせ、スライディングキック、ブラックメフィストに繋いで3カウント奪取。「NEVER.5」で敗れた借りを返すと共に、Bブロック優勝を遂げた。
　
　試合後、菅林直樹社長が登場し、「BEST OF THE SUPER Jr.XVIII」出場を決めたタイチと佐々木に認定証を贈呈。タイチは、試合とは打って変わり、平身低頭のニコニコ顔でそれを受け取った。

COMMENT

タイチ「やった〜、優勝した〜! ……って誰が言うか、バカヤロー！いらねぇよ、あんな賞状。バカじゃねぇの？社長の前だからヘコヘコしてやっただけだよ。菅林社長は、単純だからヘコヘコしたら機嫌よくなるからよ？だから、やる前から、結果見えてるって言ったろ？意味ないんだよ。1日2試合もやらせやがって。な、菅林社長、2試合ぶんのギャラ、払ってくれよ？疲れたよ。……昨日は、素人とか一般人だとか言ったけどさ、円華とか言ったっけ？あれは一般人の域じゃねーな？プロレス一本で食ってるか、知らねーけどさ？たいしたもんだよ。名を知らないヤツにもいい選手はいるんだなって。褒めてるわけじゃないけど、ビックリした。……次は、こないだ円華が田口のウェルター級のベルト挑戦したろ？その円華に勝ったんだ、挑戦権あるだろ？ SUPER Jr.の前に、やらせろよ？それが、今日2試合した俺へのごほうびだよ。お願いだよ、菅林社長。そしてベルトを持ってSUPER Jr.出るから。……なんかない？もう帰るよ」
　
円華「本当に悔しいです。こんな悔しいのは久しぶりです。こんな気持ちになったのはもう何年もなかったです。本当に悔しい。『BEST OF THE SUPER Jr.』に出るとか出ないとか、関係なしに、同世代のタイチ選手にこんなシュチエーションで完璧なスリーカウント取られたのが悔しいっす。絶対リベンジしますよ。人ナメた態度取りやがって、あの野郎、絶対リベンジしてやりますよ。クソー！」