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素早いロープワークから、円華がウラカン・ラナで田口を場外へ追いやる。そして、フェイントをかけてエプロンからコーナー2段目に飛び乗り、ムーンサルトアタックを敢行。
リングに戻ると、田口がすぐに巻き返し、膝へのキックからマフラーホールド。さらに、STFに移行してギブアップを迫る。
劣勢となった円華は、串刺し攻撃をかわして田口をコーナーへ激突させ、コーナーを駆け上がってスイングDDT。さらに、飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで追い討ちをかける。
これを田口がロープへ逃れると、円華は腕へのミドルキック連射で追撃。だが、田口は低空ドロップキックからのラ・マヒストラルで反撃に転じ、蹴り脚をキャッチしてドラゴンスクリュー。そして、三角飛びミサイルキック、スリーアミーゴに繋ぐ。
苦しくなった円華は、どどんを回避して飛びつき腕ひしぎ逆十字固めで逆襲。それでも田口がどどんを狙うと、踏ん張って丸め込み技で対抗。すると田口は、スライディングからの延髄斬りで反撃し、前落としで追撃。
さらに田口がコーナー最上段にのぼると、起き上がった円華もコーナーにのぼる。1度は田口が迎撃するが、すぐに起き上がった円華がジャンピングハイキックで反撃。そして、トップロープからの雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
続いて円華はランヒェイ（変型大外刈り）の体勢に入るが、田口が抵抗。すると円華は延髄斬りで田口を黙らせ、改めてランヒェイを繰り出す。
大ピンチに陥った田口は、ミドルキックをかわして顔面への低空ドロップキックで逆襲。そこからのどどんを抵抗されると、タイガースープレックスホールドに切り返す。そして最後は、今度こそどどんを炸裂させて勝利を掴んだ。
見事、初防衛に成功した田口は勝利のタグダンスを踊り、リングサイドを1周してファンの大声援に応えた。
NEW DIMENSION〜Pray,Hope,Power〜
- 日時
- 2011年4月3日(日) 17:30開場 18:30開始
- 会場
- 東京・後楽園ホール
- 観衆
- 2,025人（超満員札止め）
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第4試合 60分1本勝負
CMLL世界ウェルター級選手権試合- （王者）
- （挑戦者）
レフェリー｜マーティー浅見
MATCH REPORT
COMMENT
田口「ヨシ！ ありがとうございます！ 腕攻めはちょっと効いたかな？ 雪崩式のあの技は効きましたね？ このぐらいはいけるだろうと思ったけど、効きましたね。でも、なんとかしのげました。今日は、最初の入場の手拍子と拍手から、今日はファンの声援が力になったし、それを聞いた瞬間に、今日はいけるな、と。ファンのみなさんの声援が力になるし、今度は、その力をリングに反映させてがんばりましたんで。今度は日本のどこか、世界のどこかで、これを見てくれてる方々に、希望や勇気を届ける、がんばる力を届ける。そのために、僕らはリングに上がっているわけですから」
——ご出身地の東北地方にも届いたと思います。
田口「いま、プロレスを観ている場合じゃないとか、観れない環境にいる人がいっぱいいますから。そういう人たちが、観れる環境になったときに、僕らのいまの姿を見てもらえれば。いまも全力で一試合、一試合を闘っていきます。プロレスを信じてやっていきます」
——今後の挑戦者の希望は？
田口「ウン。一番の希望は、メキシコのベルトなんで、メキシコから来てもらえればいいですけど、僕から一つ、やってみたい相手というのはタイチですかね？ アレナメヒコのメインを務めた男なんで、メキシコのベルトを賭けてやってみたい。ま、調子に乗ってますし、伸びた鼻を潰してやりたいな、と。ギャフンと言わせてやりますよ」
ーーかなりチャンピオンを追い詰めたと思いますが？
円華「まだまだでしょう。まだまだですね、あんなもんじゃないですよ。もっと田口選手、まだまだ懐の深い選手ですよ。何回でもやりたいっすね。負けてもいいっす。100回やって100回負けてもいいっす。1回も勝てなくてもいいっす。何回でもやりたいっす」
ーー自ら這い上がって掴んだこのチャンス、いかがでしたか？
円華「這い上がったなんて思ってないっすよ。挑戦者としての資格があるから挑戦出来たんでしょうし。内容はともかくとして、やっぱり田口選手面白いっす。何回でもやりたいっす。いやぁ新鮮ですね、新鮮です。なかなか味わえないっす、この空気は。最高に楽しかったですよ」
出場選手
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田口 隆祐
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円華（フリー）
