NEW JAPAN CUP 2011

日時: 2011年3月20日(日) 15:00開場　16:00開始
会場: 兵庫・ベイコム総合体育館(尼崎市記念公園総合体育館)
観衆: 5,500人（超満員）

第5試合時間無制限1本勝負
「NEW JAPAN CUP 2011」準決勝戦

真壁刀義
中邑真輔

境界線

09分55秒　ボマイェ→片エビ固め

※中邑真輔がNJC決勝戦に進出。

レフェリー｜タイガー服部

MATCH REPORT

　試合開始早々、真壁がショルダータックルを連発して先制。そして、ラリアットで中邑をなぎ倒す。
　さらに真壁は3連続ラリアットに行くが、中邑が3発目のラリアットに合わせてカウンターキチンシンクを発射。そして、ジャンピングフロントハイキックで真壁を場外に落とす。
　場外戦となり、中邑が真壁の首を鉄柵に打ちつけ、ハンマースルーで背中を鉄柵に叩きつける。さらに、真壁の首をエプロンから外に出し、ランニングニーリフトを見舞うと、リング上ではグラウンドでの膝蹴りを連射。
　そこから中邑はキックと膝蹴りを繰り出していくが、真壁は「来てみろ！」「カモーン！」と挑発。そして、エルボーを受け止めると、額へのパンチ連射で中邑をダウンさせる。
　さらに真壁は、ハンマースルーを切り返し、パワースラムで追撃。そこから串刺しラリアット2連発、額へのパンチ連射、ノーザンライトスープレックスホールドに繋ぐ。だが、中邑もゼロ戦キックでやり返し、ダブルダウン状態となる。
　先に復活した中邑は、膝蹴り連射と前蹴りで真壁をコーナーに押しこみ、なおも膝蹴りを連射。そして、ボマイェを放つものの、かわされてコーナーに激突。すかさず真壁が後ろに組み付き、高角度ジャーマンスープレックスホールドで反撃する。
　ここで真壁のラリアットと中邑のフロントハイキックが2発ずつ飛び交い、またもやダブルダウンとなる。そこから中邑がフロントネックロックを極め、リバースパワースラムで真壁を投げ飛ばす。
　続いて中邑はボマイェを発射するが、真壁が袈裟斬りチョップで迎撃。そして、パワーボム、キングコングデスバレーボムに繋ぎ、キングコングニードロップを投下。しかし、かわして自爆させた中邑が、コーナー2段目からボマイェ。そして、ダウンした真壁に正面からのボマイェを炸裂させ、激戦を制した。
　
　これで中邑が決勝戦へ進出となり、初優勝を懸けて永田と対決することとなった。

COMMENT

中邑「あと一つ、前向く、立ち止まらない！」

　　
真壁「（顔を気にしながら）いいの入ったな？ MVPに勝って、いまの中邑を余裕かましてたよ。ま、しょうがねぇ……。クッソ！もう一回、這い上がればいいんだ、そんだけだ。あとよ、いま言えることは、オイ、東北の連中よ、俺はうまい言い回しはできねーけどよ、念じて、信じて、下向かねーで、一緒に這い上がろうぜ。俺様が言ってるのは、それだけだ。ゼロからのスタート？マイナスからのスタート？だから、なんだよ？負けること考えたら、何も始まらねーだろ？そんだけだ。俺もまたマイナスからのスタートだ。一緒に這い上がろう。ただ、それだけだ」
　