オメガ＆オーエンズとファレ＆SOLDIERが、『WORLD TAG』公式戦で同門対決。

　試合開始前、ファレが阿部誠リングアナウンサーを突き飛ばし、選手コールを妨害。そこから尾崎仁彦リングアナウンサーが交代した。
　

　オーエンズ対SOLDIERでゴングが鳴ると、控えのオメガとファレがニュートラルコーナーへ集結して何やら密談を開始。そこにオーエンズも加わるが、SOLDIERだけはその輪に入れてもらえない。その後、3者が離れ、青コーナーでファレがSOLDIERに耳打ち。
　ここでオメガがSOLDIERに対し、リング中央で寝転ぶように指示する。そして、オーエンズがフォールに行くも、SOLDIERはキックアウト。激怒したオメガは、またもやニュートラルコーナーでファレと密談。
　ここでオメガがオーエンズと替わり、SOLDIERに対して大声で寝るように指示。これにSOLDIERが従うと、「サンキュー！ トゥースイーツ！」と口走りながら近づいて行く。ところが、SOLDIERが下から回転エビ固めで丸め込み、慌てて跳ね返したオメガに地獄突きをお見舞い。
　続いてSOLDIERはロープへ走るが、オメガがカウンタージャンピングニーアタックで報復。さらに、両手を広げて親指を下へ向け、首を掻っ切るポーズを見せる。そして、SOLDIERに片翼の天使を仕掛けるも、ファレが背後から妨害。
　思わず呆然となったオメガは、早口でまくし立ててファレに真意を問いただす。ここで5分経過のアナウンスが入り、場内がざわつく。それでもオメガがクレームを続けると、ファレがかまわず突き飛ばす。すると、オーエンズがファレの背中を殴り、顔面をかきむしる。しかし、ファレはショルダータックルで報復。
　その直後、オメガがファレにトラースキックを浴びせてロープへ走るが、ファレが首を掴んでグラネードの体勢に入る。これをオメガが脱出して膝蹴りを見舞うも、背後から接近したSOLDIERがチョークスラムで叩きつける。
　続いてSOLDIERはコーナー最上段からダイビングヘッドバットを放つが、オメガにかわされて自爆。タッチを受けたオーエンズが、SOLDIERにエルボーを浴びせる。
　しかし、SOLDIERがオーエンズにカウンター地獄突きを食らわせ、オメガにも地獄突きを。オメガにも地獄突きを見舞う。ところが、オーエンズ＆オメガがダブルトラースキックで巻き返し、合体コタローフェースクラッシャーで追撃。
　するとSOLDIERは、下からの回転エビ固めでオーエンズを押さえ込む。これをオーエンズが返すと、SOLDIERは素早く背後へ回り込んでフルネルソンを繰り出す。しかし、オーエンズが脱出してローリングソバットを見舞い、最後はパッケージドライバーで勝負を決めた。

　試合後、4人はウルフサインを合わせてチームの結束を確認した。

オメガ「ヘイ、BULLET CLUBはBULLET CLUBだ。せっかくダメージを残さずに終わらせてやろうと思ってたのに……。BULLET CLUB同士の闘いでダメージを残しててもしようがないだろ？　今日のあいつはキャプテン・ニュージャパンだった。そこから変えてやろうとしてやってるのに……。俺たちはキャプテン・ニュージャパンをソルジャーに、そう戦士にかえようとしてやってるんだ。今日のBONE SOLDIERはちょっとだけ。外見は変わったけど、中身はまだキャプテン・ニュージャパンのままだった。キャプテン・ニュージャパンがチェーズ（オーエンズ）相手に勝てるとでも思ってるのか？」
オーエンズ「俺はそう思わないけど」
オメガ「今日はチェーズにとってもチャンスだったんだ。でも、どうしたことだ。みんなも見ただろ？　キャプテン・ニュージャパンに戻りたくないんだったら、俺たちは追い出したりしない。だけど、そうじゃないなら、わかってるよな？　お前の心からキャプテン・ニュージャパンを追い出していやる。小便でもひっかけてな。俺たちは皆、レジェンドになろうとしてるんだ。その足は引っ張らないでくれ。ノー・モア、キャプテン・ニュージャパン。身も心もBONE SOLDIERになってくれ。俺たちはチームなんだ。今日は、BULLET CLUBがBULLET CLUBでなくなっていた。俺たちの考え抜いた作戦に従えないっていうなら、俺たちにも考えがあるぞ。まあ、チェーズ・オーエンズとケニー・オメガのチームは、ここから再スタートだ」
オーエンズ「残り４試合だよな」
オメガ「そうだ、残り４試合。残り４戦全勝だ。そうすれば決勝に進めるだろ？　あとは優勝してからの話だ。ということで、グッバイ&グッナイト」

BONE SOLDIER「（※頭を押さえて、吐き捨てるように）コメントなんてないよ」
※ファレはノーコメント