NEW DIMENSION〜Pray,Hope,Power〜

日時: 2011年4月3日(日) 17:30開場　18:30開始
会場: 東京・後楽園ホール
観衆: 2,025人（超満員札止め）

第6試合 30分1本勝負
スペシャルタッグマッチ

境界線

レフェリー｜レッドシューズ海野

MATCH REPORT

　この日から正式に新日本プロレスの一員となったKUSHIDAは、赤いライオンマークTシャツを着て入場。そして、リングに向かって深々と頭を下げてからリングイン。
　
　そんな中、試合は真壁対小島でスタート。真壁には大コール、小島には大ブーイングが起きる。
　KUSHIDA対TAKAの場面。KUSHIDAがコーナーを駆け上がってフライングボディアタック。さらにアームドラッグからの腕固め、側転からのドロップキックに繋ぐ。
　だが、TAKAがダーティープレーで反撃し、小島との連携でKUSHIDAに追い討ち。そのまま2人がKUSHIDAを逃さずにラフ殺法で攻め込むと、セコンドのタイチも試合に介入。場内がブーイングに包まれる。さらに小島が「いっちゃうぞバカヤロー！」からダイビングエルボードロップを決めると、もっと大きなブーイングが起きる。
　絶体絶命のKUSHIDAは、延髄斬りで小島に逆襲して脱出に成功。替わった真壁は、パワースラム、串刺しラリアット2連発、頭部へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドで小島に追撃。小島もDDTでやり返すものの、真壁はすぐに左のラリアットで逆襲。だが、小島もパンチからのコジコジカッターで報復した。
　KUSHIDA対TAKAの場面。KUSHIDAがその場飛びムーンサルトプレス、卍固め。そして、真壁もリングに入り、2人でトレイン攻撃を敢行。KUSHIDAの串刺しダブルニー、真壁の串刺しラリアット、KUSHIDAのトラースキック、ランニングエルボーが立て続けに決まる。
　さらにKUSHIDAはムーンサルトプレスからフォールに行くが、タイチがレフェリーの足を引っ張ってカウントを妨害。そして、ついにリング内へ乱入したタイチがKUSHIDAにトラースキックを見舞い、すかさずTAKAがみちのくドライバーII。これで決着がつくと、場内が大ブーイングに包まれた。
　
　試合後、真壁と小島が番外戦を展開。ゴングが激しく乱打される中、若手たちが必死で制止する。
　すると真壁がマイクを掴み「オイ！オレンジ豚野郎！俺様とそんなにやりてぇか？オイ！やってやるよ。覚悟しとけ、この野郎！オイ、豚！テメェに言ってんだ！」と小島を挑発。
　すると小島もマイクを取り、「（真壁コールに対し）うるせぇ。うるせぇな、お前ら！（真壁に）お前が一番うるせぇんだよ！オイ、いいか？やってやってもいいぞ！次の後楽園（4/19）、やっちゃうぞバカヤロー!!」と応戦し、真壁を急襲。これで再び乱闘となるが、辛うじて収束した。

COMMENT

小島「あぁ、クッソ！面白れぇ。あ〜面白くなってきた！想定内だろ？こうなることは想定内だ。こうなることはもう決まってたんだ。俺の中ではとっくに決まってたんだ。次のシングルマッチいつだ？あの野郎、なんだ全然懲りてねぇじゃねぇか。頭悪すぎて、自分がやられたこととか、自分が痛い思いしたこととか、何も全部忘れちゃうのか、たった1日で？残念だな、力強いかもしれないけど、脳ミソはたったのこれしかないんだ」
タイチ「馬鹿野郎、何回やっても同じだよ」
※TAKAはノーコメント
　
真壁「何が聞きてぇんだ？聞いてみろ？怒りだ？オイ、俺は何度も言ってるよな？非日常を見せるのがプロレスだ！オイ、おもしろくなってきたな？なんべんも言うぞ、この俺様の怒りの導火線に火をつけたな？上等だコノヤロー！　負け犬はなんべん吼えても変わらねーんだ！ KUSHIDAも新日本に入ってきたんだろ？おもしろくなってきた！」
KUSHIDA「よろしくお願いします！」
真壁「俺は、KUSHIDAと同盟結ぶつもりはねーんだ。いいか？ 1対1の闘いだ、いいな？それだけは忘れんな？アイツに地獄見せてやる。それだけだ！」
※真壁は控室へ
KUSHIDA「まったくどの団体にも汚い手を使うヤツはいるんだな？ ……4月1日、俺は生まれ変わったよ？新日本プロレスのKUSHIDAに生まれ変わった。今日という日が、俺のNEW BEGINNINGだ。今日から始まり！」
ーーそのライオンマークのコスチュームはどんな思いで？
KUSHIDA「27年間生きてきて……小さい頃からプロレス観てきて、ずーっと愛情がここに詰まってるから。ファンの人やレスラー、ヤングライオン、どう思うが関係ないよ。俺は新日本のKUSHIDAだから。IWGPを目指して、魂の闘いをやっていくから！」
ーータイチ選手の介入は？
KUSHIDA「いままで、あんなヤツいっぱいいたよ！でも、最後には、必ずピンフォール獲ってるから。いいよ、今日が始まりだから」
ーー新日本プロレスファンからの声援は？
KUSHIDA「ありがたいっすね！　今日の大会は、いろんな団体の若い選手がたくさんいる中で……ま、新日本プロレスという看板を背負っている以上、負けられない。身体能力では、勝てないかもしれない。でも、そんなのプロレスには関係ねーよ！一撃一撃、自分の気持ちを入魂して、俺は闘っていく。ありがとうございました！」