NEW JAPAN CUP 2011

日時: 2011年3月19日(土) 17:00開場　18:00開始
会場: 愛知・愛知県体育館
観衆: 6,500人

第2試合 20分1本勝負

金本浩二
邪道

井上亘
飯塚高史

境界線

08分58秒　スピアーオブジャスティス→エビ固め

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　ライガーが外道に掌底を食らわせ、なおもロープへ走る。ところが、リング下の飯塚が脚を引っ張ってロープワークを妨害。これでいきなりライガーが捕まり、マスク剥ぎ、イス攻撃、チョーク攻撃などで散々いたぶられる。
　苦しい時間の続いたライガーだったが、自分を羽交い絞めにする飯塚へ外道のランニングエルボーを誤爆させて脱出。ようやく金本とタッチする。
　金本は飯塚に顔面ウォッシュを敢行し、カウンターローリングソバットで追撃。飯塚もスリーパーホールドで逆襲するものの、ライガーのアシストを受けた金本がアンクルホールドでやり返した。
　井上対邪道の場面。井上が、乱入して来た外道へ邪道を激突させ、ダブルアーム式フェースバスターの体勢に入る。しかし、邪道が切り返してクロスフェースオブJADOで逆襲。
　これをライガーがカットに入ると、井上はカウンターバックエルボーからローリングバックエルボー。そして、金本と飯塚、ライガーと外道が場外で番外戦を繰り広げる中、リング上の井上がスピアー・オブ・ジャスティスで邪道を仕留めた。

COMMENT

ライガー「いま、日本がね、いい意味で一つになっていると思う。震災っていう不幸なことは起こりましたけど、あれを機に日本が一つになっているって思うんで。その中で、俺たちができること。来たお客さんに、あるいは日本に発信できることは、俺たちで考えてやっていきたいんで。俺たちにできることをやらしてもらう。それだけですね」
井上「俺も日本人の一人として、今回のことはホントにつらいです……つらいですけど、俺がプロレスから学んだのは、必ず立ち上がれば、立ち上がっていけば、次の光が見えるってことを俺のレスラー人生で感じています。それと、今回の震災を一緒にしていいかはわからないけど、俺は被害に遭われたみなさんと、一緒に立ち上がっていこうと思います。皆さんに平穏な一日が、一日も早くおとずれることを願っています」
金本「……俺、この前ね。試合やるべきじゃない、とも言ったけど、でも、自分がいまこうなって、何ができるかって言ったら、ホントに何もできなくて歯がゆいんよ。まったく何もできなくて。それで明日、試合がみんな終わってから、俺は義援金を募るから、明日。頼むわ。がんばろうぜ、みんな」
　
※邪道、外道、飯塚はノーコメント