この日のセミファイナルは、オカダ・カズチカ&YOSHI-HASHIとケニー・オメガ&高橋裕二郎のタッグマッチ。1.4東京ドームでのIWGPヘビー級王座戦を控えるオカダとケニーがシンガポールの地で、どんな試合を見せるのか?
ケニーの入場に大歓声が巻き起こると、ケニーはリング上で満面の笑顔を見せる。一方、オカダもベルトを巻いて堂々の入場。なんとリングサイドをハイタッチで一周する珍しい光景。「オカダ!オカダ!」「オメガ!オメガ!」の大コールが交錯。
先発は、裕二郎とYOSHI-HASHI。と思いきや、ケニーがYOSHI-HASHIと対峙。さらに、裕二郎とケニーがYOSHI-HASHIに襲い掛かるが、YOSHI-HASHIがヘッドシザースホイップ!
さらにYOSHI-HASHIが低空ドロップキック!オカダがセントーンと好連携。オカダはロープ際からセントーン・アトミコでケニーと裕二郎に向かって、飛びこむなど、一気にペースを握る。
YOSHI-HASHIは場外の二人にスライディングキック、これはケニーにかわされ、逆にケニーがエプロンにボディスラムの非道技! ここから、両軍は激しい場外戦に突入していく。
リング上、裕二郎はYOSHI-HASHIがロープを使っていたぶれば、ケニーは腰振りポーズで挑発。裕二郎も腰を振りながら、ネックブリーカードロップ。やりたい放題のケニーに、「オ~メ~、オメ~ガ!」という大歓声が巻き起こる。
ノリノリのケニーはYOSHI-HASHIへの逆水平チョップを打ち込むと場内は大歓声!裕二郎も活き活きとYOSHI-HASHIを蹴りまくれば、ケニーはエプロンからハンマーパンチを落としていく。だが、一瞬のスキからYOSHI-HASHIは回転しながらのバックキックで脱出。
しかし、オカダへのタッチは裕二郎が邪魔をして不成立。ケニーはYOSHI-HASHIを変形バックブリーカーで追い込み、背中に「パチン!」と音を立てるチョップ。しかし、YOSHI-HASHIもヘッドハンターを炸裂させて、ようやくタッチ。
いよいよオカダとケニーが対戦。まずオカダがDDTを一閃。オカダはすくっと立ち上がって、ケニーにフラップジャック! さらにレッドインクに移行。しかし、ケニーも負けじとカミカゼからのムーンサルトプレスを炸裂させる。
ケニーが片翼の天使の態勢に入るが、これを回避したオカダもレインメーカーを空振り! 一進一退の攻防が続く中、ケニーはその場飛びのニーアタックを爆発!
裕二郎もオカダに強烈なフロントハイキック。さらに低空フロントハイキックを連射! 優勢の裕二郎に対して、オカダも逆フロントハイキック! しかしケニーが場外から脚をとって、ペースを握らせない。
オカダ&裕二郎は連続の串刺し攻撃、ケニーがコタロウクラッシャー、裕二郎がフィッシャーマンズバスターと大攻勢。裕二郎は一気にピンプジュースを狙ったが、このピンチをYOSHI-HASHIがヘッドハンターで救出! ケニーにはラリアットを炸裂させた。
ケニーもオカダにトラース・キックを放ったが、オカダは冷静に裕二郎に高角度ドロップキックを爆発! 最後はレインメーカーを完璧に決めて、裕二郎からフォールを奪って堂々の勝ち名乗りを上げてみせた。